アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード(以下:スカイトラベラープレミア)は、アメリカン・エキスプレスが発行しているプロパーカードです。
入会・継続のたびにボーナスポイントがもらえたり航空券の購入でポイントが5倍になるなど、飛行機をよく利用する方ならどんどんポイントが貯まります。
本記事では、スカイトラベラープレミアについて徹底解説します。ぜひ参考にしてください。
※2021年9月30日までで新規受付が終了となります。
なお、既にスカイ・トラベラー・カード/スカイ・トラベラー・プレミア・カードをお持ちの方は引き続き利用できます。
※本記事の価格は全て税込みです。
【2024年】クレジットカードおすすめ人気ランキング16枚|最強はコレ!カード名 | アメックスグリーン | ゴールド・プリファード・カード | ANAアメリカン エキスプレス・カード | ANAアメリカン・エキスプレス ゴールド・カード |
年会費 | 月会費制1,100円/月 (年合計13,200円) | 39,600円 | 7,700円 | 34,100円 |
還元率 | 0.3%~1.0% | 1.0%~3.0% | マイル還元率 0.5%~1.5% | マイル還元率 0.5%~3.0% |
国際ブランド | American Express | American Express | American Express | American Express |
キャンペーン | 合計35,000ポイント プレゼント | 新規入会&条件達成で 合計100,000ポイント 獲得可能 | 合計18,000マイル 相当獲得可能※1 | 合計68,000マイル 相当獲得可能※1 |
申込対象 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 |
発行スピード | 最短3営業日 | 通常1~3週間 | 1週間〜3週間 | 1週間〜3週間 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※1 ANA アメリカン・エキスプレス提携カード メンバーシップ・リワード®のポイントをマイルに移行した場合。
スカイトラベラープレミアの特徴・基礎知識
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0〜5.0% |
マイル | 1.0〜5.0% | |
年会費 | 初年度 | 38,500円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 19,250円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高5,000万円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 935円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay+ | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | |
発行期間 | 1〜3週間 |
スカイトラベラープレミアは、アメリカン・エキスプレスが発行するマイラー向けのプロパーカードです。
各種ボーナスポイントが充実しており、航空券の購入なら5%の還元率でポイントが貯められます。
複数の航空会社のマイルにも移行でき、出張や旅行などで飛行機をよく利用する方にとってメリットの大きいカードです。
一般カードであるアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(以下:アメックススカイトラベラー)の上位カードであり、ゴールドカードに位置付けられます。
年会費は本会員が38,500円、家族会員が19,250円となっており、ETCカードも追加可能です。
スカイトラベラープレミアの優待特典・メリット
スカイトラベラープレミアには、以下の特典・メリットがあります。
- ポイント特典が充実
- 航空会社15社のマイルに交換できる
- 海外・国内旅行傷害保険が付帯
- 空港ラウンジサービスが無料
- 手荷物無料宅配サービスが利用できる
- 航空便遅延費用補償が付帯
- プロテクションが充実
- Apple Payに対応
ポイント特典が充実
スカイトラベラープレミアには「メンバーシップ・リワード」というポイントプログラムが導入されています。
カードの利用100円につき1ポイントが付与されます。ショッピングはもちろん、電気やガスといった公共料金など毎月の支払いでもポイントを貯めることができます。
貯まったポイントには有効期限がないため、失効を気にせず貯められるのも魅力の1つ。
なお、アメリカン・エキスプレスのカードでポイントを無期限にするためには「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録する必要があります。
