QUICPay(クイックペイ)とQUICPay+ってどう違うの?
この記事は、そんな疑問にお答えすべく、QUICPayとQUICPay+の使えるカードや使えるお店、上限額などを比較します。
QUICPayは、使えるお店が多く利用者も多いポストペイ型電子マネーです。
そんなQUICPayに、QUICPay+が登場したことをご存知でしょうか。
QUICPayとQUICPay+、その違いはどこにあるのでしょうか。
- 対応しているカードの種類
- 1回のお買い物で使える上限額
- 使えるお店の数
あわせてQUICPayと連携するおすすめクレジットカードについて解説します。
QUICPayを使おうと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
トップ画像引用元:タッチで、ラクラク!QUICPay(クイックペイ)TM|クレジットカードなら、JCBカード
カード名 | PayPayカード | JCB CARD W | dカード | 楽天カード | au PAY カード | イオンカードセレクト | メルカード | セゾンパール・アメリカン エキスプレス(R)・カード |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,100円 年1回の利用で無料 |
還元率 | ご利用金額200円(税込)ごとに 1.0%〜5.0% | 1.0%~10.5% ※J1 | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0% | 0.5%~1.0% | 1.0~4.0% | 0.5%~3.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | JCB | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard®、JCB | JCB | American Express |
入会特典 | 新規入会+ Amazon利用で最大10,000円 キャッシュバック 2023年12月5日(火)~2024年3月31日(日) | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大8,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 新規入会&ご利用特典で 合計最大5,000Pontaポイント プレゼント | 新規入会&利用で 最大5,000WAON POINT還元 2024年9月〜 | メルカリ利用で 最大8,000円分お得 (2023/6/1~6/30) | 最大8,000円相当 プレゼント |
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申込対象 | 18歳以上 | 39歳以下 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 ※5 | 20歳以上 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短7分 (申込5分、審査2分) | 最短5分※4 | 最短5営業日 | 最短1週間 | 最短4営業日 | 2〜3週間 | 最短4営業日 | 最短5分 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※5 高校生卒業年度の1月1日から3月31日までの期間であれば、高校生の方でもお申込みいただけます。
QUICPayとQUICPay+の違いを比較
画像引用元:QUICPayとは?|QUICPay
まずはQUICPayとはどんな電子マネーなのかおさらいしてみましょう。
- スマホやカードをかざすだけで決済が完了する電子マネー
- チャージ不要のポストペイ型
- 対応するクレジットカードが必要
QUICPay+は、QUICPayをより使いやすくした新たなサービスです。
そのため、QUICPay+にはQUICPayになかった要素が追加されたと思ってください。
項目 | QUICPay | QUICPay+ |
---|---|---|
支払い方法 | ポストペイ | プリペイド ポストペイ デビット |
1回あたりの上限額 | 20,000円まで | 上限なし |
利用できる場所 | QUICPayマークを掲げるお店 | QUICPayマーク、QUICPay+マークを掲げるお店両方 |
そんなQUICPayとQUICPay+の違いについて、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
対応するカード・支払い方法の違い
QUICPayで使えるカードはクレジットカードのみです。
QUICPayは基本的にカードに紐付いている電子マネーであり、QUICPay単体で使うことはできません。
そのため、QUICPayを使いたいならまずはQUICPayに対応しているクレジットカードの用意が必要となります。
申し込み条件を満たしていないなどの理由でクレジットカードを持てない人は、利用することができません。
一方、QUICPay+はプリペイドカードやデビットカードと紐付けることができます。
使うカードによって支払い方法が異なり、クレジットカードなら後払い、プリペイドカードなら先払い、デビットカードなら即時払いとなります。
プリペイドやデビットカードは基本的に審査がなく、クレジットカードが持てない人でも利用することが可能です。
ポイント還元率は選ぶカードによって異なる
