年会費無料でポイント還元率も高いクレジットカードとして人気のdカード。
この記事では、そんなdカードの解約方法や手続きの流れについて詳しく解説していきます。
解約時の注意点や解約のタイミング、解約後に残ポイントや支払い残金はどうなるのかなど、気になるポイントを把握していきましょう。
- 解約手続きは「電話」窓口でのみ受け付けている
- 解約してもdポイントはそのまま残る
- 支払い残高は解約しても請求される
- 年会費無料なので解約のタイミングは自由
年会費 | 11,000円 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~ | ポイント | dポイント |
マイル | JAL | 付帯保険 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング |
電子マネー | iD | スマホ決済 | Apple Pay |
dカードの解約手続きは「電話」で行う
dカードの解約手続きは電話でのみ受け付けています。
WEBサイトからの解約はできないので注意してください。
解約するには、指定の問い合わせ窓口に電話をかけ、オペレーターの案内に従って解約手続きを進めてください。
また、解約手続き内で本人確認が行われるので、手元にクレジットカードを用意しておきましょう。
電話が混み合っていなければ、手続き自体は5〜10分程度で終了します。
問い合わせ先はdカード・dカード GOLDで異なる
解約手続きの電話窓口はdカードとdカード GOLDで異なります。
ドコモの携帯電話から:(局番なし)*8010
一般電話などから:0120−300−360
午前10:00~午後8:00(年中無休)
ドコモの携帯電話から:(局番なし)*9010
一般電話などから:0120−700−360
午前10:00~午後8:00(年中無休)
上記の問い合わせ先を確認して、掛け間違いのないようにしましょう。
dカード解約後のdポイントはどうなる
dカードを解約しても、dポイントはそのまま残ります。
多くのクレジットカードでは、解約によって貯めていたポイントが失効することがありますが、dカードならその心配も不要です。
そもそも、dポイント自体「dポイントプログラム」が運営しているポイントサービスでもあり、dカードはdポイントと紐つけられたサービスの1つに過ぎません。
そのため、dポイントの有効期限が切れたり、dアカウントを消したりしない限りは、dポイントが消滅することはありません。
クレジットカード解約時に余ったポイントの使い道に悩むことは多いですが、dカードの場合、解約に関してポイントのことを気にする必要はないでしょう。
dカード解約後の支払い残金の注意点
dカードを解約しても利用した支払い残高に関しては請求されます。
解約したからといって、支払いの必要がなくなるわけではないので注意しましょう。
よくクレジットカードの解約後に請求が届いて混乱してしまうことがありますが、これのほとんどは未払いの利用残高なので忘れずに支払ってください。
リボ払いの残高がある場合は解約後も「リボ払いとして」支払いが続く
dカードでリボ払いを利用しており、返済中に解約をした場合、残高がなくなるまでリボ払いによる支払いが続きます。
解約したからといって、リボ払いの残高が一括請求されるわけではないので安心してください。
リボ払いの残高の一括返済も可能
dカード解約後にリボ払い残高を一括で返済することも可能です。
リボ払いを継続していると手数料もかかってしまうので、余裕がある場合には一括返済がおすすめです。
リボ払い残高の一括返済はdカードセンターへの電話にて受け付けています。
ドコモの携帯電話から:(局番なし)*8010
一般電話などから:0120−300−360
午前10:00~午後8:00(年中無休)
ただし、リボ払いに関するオペレーターの受付は午後6時までとなっているので注意してください。
光熱費や通信費をdカードで支払っていた場合は解除しておく
光熱費や通信費などの固定費をdカードで支払っていた場合には、解約前に解除しておきましょう。
そのままにしていると解約したにもかかわらず請求が続いてしまいます。
固定費の支払いをdカードに設定したままで忘れていると、支払い遅延や滞納の可能性も生じます。最悪の場合、クレヒスにも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