通常3,300円の年間参加費を支払って登録するのですが、スカイトラベラープレミアはメンバーシップ・リワード・プラスに自動加入となり、年間参加費を支払う必要がありません。この点も大きなメリットです。
なお、ポイントは1ヶ月の利用合計金額に対してではなく、カード利用1件ごとの金額に対して加算されます。
カード利用後、アメリカン・エキスプレスがデータを受け付けた時点でポイントが付与されるため、ポイントを使えるようになるまでが早いのもメリットです。
通常のポイント還元率は1.0%ですが、その他のポイント特典が充実しておりポイントを貯めやすいのが特長です。以下のポイント特典があります。
- ご入会ボーナスポイント
- ご継続ボーナスポイント
- スカイ・トラベラー5倍ボーナス
- ファーストトラベル・ボーナスポイント
- ボーナスポイント・パートナーズ
それぞれについて詳しくみていきましょう。
ご入会ボーナスポイント
入会キャンペーンについては後述しますが、スカイトラベラープレミアに入会すると「ご入会ボーナスポイント」として5,000ボーナスポイントがもらえます。
期日までに年会費を支払うだけで付与されます。カード利用条件などがないのはうれしいですね。
ご継続ボーナスポイント
入会時だけでなく、毎年カードを継続するたびに「ご継続ボーナスポイント」がもらえます。
年会費を期日までに支払えば、支払い後に5,000ボーナスポイントが加算されます。
スカイ・トラベラー5倍ボーナス
スカイトラベラープレミアの大きなメリットが「スカイ・トラベラー5倍ボーナス」です。
対象航空会社の航空券あるいは対象旅行代理店の指定旅行商品をカードで購入した場合、ポイントが通常の5倍となります。
100円の利用につき5ポイント、つまり還元率5%という高さです。例えば5万円の航空券を購入したとすると、それだけで2,500ポイントも貯めることができるのです。
2020年4月時点で、対象航空会社は27社、対象旅行代理店は2社あります。
- アシアナ航空
- アリタリア-イタリア航空
- エア タヒチ ヌイ
- ANA
- エールフランス航空
- エティハド航空
- エバー航空
- エミレーツ航空
- オーストリア航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- カンタス航空
- キャセイパシフィック航空
- KLM オランダ航空
- シンガポール航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- スカンジナビア航空
- スターフライヤー
- タイ国際航空
- 大韓航空
- チャイナエアライン
- デルタ航空
- 日本航空
- Peach
- フィリピン航空
- フィンランド航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- ルフトハンザドイツ航空
- 日本旅行(航空券・パッケージツアー・ホテルなどの宿泊代金・JRやバスのチケット)
- アップルワールド(ホテルなどの宿泊代金)
日本旅行では、JRやバスのチケットの購入でも通常の5倍ポイントが貯まります。
飛行機だけでなく、新幹線やバスでの移動でも驚異の還元率でポイントを貯められるのはかなりお得ですよね。
なお、スカイ・トラベラー5倍ボーナスの上限は、通常のポイントと合わせて1年間で100,000ポイントです。また、円建てでの購入が対象となっています。
航空会社におけるパッケージツアーや機内販売、宿泊料金の現地決済などは5倍の対象とならないため注意してくださいね。
とはいえ、旅行・出張などで飛行機や宿泊施設を利用する機会が多い方にとって、大きなメリットだと言えるでしょう。
ファーストトラベル・ボーナスポイント
カード入会後初めての旅行で、「ファーストトラベル・ボーナスポイント」がもらえます。
入会後1年以内に、対象航空会社の航空券あるいは対象旅行代理店の指定旅行商品をカードで購入すると10,000ボーナスポイントが付与される、というものです。
対象航空会社や条件については、スカイ・トラベラー5倍ボーナスと同様です。
ボーナスポイント・パートナーズ
ボーナスポイント・パートナーズの対象提携店でスカイトラベラープレミアを利用すると、通常よりも多くポイントがもらえます。
通常100円の利用につき1ポイントのところ最大10ポイントが付与され、効率よくポイントを貯められるでしょう。
このプログラムを利用するのに登録など別途手続きは必要ありません。
対象店舗はレストラン・百貨店・レジャー施設など多岐にわたります。
- 高島屋オンラインストア :100円につき3ポイント
- じゃらん:100円につき2ポイント
- ヒトサラ:100円につき2ポイント
- イモトのWiFi:100円につき5ポイント
- ふるさと本舗:200円につき3ポイント 他
他にもさまざまなお店が提携店となっているので、ぜひ「ボーナスポイント・パートナーズ」をチェックしてみてください。
航空会社15社のマイルに交換できる