QUICPayとQUICPay+は、いずれも利用するカードの還元率がそのまま反映されます。
そのため、利用するカードによって支払い方法だけでなく、ポイント還元率も異なります。
ポイント還元率を重視したいなら、クレジットカードがおすすめです。
クレジットカードの方がプリペイドカードよりも還元率が高い傾向にあるためです。
1回のお買い物で利用できる上限額の違い
QUICPayでは、1度に使える上限額が2万円に設定されています。
コンビニなど日常の買い物に使うだけなら上限2万円で十分かもしれませんが、最近では百貨店などでもQUICPayが使えるようになっており、高額決済が必要となる場面が出てくるかもしれません。
QUICPay+なら、1回の買い物で2万円以上使うことが可能です。
利用できるお店の数の違い
画像引用元:QUICPayの使えるお店|QUICPay
QUICPayの加盟店は多数ありますが、そのうちQUICPay+が利用できるのは一部のお店のみです。
そのため、QUICPayの方が対応しているお店の数が多いと言えます。
QUICPay、QUICPay+両方が利用できるお店の一部を紹介します。
- ローソン
- セブン-イレブン
- ファミリーマート
- イオングループ
- イトーヨーカドー
- ウエルシア薬局
- キリン堂
- マツモトキヨシ
- かっぱ寿司
- タリーズコーヒー
- マクドナルド
QUICPayのみ利用できるお店の一例はこちら。
- ENEOS
- 昭和シェル石油
- 阪急オアシス
- ダイエー
- イズミヤ
- 阪急百貨店
- 阪神百貨店
- LOFT
- 松源
- マルヨシセンター
- さくらタクシー
- 富士急ハイランド
QUICPay+に対応しているお店はこれまでのQUICPayを利用することも可能です。
QUICPay+対応店も増えていますが、まだQUICPayしか使えないお店も多くあります。
利用できるお店については、「QUICPayの使えるお店」を参照してください。
対象店舗の確認はこちら
- 使えるカード:QUICPayはクレジットカードのみ、QUICPay+はプリペイドやデビットカードにも対応
- 利用上限額:QUICPayは2万円まで、QUICPay+はなし
- 使えるお店:QUICPayの方が多く、QUICPay+は現在拡大中
次の章では、QUICPay・QUICPay+に連携するおすすめのカードを紹介します。
QUICPay(クイックペイ)の使い方・使える店|初期設定から店舗で使うまで
QUICPayとQUICPay+に連携するおすすめカード
画像引用元:iPhoneではじめる(Apple Pay)|QUICPay
続いて、QUICPayとQUICPay+に連携するのにおすすめのカードについて解説します。
170社以上のカード発行会社がQUICPay対応カードを発行しています。
主なクレジットカードは以下の通りです。
- アメリカン・エキスプレス
- エポスカード
- オリエントコーポレーション
- JCB
- KDDIフィナンシャルサービス
- クレディセゾン
- ビューカード
- 楽天カード
- JACCS
クレジットカードを何らかの理由で持つことができない人は、以下のプリペイドカード・デビットカードでQUICPay+を使うことができます。
- Kyash
- KDDI
- JCB(プリペイドカード・デビットカード)
- LINE Pay
- じぶん銀行(デビットカード)
- みずほ銀行(デビットカード)
ポイント還元率を考慮すると、基本的にはプリペイドカード・デビットカードよりもクレジットカードがおすすめです。
ここからは、QUICPayとQUICPay+に連携するおすすめのクレジットカード4枚と、プリペイドカード1枚を紹介します。
JCB CARD W
画像引用元:高いポイント還元率、年会費無料のクレジットカード JCB CARD W | クレジットカードなら、JCBカード
JCB CARD Wは、39歳以下対象のJCBカードです。
他のJCBカードよりもポイント還元率が高く、お得にポイントが貯められると定評があります。
QUICPayはJCBが発行する電子マネーなので、JCB CARD WにはさまざまなQUICPayの利用方法があります。
JCB CARD Wのポイント還元率
JCBカードのポイント還元率は0.5%ですが、JCB CARD Wは1%と他のJCBカードの2倍です。
そのため、他のJCBカードよりもお得にポイントを貯めることができます。
また、JCB ORIGINAL SERIESパートナーに指定されている優待店でカードを利用すると、通常よりもポイントが多く貯まります。
- セブン・イレブン:3倍
- スターバックス:スターバックスカードへのオンライン入金で10倍
- 小田急百貨店:3倍
- 出光昭和シェル:2倍
このように、優待店では2〜3%ものポイント還元が受けられます。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーについて、詳しくは公式ページをご覧ください。
公式ページはこちら。
QUICPayコインがおすすめ!
QUICPayコインとは、コイン型のFeliCa機能搭載QUICPayです。
コインケース等に入れられるコンパクト仕様なので、手軽に持ち運びが可能です。
ランニング中など財布が荷物になってしまう時などに、コインケースに入れる、またはリスバンドに装着するだけでQUICPayを使って買い物をすることができます。
QUICPayコインは、カード入会の手続き完了後、myJCBから申し込みを行うことで発行されます。
nanacoカードでQUICPayが使える!
