楽天カードは、人気実力ともに折り紙付きのクレジットカードです。
キャッシュレス決済が広く普及しつつある今日、そんな楽天カードをお得に使いこなしていきたいと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、楽天カードの申し込みを検討している方、さらに入会審査が不安で申し込みに二の足を踏んでいる方のために、楽天カードの審査事情を徹底解説します。
審査の傾向から審査に落ちる理由、審査を突破するコツまでじっくりと考察し、楽天カードを無事保有するための対策を練っていきましょう。
- 申し込み資格は高校生を除く満18歳以上
- 流通系カードで審査対象は広め
- 本人の収入&世帯年収および預貯金額で返済能力を判断
- 世帯年収があれば本人に年収のない主婦/主夫・学生も審査通過の可能性あり
- 収入が少ないパート・アルバイト・年金受給者なども審査通過の可能性あり
カード名 | dカード GOLD | JCBゴールド | 三井住友カード ゴールド(NL) | ゴールド・プリファード・カード | 楽天プレミアムカード | 三菱UFJカードゴールド |
年会費 (税込) | 11,000円(税込) | 11,000円(税込) 初年度無料 | 5,500円(税込) 年間100万円以上の 利用で翌年以降永年無料※4 | 39,600円(税込) | 11,000円(税込) | 2,095円(税込) 初年度無料 |
還元率 | 1.0%~10% | 0.50%~10.00%※J1 | 0.5%〜7%※M1 | 1.0%~3.0% | 1.0%~5.0% | 0.5%~1.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard | JCB | Visa、Mastercard | American Express | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | Visa、Mastercard、 JCB、American Express |
キャンペーン | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大11,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会 +Amazon利用で最大23,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで | 新規入会&条件達成で 最大8,000円相当 プレゼント 2024年11月1日~2025年2月2日 | 新規入会&条件達成で 合計100,000ポイント 獲得可能 | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 最大5,000円 キャッシュバック |
申込対象 | 18歳以上 | 20歳以上 | 満18歳以上で、ご本人に 安定継続収入のある方 (高校生は除く) | 20歳以上 | 20歳以上 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短5営業日 | 最短5分※J1 | 最短10秒 ※※即時発行が | 通常1~3週間 | 最短3営業日 | 最短翌営業日 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※3 内訳:新規入会&条件達成でVポイントPayギフト5,000円分プレゼント。 新規入会&5万円以上の利用でVポイント5,000円相当プレゼント。条件:新規入会&スマホのタッチ決済3回利用/新規入会&5万円以上の利用。
※4 年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
楽天カードの審査傾向
まずは、楽天カードの審査の傾向を解説していきます。
クレジットカードの審査内容は、楽天カードを含めてどのカード会社も公表しておらず、「○○なら確実に審査に通る」という明確な基準はありません。
審査に通っても落ちてしまっても一切その理由は分からないがゆえに、クレジットカードの申し込みには不安を感じてしまいますよね。
しかし、楽天カードのスペックや申し込み資格、実際に審査を受けた方のクチコミなどを参考にすると、次の通り審査の傾向が予想できます。
- 収入は少なめでも審査通過の可能性あり
- 本人収入だけでなく幅広く返済能力を審査
- 流通系クレジットカードで幅広い層がターゲット
収入は少なめでも審査通過の可能性あり
楽天カードの公式ホームページで公開されている申し込み資格は次の通りです。
- 満18歳以上であること(高校生を除く)
- 楽天会員であること(ネットから即時入会可能)
