オリコカードはポイント還元率の高さで人気のクレジットカードです。
しかし、人によっては使わなくなって解約したいと考えているかもしれません。
オリコカードの解約手続き自体は簡単です。
サポートに電話連絡をするか、脱会(解約)届けを郵送すれば解約可能です。
しかし、解約の際にはいくつか注意点があります。
本記事ではオリコカードの解約手続きの流れや残ポイント・支払残金がある場合の対処法について解説します。
- 解約手続きは電話連絡か郵送で行う
- 解約後はオリコポイントゲートウェイも退会しておく
- 解約すると残っているポイントはすべて消滅する
- 支払残金は解約後も通常通り請求される
オリコカードを解約予定の人や、これから契約する人で解約方法が気になるという人は、ぜひ参考にしてください。
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---|---|---|---|
還元率 | 1.00%~ | ポイント | オリコポイント |
マイル | ANA/JAL | 付帯保険 | - |
電子マネー | iD/QUICPay | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
オリコカードの解約手続き
オリコカードを解約する手続き方法は2つあります。
- 電話連絡
- 郵送
どちらかお好きな方法で解約手続きをしてください。
手続き方法①:電話連絡
オリコカードは電話連絡で解約できます。
以下のオリコテレホンサービスに電話をしてください。
- 固定電話から:0120-911-004
- 携帯・PHSから:03-5877-5555
電話をかけると自動音声サービスにつながるので「80」を入力してください。
そのあとに16桁のカード番号と4桁の暗証番号を入力します。
あとは自動音声の指示に従うだけで解約手続きが完了です。
オペレーターとのやりとりは発生しないため、手間がかかりません。
手続きが完了したらカードをハサミなどで断裁して処分してください。
手続き方法②:郵送
オリコカードは郵送でも解約できます。
以下のいずれかの方法で脱会(解約)届けを入手して必要事項を記入し、返送してください。
- PDFファイル:オリコ公式サイトからPDFをダウンロードして印刷する
- 資料請求:資料請求ページから脱会(解約)届けを請求
カード名称を記入する
脱会(解約)届けには解約するカードの名称を入力する箇所があります。
カード名称はオリコカード会員向けサービス「eオリコサービス」で確認可能です。
eオリコにログインしたあとに「ご利用照会」→「ご請求照会」の順に進めばカード名称が分かります。
eオリコにログインはこちら。
家族カードやETCカードも忘れずに
「脱会されるカード番号」の項目では本人カードだけでなく家族カードとETCカードを入力する欄があります。
家族カードやETCカードを利用している場合は忘れずに入力してください。
もし家族カードまたはETCカードだけを解約する場合は本人のところは空欄にし、該当するカードの番号だけ入力しましょう。
また、「脱会完了通知書」を送ってほしい場合は脱会(解約)届けの「送付希望」のところに丸をしてください。
送付を希望しない場合は解約されても一切通知が来ません。
オリコポイントゲートウェイも退会する
オリコカードを解約したら「オリコポイントゲートウェイ」も退会しましょう。
オリコポイントゲートウェイはオリコポイントを貯めたり、他のポイントに交換したりする際に利用するサービスです。
オリコカードを解約してもオリコポイントゲートウェイのアカウントはそのまま残ります。
アカウントが残っていると、オリコからお知らせメールなどが届きます。
ただ、オリコカードを解約している状態でお知らせメールが届いても無駄なだけです。
カード解約後はオリコポイントゲートウェイも退会しましょう。退会方法は以下の通りです。
- オリコポイントゲートウェイにログイン
- 「ホーム」→「その他のお手続き」の順に進む
- 「退会」を押す
オリコカードを解約すると残ポイントは消滅
オリコカードを解約すると、残ポイントはすべて消滅します。
ポイントがたくさん貯まっている場合、消滅させてしまうのはもったいないですね。
解約する前にポイントを使い切ってしまいましょう。
オリコカードでは貯まるポイントが2種類あり、カードによって貯まるポイントが決まっています。
対象カード | 貯まるポイント |
---|---|
Orico Card THE POINT | オリコポイント |
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | |
Orico Card THE POINT UPty | |
Orico Card THE WORLD | |
Orico Card THE PLATINUM | |
上記以外 | 暮らスマイル |
どちらのポイントが貯まっているかで、対処方法が異なります。
オリコポイントは他のポイントに交換する
オリコポイントが貯まっている場合は、解約前にポイントを何らかの形で使い切ってしまうのがおすすめです。
オリコポイントには様々な使い道があります。
貯まっているオリコポイントの確認および交換は「オリコポイントゲートウェイ」から可能です。
オリコポイントゲートウェイにログインすると、ホーム画面左上にポイント残高が表示されます。
また、メニューの「オリコポイント交換」から他のポイントとの交換が可能です。
解約前に必ずポイントを確認し、無駄にしないようにしてください。
1,000オリコポイント以上貯まっている場合
オリコポイントから交換できるポイントは以下の通りです。いずれも1,000ポイント以上から交換できます。
- WAONポイント
- 楽天スーパーポイント
- Pontaポイント
- ベルメゾン・ポイント
- ANAマイル
- JALマイル
- dポイント
- WALLETポイント
国内の主要なポイントサービスはいずれも対応しています。
また、オリコポイントを使って各種義援金へ寄付することも可能です。