カードの利用で貯まったポイントは、提携航空会社15社のマイルに1,000ポイント=1,000マイルで移行できます。
特定の航空会社ではなくさまざまな航空会社のマイルをお得に貯められるのです。
- アリタリア-イタリア航空
- ヴァージン アトランティック航空
- ANA
- エティハド航空
- エミレーツ航空
- エールフランス/KLM航空
- カタール航空
- キャセイパシフィック航空
- シンガポール航空
- スカンジナビア航空
- タイ国際航空
- チャイナエアライン
- デルタ航空
- フィンランド航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
移行先が特定される場合、希望に沿う特典航空券と交換できないケースがありますが、15もの選択肢があれば旅行プランに合わせて柔軟に利用できます。
ポイントをマイルに移行する際には、あらかじめ提携航空会社パートナーの会員登録をしておいてくださいね。
なお、ANAマイルへの移行のみ、別途有料の「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録が必要です。2年更新で、年間参加費として5,500円がかかります。
ANA以外は、マイル移行の際の手数料などもかかりません。
対象航空会社27社の航空券の購入などはポイントが通常の5倍になるため、マイルに移行すれば還元率5%でマイルを貯められます。海外旅行の際に大いに役立つことでしょう。
ポイントの使い道は他にも
カードの利用で貯まったポイントは、マイルへの移行以外にも利用できます。
- 旅行代金の支払いに使う
- カードの支払いに充てる
- アイテムなどに交換する
「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」で、宿泊施設・レンタカー・航空券などの支払いに1ポイント=1円としてポイントを利用できます。
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインとは、カード会員専用の旅行予約サイトです。最小1,000ポイントから、5ポイント単位で使えます。
スカイトラベラープレミアの支払いにポイントを充てることも可能です。ポイント交換レートは、カードの利用内容によって異なります。
- 航空会社:1ポイント=1円
- ホテル・旅行代理店など:1ポイント=0.8円
- 旅行関連以外:1ポイント=0.5円
利用したいポイントを設定すると、カードの請求金額から減額される仕組みです。
また、アイテム・商品券・Eクーポンなどへ交換することもできます。家電・調理器具・体験など500以上のアイテムや、百貨店共通商品券、百貨店ギフトカード、Amazonギフト券などが対象に含まれます。
海外・国内旅行傷害保険が付帯
スカイトラベラープレミアには、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯しています。
利用付帯となっており、保障を受けるためには旅行の際の航空券やツアー代金をカードで支払う必要があるため注意してくださいね。
旅行保険種類 | 補償項目 | 補償金額(本会員) | 補償金額(家族会員) |
---|---|---|---|
海外 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 最高100万円 | - | |
疾病治療費用 | 最高100万円 | - | |
賠償責任 | 最高3,000万円 | - | |
携行品損害 | 最高30万円/1旅行 | - | |
救援者費用 | 最高200万円 | - | |
国内 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
なお、スカイトラベラープレミアの旅行保険には家族特約が付いています。傷害死亡・後遺障害については、カード会員本人だけでなく家族も補償が受けられます。
家族とは、「カード会員の配偶者、カード会員と生計を共にする子供・6親等以内の血族・3親等以内の親族」を指します。
利用付帯ではあるものの、家族特約が付いているのは安心ですよね。
空港ラウンジサービスが無料
スカイトラベラープレミア会員は、空港ラウンジサービスを無料で利用できます。カード会員本人はもちろん、同伴者1名も無料です。
対象となる空港ラウンジは、国内28ヶ所・海外1ヶ所です。
地域 | 空港名 |
---|---|
北海道・東北 | 新千歳空港 |
函館空港 | |
青森空港 | |
秋田空港 | |
仙台国際空港 | |
関東 | 羽田空港 |
成田国際空港 | |
中部・北陸 | 新潟空港 |
富山空港 | |
中部国際空港 | |
小松空港 | |
近畿 | 伊丹空港 |
関西国際空港 | |
神戸空港 | |
中国・四国 | 岡山空港 |
広島空港 | |
米子鬼太郎空港 | |
山口宇部空港 | |
高松空港 | |
松山空港 | |
徳島阿波おどり空港 | |
九州・沖縄 | 北九州空港 |
福岡空港 | |
長崎空港 | |
大分空港 | |