大半のクレジットカードの申し込み資格では、本人の年齢に加えて「安定した収入のある方」など収入が条件に挙げられています。
しかし、楽天カードは「満18歳以上」という年齢条件のみである点に注目です。
また、公式ホームページのよくある質問には以下のように明記されています。
18歳以上の方であれば、主婦・パート・アルバイトの方でもお申し込みいただけます
収入が少ない傾向にある18歳以上の未成年やパート・アルバイトの方でも申し込み可能と、あえてアピールしています。
このことから、楽天カードは本人の収入額はさほど重視せず幅広い方を審査対象にしていると予想できます。
実際にTwitterなどでも、年収100万円前後で審査に通過した、というクチコミが多数見受けられました。
つまり、高校生を除く18歳以上であれば申込の対象です。
下記のように収入が低めな方(目安は年収100万円前後か)・収入が不安定になりがちな方などでも、審査に通過できる見込みがあると捉えてよいでしょう。
- アルバイト
- パート
- 派遣社員
- 個人事業主・自由業
- 年金受給者
配偶者年収・世帯年収・預貯金額も審査対象
楽天カードの申し込みフォームを確認すると、世帯年収や預貯金額、本人に収入のない主婦・主夫の方に対しては配偶者年収を入力する項目が用意されています。
このことから、楽天カードでは本人の年収だけでなく世帯年収や預貯金額などからも返済能力を判断していると予想できます。
そのため、配偶者や親など安定した収入のある家族がいれば、本人に収入のない専業主婦・主夫や学生でも審査を通過できる可能性はあると考えられます。
また同様に、退職後などで現在収入のない方でも預貯金が十分にあれば「返済能力がある」と判断されるため、カードを保有できる見込みはあるでしょう。
- 主婦・主夫(配偶者に収入あり)
- 学生(世帯収入あり)
- 預貯金が十分にある方
流通系クレジットカードで幅広い層がターゲット
クレジットカードは、日本国内のものだけでも1,000種類以上あるとされていますが、発行元の会社によって大きく下記5系統に分けられます。
- 銀行系
⇒銀行あるいは銀行のグループ会社が発行しているクレジットカード - 交通系
⇒鉄道会社あるいは航空会社が発行しているクレジットカード - 信販系
⇒信販会社が発行しているクレジットカード - 流通系
⇒小売業者(スーパーや百貨店)あるいはそのグループ会社が発行しているクレジットカード - 消費者金融系
⇒消費者金融が発行しているクレジットカード
圧倒的な信頼性とステータス性により、審査が最も厳しいとされるのは「銀行系」のクレジットカードです。
そして、上記の並びで下の系統にいくほど作りやすいクレジットカードとして位置づけられています。
楽天カードは「流通系」に該当します。
流通系クレジットカードは、顧客満足度の向上やリピート購入を目的に発行されているため、気軽に作れて発行店舗・グループでお得に使えるというのがウリです。
主なターゲットも主婦層や若年層であり、ほかの系統のクレジットカードと比べて作りやすいとされています。
これまでの審査傾向を踏まえると、楽天カードは審査対象の間口が広く、クレジットカードのなかでも比較的作りやすい1枚といえるでしょう。
- 比較的作りやすい流通系のクレジットカードに分類
- 満18歳以上で本人または家族に収入があれば審査対象
- 世帯年収および預貯金額も踏まえて返済能力を審査
- 収入が少なめなパート・アルバイト・年金受給者なども審査通過の可能性あり
- 世帯年収があれば本人に収入の無い主婦・主夫・学生でも審査通過の可能性あり
楽天カードの審査に落ちる理由
ここからは見方を変えて、楽天カードの審査に落ちてしまう原因を考察していきます。
- 審査基準を満たしていない
- 申し込みフォームの記入漏れ・虚偽申告
- 短期間で複数のクレジットカードに申し込みしている
- 信用情報(クレヒス)に傷がある
前述の通り、クレジットカード会社は審査基準を公開していないため、審査に落ちた理由を特定する術はありません。
しかし、どのような場合に落ちてしまうのかを把握し事前に対処しておけば、審査通過の確率を高めることができます。
審査基準を満たしていない
楽天の申し込み資格は「高校生を除く満18歳以上」の方です。
そのため、そもそも高校生や18歳未満の方は楽天カードに申し込みできません。
また、主婦・主夫も審査対象とされていますが、本人の収入がなく同一生計で生活している方もいない場合には「無収入」と判断され、審査通過が難しくなります。
申し込みフォームでのミスや虚偽申告
虚偽名義などによる不正なカードの作成、さらに不正カードの使用による被害の発生を防ぐため、クレジットカードの審査では個人情報が厳しくチェックされます。
そのため、申し込みフォームの入力情報にミスや不備、虚偽などがあると審査落ちの原因となってしまうので注意しましょう。