光熱費や通信費、各種サービスの月額料金など、dカードで支払いをしている固定費は解約前に支払い方法を変更してください。
dカードの締め日と支払い日|引き落とし時に残高不足だとどうなる?dカードを解約するときの注意点と確認事項
- おサイフケータイに登録したiDは削除しておく
- dポイントはそのままでOK
- 家族カード・ETCカード・電子マネーiDは使えなくなる
- 解約後カードは細かく切って処分する
- 再発行する場合には審査に通過する必要がある
dカードを解約する際の注意点や確認事項を紹介していきます。
以下で紹介する項目を必ず確認した上で、解約手続きを行うようにしてください。
おサイフケータイに登録したiDは削除しておく
dカード解約時には、おサイフケータイに登録した電子マネーiDの情報を削除してください。
削除せずカード情報が残ったままになっていると、iDが利用できてしまうケースがあります。
カード情報の削除は「iDアプリ」と「dカードアプリ」の2つの方法から行えるので、それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
iDアプリから削除する方法
iDアプリから削除する方法は下記のとおりです。
- 「iDアプリ」を起動し、「dカード」をタップ
- メニュー画面から「各種お問い合わせ/お手続き」をタップ
- 「dカードを削除」をタップ
- 確認画面を見て「削除する」をタップ
- 「OK」をタップすれば削除完了
そのままにしておくと不正利用のリスクも生じるので必ず削除しておきましょう。
もし上記の操作で削除ができなかった場合には、スマホをドコモショップに持参して、削除手続きを行ってください。
dカードアプリから削除する方法
dカードアプリから削除する場合には、トップ画面からおサイフケータイ「設定」をタップし、上記の操作を同じ手順で行います。
機種によっては「設定」ボタンが表示されないこともあるため、その場合には「おサイフケータイ設定」ボタンをタップすることで先に進むことができます。
dポイントはそのままでOK
dカードを解約してもdポイントは残るので、無理に使ったり、ポイントを移行したりする必要はありません。
「解約するとポイントが無くなる」と勘違いして、無駄にポイントを消費してしまうともったいないので、この点についても確認は必要です。
ただし、dポイントの使い道の1つでもある「iDキャッシュバック」については、dカードに加入していることが利用条件となっています。
dカードを解約すると電子マネーiDも使えなくなり、dポイントをiDキャッシュバックに交換できなくなるので注意してください。
家族カード・ETCカード・電子マネーiDは使えなくなる
dカードを解約すると、カードの付帯サービスでもある「家族カード」「ETCカード」「電子マネーiD」などのサービスも解約となり使えなくなってしまいます。
もし、家族カードを利用している場合には、解約前にカードを使っている家族に確認をしておく必要があるでしょう。
また、ETCカードも使えなくなるため、車に入れたままにして忘れていると料金所で手間取ってしまいます。
解約前にどの付帯サービスを利用しているか予め把握して、解約手続きを終えた後にトラブルが起きないようしてください。
解約後はカードを細かく切って処分する
解約後、カードはハサミなどで細かく切断してから処分してください。
そのままの状態で捨ててしまうと、不正利用されて身に覚えのない請求が届くといったリスクも考えられます。
そのため、クレジットカードを捨てる際は、ICチップの部分や氏名やカード番号、セキュリティコードといった個人情報が特定できないぐらいに切る必要があります。
また、切断したカードは一度にまとめて捨てるのではなく、何回かに分けて捨てれば復元されて不正利用されるリスクもかなり抑えられます。
クレジットカードの明細書も個人情報に該当するので、シュレッダーなどで細かく切ってから数回に分けて捨てるのがおすすめです。
再発行する場合には審査に通過する必要がある
一度解約したdカードを再発行するには「再入会」という形になるため、入会時には審査に通過する必要も生じます。
過去に利用していたからといって、審査が不要になるわけではないので注意してください。
入会時には個人情報の入力など面倒な作業も再度行う必要があります。
そのため、「また使うかもしれない」ぐらいに思っている場合は、解約を思いとどまったほうがいいでしょう。
再入会だと入会特典はもらえない