熊本空港 | |
鹿児島空港 | |
那覇空港 | |
海外 | ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
空港ラウンジでは、フリードリンク・新聞や雑誌の閲覧・インターネット接続・充電・フライトインフォメーションなどさまざまなサービスが利用可能です。
フライトまでの時間をゆっくり過ごすことができるでしょう。利用の際には、スカイトラベラープレミアと当日の搭乗券を提示してくださいね。
手荷物無料宅配サービスが利用できる
手荷物無料宅配サービスも利用できます。手荷物無料宅配サービスとは、海外旅行から帰宅した際に、空港から自宅まで荷物を無料で届けてくれるサービスです。
1回の搭乗に対して、カード会員1名につきスーツケース1個が無料の対象となっています。対象の空港は以下のとおりです。
- 成田国際空港
- 羽田空港(第3ターミナル)
- 中部国際空港
- 関西国際空港
利用方法ですが、それぞれの空港の申し込みカウンターに直接持荷物を持ち込み、カードと搭乗券を提示すれば利用できます。
営業時間は空港により異なるためよく確認してください。
航空便遅延費用補償が付帯
海外旅行の際の航空便遅延費用補償も付帯しています。
海外旅行の際に航空券やツアー代金などをスカイトラベラープレミアで支払うと、航空便が遅延したことにより発生した出費が補償されるものです。
補償項目 | 1回あたりの補償金額 |
---|---|
乗継遅延費用 | 最高20,000円 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 最高20,000円 |
受託手荷物遅延 | 最高20,000円 |
受託手荷物紛失 | 最高40,000円 |
航空便の遅延により乗り継ぎが間に合わなかった場合の宿泊料金・食事代や、航空便の4時間以上の遅延・欠航などで代替便にも登場できなかった場合の食事代などが補償されます。
また、受託した手荷物が運搬されず遅延・紛失した場合に、目的地で負担した衣類や生活必需品の購入代も補償してくれます。
なお、本カード会員だけでなく家族カード会員も対象です。
プロテクションが充実
スカイトラベラープレミアにはさまざまなプロテクションが付帯しており、セキュリティ面で充実しているのも特長の1つです。
- オンライン・プロテクション
- ショッピング・プロテクション
- リターン・プロテクション
- キャンセル・プロテクション
- 不正プロテクション
オンライン・プロテクション
インターネットでの不正使用を補償してくれるのがオンライン・プロテクションです。
不正使用と認められた取引について、全額補償が受けられます。インターネットでのショッピングが不安な方でも、安心して利用できますね。
インターネットでのショッピングの際に本人認証を行う「本人認証サービス」も導入されています。認証コードを入力する必要があるため、不正使用を未然に防ぐことができるでしょう。
ショッピング・プロテクション
商品の破損・盗難などによる損害を補償してくれるのがショッピング・プロテクションです。国内・海外を問わず、スカイトラベラープレミアで購入した商品が対象となります。
補償期間は購入日から90日間、補償額は年間最高500万円まで(免責金額:1万円/1事故)です。
なお、現金・乗車券・旅券・原動機付自転車など、一部の商品については補償の対象外です。
リターン・プロテクション
リターン・プロテクションは、商品の返品を購入店が受け付けない場合に受けられる補償です。
スカイトラベラープレミアで購入した商品を返品できない場合に、アメリカン・エキスプレスに返却すれば購入金額の払い戻しが受けられます。
補償期間は購入日から90日以内、補償金額は最高3万円相当額/1商品です。なお、未使用で損傷のない商品に限られます。
また、貴金属・携帯電話・自動車・有価証券・現金・ヘルスケア商品などの一部商品は対象外です。
キャンセル・プロテクション
病気・ケガなどで旅行やコンサートのチケットなどをキャンセルしなければならない場合に、その費用を補償してくれるのがキャンセル・プロテクションです。
本人だけでなく、同行する予定だった配偶者の分についても補償が受けられます。
補償の対象となるのは以下のようなサービスです。
- 海外・国内旅行契約
- 旅館やホテルなどの宿泊施設およびそれに付帯するサービス
- 航空機・船舶・鉄道・自動車など
- 宴会・パーティーなどを供する施設の提供および付帯サービス
- 運動・教養などの趣味の指導や施設の提供
- 演劇・音楽・美術・映画の公演など
補償金額は年間最高10万円で、親族の死亡・傷害または疾病による入院・子供の傷害による通院・社命出張などが原因のキャンセルが対象です。
自己負担額は、1,000円またはキャンセル費用の10%相当額のいずれか高い額となります。
不正プロテクション
不正使用と判断された取引について、全額補償が受けられます。
アメリカン・エキスプレスでは不正使用探知システムが導入されており、不正使用が判明すればすぐに連絡してくれます。安心して利用できますね。