裏面にQUICPayマークのついたnanacoカードをお持ちなら、そのカードでQUICPayが利用できるのもJCB CARD Wの強み。
こちらもカード入会手続き完了後、myJCBから申し込みするだけでnanacoカードでQUICPayが使えるようになります。
nanacoカードでQUICPayを使うメリットは、その利便性だけではありません。
ポイントの二重取りが可能となります。
nanacoカードを使ってQUICPay支払いをすれば、nanacoポイントが0.5%貯まるだけでなく、JCB CARD Wのポイントも貯まります。
さらに、前述したようにセブン・イレブンはJCBカードの優待店であり、3倍のポイント還元を受けられます。
つまり、セブン・イレブンでnanacoカードを使ってQUICPay支払いをすれば、3.5%もの還元が実現するのです。
Orico Card THE POINT
画像引用元:入会後6ヵ月間はオリコポイント還元率2%
Orico Card THE POINTは、株式会社オリエントコーポレーションが発行するクレジットカードです。
このクレジットカードは、QUICPayだけでなくiDにも対応しているという点が特徴です。
Orico Card THE POINTのポイント還元率
ショッピング利用でのポイント還元率は1%。
貯まったポイントは、dポイントやなど、たくさんの種類のポイントに交換可能なので、ポイントの使い道に迷うこともありません。
入会後6ヶ月後はポイント還元率2倍
入会後の特典も、Orico Card THE POINTの魅力です。
入会後6ヶ月はポイント還元率が2倍になります。QUICPayの利用でも同じポイント還元率です。
そのため、入会後6ヶ月間に集中して使うのもおすすめです。
au WALLETクレジットカード・au WALLETゴールドカード
KDDIが発行するau WALLETクレジットカード・au WALLETゴールドカードは、QUICPayに対応しています。
au WALLETクレジットカードは高校生を除く18歳以上、au WALLETゴールドカードは年会費10,000円で、20歳以上の安定した継続収入のある人が申し込み対象です。
au WALLETクレジットカード・au WALLETゴールドカードのポイント還元率
au WALLETクレジットカード・au WALLETゴールドカードはいずれも通常のショッピングポイント還元率1%です。
また、QUICPayの利用金額に対しても1%還元されます。
auユーザーはさらにお得!
au WALLETクレジットカード、au WALLETゴールドカードともに、auの利用料金からもポイントが付与されます。
au WALLETクレジットカードは、ショッピング利用時の還元率と同じ1.0%ですが、au WALLETゴールドカードはなんと最大11%還元。
月々の利用金額が大きい人は、年会費を上回るポイントがゲットできる可能性があります。
楽天カード
ポイント還元率が高いと定評があるのが、楽天が発行する楽天カードです。
年会費は永年無料で手軽に持つことができるため、初めてクレジットカードを作る人にもおすすめです。
楽天カードのポイント還元率
楽天カードの通常のショッピングポイント還元率は、1%です。
さらに、楽天市場で利用するとポイント還元率が3倍になります。
そのため、QUICPayを使うだけでなく、普段から楽天を利用している人にもかなりお得なクレジットカードだといえます。
また、電子マネーはQUICPayの他に楽天Edyも利用することができます。
Kyash
画像引用元:Kyash (キャッシュ) – いつものカードがもっと便利に
おすすめではありませんが、QUICPay+を使えるKyashも紹介します。
Kyashは、クレジットカードではなくプリペイドカードです。
インターネットショッピングで使えるバーチャルカードと、実店舗で使えるリアルカードがあります。
Kyashのポイント還元率
Kyashのポイント還元率は1%です。2019年9月末までは2%でしたが、引き下げられました。
また、QUICPay利用もポイント還元対象でしたが、QUICPay利用はポイント付与対象外となってしまいました。
そのため、KyashでQUICPayを利用するメリットは現在はほぼありません。
QUICPay・QUICPay+を利用してお得にポイントゲット!
最後に、QUICPayとQUICPay+に連携するおすすめクレジットカードについてまとめます。
- JCB CARD W:セブン-イレブンでのQUICPay利用が超お得
- Orico Card THE POINT:還元率1%、入会後6ヶ月間はポイント還元率2倍
- au WALLETクレジットカード/au WALLETゴールドカード:還元率1%
- 楽天カード:還元率1%
QUICPayとその進化版であるQUICPay+は、使える上限額やカード、お店などが異なることがわかりました。
QUICPayの方が先にサービス開始しているので使えるお店が多いですが、2万円までしか使えないというデメリットがあります。
2万円以上使えるQUICPay+は、プリペイドカードやデビットカードと紐づけることができます。
QUICPayとQUICPay+に対応しているクレジットカードはたくさんあります。
ポイント還元率が高いカードも多いので、自分に合ったカードでお得にQUICPay・QUICPay+を使いましょう。