dカードには新規入会で最大6,000円分のdポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施していますが、再入会の場合は特典はもらえません。
特典がもらえるのは初回発行時のみとなっているので、特典を繰り返し受け取る目的で解約するのはやめましょう。
dカードの解約に関する気になる疑問
- 解約した月内にd払い(iD)/dカード miniへの再入会はできない
- 家族カードのみの解約は可能
- dカードで携帯料金を払っている人は支払い方法の変更が必要
- 解約後はdカードアプリが使えなくなる
- 解約すると利用明細照会サービスは利用できなくなる
- dカード GOLDへの切り替えの場合は解約する必要なし
dカードの解約に関して、気になる疑問に答えています。
細かい部分ではありますが、意外に見落としがちなのでよく確認しておきましょう。
解約した月内にd払い(iD)/dカード miniへの再入会はできない
dカードを解約すると、解約した月に関してはd払い(iD)およびdカード miniへの再入会ができないので注意してください。
再入会自体は可能なのですが、一定期間は再入会ができなくなります。
家族カードのみの解約は可能
家族カードのみの解約は電話によって受け付けています。
ドコモの携帯電話から:(局番なし)*8010
一般電話などから:0120−300−360
午前10:00~午後8:00(年中無休)
上記の窓口に電話をして、家族カードの解約手続きを行ってください。
dカード GOLDの家族カードは作るべき?引き落とし口座を分けるにはdカードで携帯料金を払っている人は支払い方法の変更が必要
毎月の携帯電話料金をdカードで支払っている場合には、解約前に支払い方法を変更しておく必要があります。
もし支払い方法の変更を行わずにdカードを解約すると、ドコモ側で自動的に「請求書払い」での支払いに切り替わります。
また、支払い方法の変更は下記の方法で行えます。
- My docomo(※クレジットカード払いへの変更を一部停止中。2020年11月以降に再開予定)
- ドコモオンライン手続き(ドコモ ケータイ/iモード)
- ドコモショップ
固定費の支払いはできるだけ解約前に変更を済ませておくことをおすすめします。
解約後はdカードアプリが使えなくなる
dカードを解約すると、dカードアプリも利用できなくなってしまいます。
dカードアプリを開いてもポイントや利用残高の確認はできないので、アプリは削除しておきましょう。
解約すると利用明細照会サービスは利用できなくなる
dカードを解約すると「メンバーズメニュー(Member’s Menu)」へのログインができなくなるため「利用明細紹介サービス」の利用ができなくなります。
解約後に利用明細を確認したい場合には紙の「利用代金明細書」を請求してください。
dカード GOLDへの切り替えの場合は解約する必要なし
dカードからdカード GOLDへのアップグレードを希望する場合には、解約手続きを行う必要はありません。
アップグレードは「切り替え手続き」を行うだけで済みますし、dポイントについてもdカード GOLDのほうに引き継がれます。
もしdカードよりもdカード GOLDのほうがポイント還元などの面でお得だと思ったら、切り替えによるアップグレードを行ってみてください。
ただし、アップグレードを行うとカード番号も変更されますし、前のクレジットカードは無効になってしまいます。
そのため、光熱費や通信費などをdカードで支払っていた場合には、アップグレード前に支払い方法を変更しておきましょう。
dカードは年会費無料なので解約のタイミングは自由でOK
- 「おサイフケータイ」に登録したカード情報を削除する
- dカードで固定費の支払いをしていた場合は支払い方法を変更しておく
- 再入会だと新規入会特典はもらえない
- 解約すると「dカードアプリ」や「利用明細照会サービス」も使えなくなるので注意
dカードは年会費無料のクレジットカードなので、解約するタイミングについてはいつでも構いません。
年会費が更新されるタイミングなども考える必要がないので、注意点や確認事項をしっかりと把握した上で解約手続きを行ってください。
また、dカード特有の注意点としては「おサイフケータイに登録したカード情報を削除する」が挙げられます。
カード情報をそのままにしていると不正利用の被害に遭う可能性もあるので、解約前に必ずカード情報の削除を行っておきましょう。