Apple Payに対応
アメリカン・エキスプレスはApple Payに対応しており、QUICPay加盟店で利用できます。
Apple Payに登録しておけばカードを持ち歩く必要がなく、スマホをかざすだけでスムーズに決済が完了します。
コンビニなどの少額決済でも気軽にスカイトラベラープレミアを使ってポイントを貯められるのはうれしいですよね。カードをレジの人に渡す必要がないためセキュリティ面でも安心です。
また、アメリカン・エキスプレスはタッチ(コンタクトレス)決済にも対応しています。
専用の読み取り機にカードをタッチするだけで支払えるというものです。サインや暗証番号を入力する必要がなく、スムーズに決済できます。
タッチ決済のマークが付いているお店なら使うことができ、国内はもちろん海外でも利用可能です。
スカイトラベラープレミアのデメリット
スカイトラベラープレミアには、以下のようなデメリットもあります。
- 年会費が高い
- ANAマイルへの移行は手数料がかかる
- JALマイルへは直接移行できない
年会費が高い
1つ目のデメリットとして、年会費が38,500円と高いことがあげられます。経済状況によっては負担に感じられるかもしれません。
しかし、飛行機をよく利用するなら年会費分をペイすることは十分可能でしょう。
入会ボーナスポイントやご継続ボーナスポイント、ファーストトラベル・ボーナスポイントなど、各種ボーナスポイントが充実しているためです。
初年度については、入会と入会後1年以内のフライトで合計15,000ポイントを受け取ることが可能です。また、対象航空会社の航空券などは5%でポイントを貯めることができ、1ポイント=1マイルのレートでマイルに移行できます。
一方で、飛行機をあまり利用しない方やマイルを貯めない方にはあまりおすすめできません。
ANAマイルへの移行は手数料がかかる
貯まったポイントは提携航空会社15社のマイルに移行できますが、ANAマイルへの移行のみ、別途年間参加費5,500円が発生します。
また、ANAマイルへの移行は年間40,000ポイントが上限です。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードなど、ANAマイルへの移行手数料が無料で上限も定められていないカードもあるため、「飛行機はANA便しか乗らない」「ANAマイルに特化して貯めたい」という方にとってはデメリットとなるでしょう。
JALマイルへは直接移行できない
スカイ・トラベラー5倍ボーナスの対象航空会社にJALは含まれていますが、貯まったポイントをJALマイルに移行することはできません。
そのため、JALマイルを貯めたい方にはおすすめできません。
ただし、ブリティッシュ・エアウェイズのマイルに移行すれば、JALの特典航空券に交換することができます。
ブリティッシュ・エアウェイズはJALと同じ「ワンワールド」に加盟しているイギリスの航空会社です。
アメックススカイトラベラーとの違い
スカイトラベラープレミアは、下位カードであるアメックススカイトラベラーとどう違うのでしょうか。
以下が2つのカードの違いを比較した表です。
項目 | アメックス・スカイトラベラー | アメックス・スカイトラベラープレミア |
---|---|---|
年会費(本会員) | 11,000円 | 38,500円 |
年会費(家族) | 5,500円 | 19,250円 |
ポイント還元率 | 1~3% | 1~5% |
マイル還元率 | 1~3% | 1~5% |
ポイント期限 | 無期限 | 無期限 |
入会ボーナス | 3,000ポイント | 5,000ポイント |
ファーストトラベル・ボーナス | 5,000ポイント | 10,000ポイント |
継続ボーナス | 1,000ポイント | 5,000ポイント |
旅行保険 | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 |
空港ラウンジサービス | 〇 | 〇 |
手荷物宅配無料サービス | 〇 | 〇 |
キャンセル・プロテクション | × | 〇 |
オンライン・プロテクション | 〇 | 〇 |
ショッピング・プロテクション | 最高200万円 | 最高500万円 |
基本のポイント還元率は1%、ポイントには有効期限がなく、基本的な特典に大きな違いはありません。アメックススカイトラベラーも、貯まったポイントは15社のマイルに移行可能です。
また、一般カードでありながら空港ラウンジサービスや手荷物宅配無料サービスなども同様に利用できます。
2つのカードが違うのは、主に年会費・ボーナスポイント・付帯保険の内容などです。違いについて理解したうえで、自分に合ったカードを選んでくださいね。
年会費の違い
2つのカードの年会費は以下のとおりです。
会員区分 | アメックス・スカイトラベラー | アメックス・スカイトラベラープレミア |
---|---|---|
本会員 | 11,000円 | 38,500円 |
家族会員 | 5,500円 | 19,250円 |