- 東日本大震災義援金(日本赤十字社)2,000円分(1,000オリコポイント)
- 東日本大震災・津波遺児支援活動への寄付金(あしなが育英会)2,000円分(1,000オリコポイント)
- 熊本地震義援金 1,000円分(1,000オリコポイント)
- 「令和元年台風第19号」災害義援金 1,000円分(1,000オリコポイント)
上記は2020年1月時点での寄付先です。
貯まっているオリコポイントが1,000ポイント未満の場合
500オリコポイント貯まっている場合、以下のような交換先があります。
- Amazonギフト券
- App Store & iTunes ギフトカード
- QUOカードPay
- ファミリーマートお買い物券
もし500オリコポイント貯まっていない場合は交換先がないため、もったいないですが消滅する他ありません。
暮らスマイルはオリコポイントへ交換する
暮らスマイルは250以上の商品と交換できます。
また、さきほど紹介したオリコポイントに交換することも可能です。
欲しい商品がない場合はオリコポイントに交換し、オリコポイントから各ポイントやギフト券と交換しましょう。
暮らスマイルの確認および交換はeオリコから手続き可能です。
eオリコにログインし、メニューの「暮らスマイル」を押すと利用できる暮らスマイルが表示されます。
また、同ページの「交換する商品を選ぶ」を押すと暮らスマイルを商品やオリコポイントに交換可能です。
なお、解約するカード以外に暮らスマイルが貯まるカードを持っている場合はそちらにポイントを合算できます。
eオリコサービスにログインし「暮らスマイルの照会・交換」→「スマイルおまとめ申込へ」の順に手続きしてください。
支払残金はオリコカード解約後に通常通り請求
オリコカード解約時に支払残金がある場合は、解約後も通常通り請求されます。
リボ払いや分割払いの支払い途中で解約した場合は解約後も解約前と同じように支払いを続けます。
分割払いなどの料金を一括で支払いたい場合は、オリコカードセンターに問い合わせれば一括支払いに切り替えることが可能です。
オリコカードセンターの問い合わせ先は住んでいる地域によって異なります。
以下の中から、自分の住んでいる地域の番号へ問い合わせてください。
- 北海道:011-261-6002
- 東北:022-215-2655
- 関東・甲信越:049-271-3330
- 東海・北陸:052-735-3525
- 近畿:06-6821-3860
- 中国・四国:082-225-5360
- 九州・沖縄:092-722-5477
受付時間はいずれの地域も9:30~17:30(年中無休)です。
オリコカードを解約する際の注意点
ポイント消滅や支払残金の請求以外にも、オリコカードを解約する際にはいくつか注意点があります。
- 家族カードやETCカードも解約される
- 携帯や公共料金の支払い方法の変更が必要
- 途中で解約しても年会費は返金されない
- キャンペーンはすべて無効になる
- 家賃を支払っている場合は解約できない
解約手続きをする前に、必ずこれらの注意点についても目を通してください。
家族カードやETCカードも解約される
オリコカードを解約すると、追加カードである家族カードやETCカードもすべて解約されます。
家族カードを利用している家族がいる場合は、事前に解約することを通知してあげてください。
また、解約後は本カードだけでなく家族カードやETCカードも忘れずにハサミ等で裁断して処分しましょう。
携帯や公共料金の支払い方法の変更が必要
オリコカードで携帯電話や公共料金の支払いをしていた場合は支払い方法の変更が必要です。
もし解約後も変更しないでいると引き落としに失敗してしまいます。
滞納状態になり、信用情報に傷がつく恐れもあります。
可能であればオリコカードの解約前に新しいカードを用意し、変更手続きをしておきましょう。
途中で解約しても年会費は返金されない
オリコカードの中には年会費がかかるものもあります。途中で解約しても、年会費は返金されません。
年会費は契約した翌々月の27日に引き落とされます。
引き落とされる前月末までに解約すれば、次の年会費を支払わなくて済むので覚えておきましょう。
例えば12月に契約した場合は、毎年2月27日に引き落とされます。
この場合は1月末までに解約すれば翌年の年会費を支払わなくて済みます。
券面記載の契約月を確認しておき、無駄に年会費を支払わなくていいように備えてください。
キャンペーンはすべて無効になる
オリコは豪華賞品やポイントが当たったり、様々なサービスを優待価格で受けられたりするお得なキャンペーンを多数実施しています。
キャンペーンにエントリーしている状態でオリコカードを解約すると、それらもすべて無効になります。
特に解約を急ぐ理由がないなら、キャンペーンの特典をもらってから解約しましょう。
家賃を支払っている場合は解約できない
オリコは不動産会社と提携し、家賃をオリコカードで支払うサービスを提供しています。
このサービスを利用し、家賃をオリコカードで支払っている場合は解約できません。
オリコが保証人となって賃貸契約する形になっており、オリコカードを解約すると保証人がいなくなってしまうためです。
どうしてもカードだけを解約したい場合は、管理会社や不動産会社に相談してください。
オリコカード解約時はまず注意点をチェック
本記事ではオリコカードの解約手続きや、解約に伴う注意点について解説しました。
- 解約手続きは電話連絡か郵送で行う
- 解約後はオリコポイントゲートウェイも退会しておく
- 解約すると残っているポイントはすべて消滅する
- 支払残金は解約後も通常通り請求される
オリコカードは電話連絡か郵送で簡単に解約可能です。
しかし、解約するとポイントが消滅します。
事前にポイントを確認し、もし残っている場合は使い切るようにしましょう。
また、支払残金が残っている場合は解約後も通常通り請求されます。
この他にも追加カードがすべて解約される、公共料金等の支払い方法の変更が必要などいくつか注意点があります。
オリコカードを解約する際は、事前に注意点をチェックしましょう。