2つのカードの年会費は、27,500円の差があります。家族カードを1枚発行した場合、41,250円もの差が生じます。
ボーナスポイントやスカイ・トラベラー5倍ボーナスによるポイントの貯まりやすさ、旅行傷害保険やショッピングプロテクションなど、各種保険の手厚さに価値を感じるかどうかが、スカイトラベラープレミアを選ぶ基準になりそうです。
ボーナスポイントの違い
2つのカードで大きく異なるのは、入会・継続などの各種ボーナスポイントと、スカイトラベラー・ボーナスの倍率です。
項目 | アメックス・スカイトラベラー | アメックス・スカイトラベラープレミア |
---|---|---|
入会ボーナス | 3,000ポイント | 5,000ポイント |
継続ボーナス | 1,000ポイント | 5,000ポイント |
ファーストトラベル・ボーナス | 5,000ポイント | 10,000ポイント |
スカイトラベラー・ボーナス | 3倍 | 5倍 |
初年度はアメックススカイトラベラーでは入会ボーナスとファーストトラベル・ボーナスで合計8,000ポイントもらえます。
一方、スカイトラベラープレミアなら合計15,000ポイント獲得できるため、7,000ポイントの差があります。
仮に1マイル=2円と考えると、7,000マイル=14,000円の差ということになります。
年会費の差額27,500円から初年度のボーナスポイントの差を引くと、27,500円-14,000円=13,500円です。
13,500円=6,750マイルを貯めるには135,000円分の航空券の購入が必要となります(スカイトラベラープレミアのスカイトラベラー・ボーナスは5倍のため)。
つまり、初年度は1年間で135,000円以上航空券などを購入するのであれば、アメックススカイトラベラーとの年会費の差分をペイできると考えられそうです。
なお、2年目以降は4,000ポイントの差が生じるため、同様に計算すれば195,000円分航空券・旅行代金に費やすならスカイトラベラープレミアの方がお得です。
付帯保険などの違い
2つのカードの旅行保険、プロテクションの違いについてみていきましょう。
スカイトラベラープレミアには最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯されています。
一方、アメックススカイトラベラーは、最高2,000万円の国内旅行傷害保険、最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています。
家族特約の補償内容、航空便遅延費用補償に違いはありません。
プロテクションの違いですが、キャンセルを補償してくれるキャンセル・プロテクションはアメックススカイトラベラーにはありません。
ショッピング・プロテクションについては補償金額に違いがあり、スカイトラベラープレミアの方が手厚い内容となっています。
スカイトラベラープレミアがおすすめなのはこんな方
スカイトラベラープレミアは、以下のような方におすすめのカードです。
- 出張・旅行などで飛行機をよく利用する方
- 不特定の航空会社のマイルを貯めたい方
- 初年度に年間135,000円以上航空券などを購入する人
- 2年目以降に195,000円分以上航空券などを購入する人
スカイトラベラープレミアはとにかくマイルを貯めやすいのがメリットです。
通常の還元率は1%ですが、対象航空会社の航空券や対象旅行代理店の旅行商品の購入は、還元率が5%に跳ね上がります。
出張や旅行などで飛行機を頻繁に利用する方は、どんどんポイントを貯めることができるでしょう。
また、貯まったポイントは対象航空会社15社のマイルへの移行が可能です。そのため、利用する航空会社を決めたくない人にもぴったりです。
「初年度に年間135,000円以上」「2年目以降に195,000円分以上」航空券などを購入する人は、下位カードのアメックススカイトラベラーよりもスカイトラベラープレミアの方が効率よくマイルが貯まるでしょう。
スカイトラベラープレミアはマイラーにぴったり
スカイトラベラープレミアについて改めて確認しましょう。
- 入会・継続・初回フライトでボーナスポイントがもらえる
- 提携航空会社の航空券の購入はポイントが5倍
- 15社のマイルに移行できる
- 空港ラウンジや手荷物無料宅配サービスなどが利用可能
- プロテクションが充実
入会するだけで5,000ポイント、毎年継続するたびにも5,000ポイント、初めてのフライトで10,000ポイントと、各種ボーナスポイントが充実しています。
提携航空会社の航空券の購入なら通常の5倍でポイントが貯まるので、飛行機をよく利用するなら38,500円の年会費もペイできるでしょう。
貯まったポイントは15社のマイルに移行でき、特典航空券の選択肢が豊富なのも大きなメリットです。
そのほか、旅行傷害保険・空港ラウンジサービス・手荷物宅配サービスといった旅行に関する特典や、プロテクションも充実しています。
出張や旅行などで飛行機によく乗る方、マイルをお得に貯めたい方はぜひ入会を検討してみてくださいね。