たとえば、単なる記入ミスで誤情報を送ってしまった場合でも、カード会社側ではミスなのか故意なのかを判断できないため、一律「虚偽情報」として扱われてしまう可能性があります。
また、勤務先の規模や業種、勤続年数から予想される年収と実際に入力されている年収が明らかに異なる場合にも虚偽と捉えられて、審査に悪影響を及ぼします。
審査に通りたいからと、嘘や粉飾した情報を書き込むのは絶対に控えましょう。
記入漏れやミスを防ぐことはもちろん、必ず正確な情報を入力することが大切です。
短期間で複数のクレジットカードに申し込みしている
短期間で複数のクレジットカードに申し込む、いわゆる多重申し込みをしていると貸し倒れのリスクを懸念されて審査に落ちやすくなると言われています。
カード会社から「資金繰りに困り、複数のクレジットカードを作って多額のお金を借りようとしているのではないか」と推測されてしまう恐れがあるのです。
ちなみに、クレジットカードの申し込み情報は、個人信用情報機関に6ヶ月間保存されています。
直近でクレジットカード(楽天カード以外も含む)の申し込みをしている場合は、6ヶ月以上の期間を空けてから楽天カードに申し込みするとよいでしょう。
クレヒスに傷がある
クレヒス(クレジットヒストリー)とは、クレジットカードやローンなどの利用履歴(返済状況)に基づく信用情報のことです。
カード会社は信用情報機関に加盟しており、クレジットカードの申し込み時や更新時などに申し込み者のクレヒスの内容を細かくチェックしています。
そのため、延滞や遅延の情報が記録された「クレヒスに傷がある」状態は、信用力が低いとみなされて審査に落ちやすくなってしまうのです。
なお、延滞や遅延の記録は5年間保存されています。
心当たりがある方は、楽天カードの申し込み前にCICやJICCなどの個人情報機関に「登録情報の開示請求」を行い、自身のクレヒスを確認しておくとよいでしょう。
スーパーホワイトの方も審査が不利になる可能性大
ちなみに、これまでにクレジットカードやローンを一度も利用したことのない「スーパーホワイト」の方も審査に通りにくいといわれています。
クレヒスが全くないため、カード会社が申し込み者の返済能力を判断できないことがその理由。
特に30代以上でスーパーホワイトの場合、たとえ単なる現金主義が理由であっても「過去に金融事故などを起こしてカードやローンを利用できなかったのではないか」と疑いを持たれてしまう可能性があるのです。
「クレジットカードやローンを一度も使ったことがないのにどうしてもカード審査に通らない」という方は、スーパーホワイトが原因かもしれません。
ただし、楽天カードは前述の通り比較的作りやすいクレジットカードです。スーパーホワイトだけが理由で審査に落ちる可能性は低いかもしれません。
楽天カードはスーパーホワイト状態を解消するのに最適の1枚です。
楽天カードの審査を通すコツ
続いては、楽天カードの審査に突破するためのコツを解説します。
これまでみてきた審査落ちの原因を踏まえてしっかりと対策を打てば、審査通過の可能性を高めることができるでしょう。
- 申し込みフォームはできる限り入力
- クレヒスの実績を作る
- 楽天会員ランクを上げる
申し込みフォームはできる限り入力
申し込みフォームは、任意項目を含め、できる限り入力欄を埋めると信頼度が上がり、審査に良い影響が及ぶと言われています。
一般的にクレジットカードの審査では、申し込み者の個人情報に点数を付けていく「スコアリング方式」が採られています。
そのため、情報を詳細に入力するほど点数が加算され、審査を通過できる可能性を高められるのです。
たとえば、楽天カードの申し込みフォームでは、下記の通り電話番号の入力欄が2つ用意されています。
必須項目である「電話番号1」に固定電話または携帯電話番号を入力すれば申し込みはできますが、可能であれば任意項目の「電話番号2」まで埋めるようにするとよいでしょう。
良いクレヒスを作る
楽天カードの審査を有利にするためには、他社のクレジットカードで毎月一定額以上の利用と返済を繰り返し、良いクレヒスを積み上げていくのが効果的です。
支払いの遅延を起こさないのはもちろんのこと、定期的に利用を続けることで安定した返済能力があると判断され、審査に通りやすくなります。
また、これまでに1枚もクレジットカードを作ったことのない「スーパーホワイト」の方は、楽天カードの申し込み前に実績を作りましょう。
携帯電話端末の割賦払いや少額のカードローンなどを利用して地道に返済実績を作るとよいでしょう。
楽天会員ランクを上げる
楽天には、楽天サービスの利用頻度や獲得ポイント数に応じて会員ランクシステムが用意されています。
楽天サービスをよく利用する優良顧客には、楽天カードの審査でも何らかの優遇があると考えるのが自然です。
会員ランク | ランクアップ条件 |
---|---|
ダイヤモンド | ・過去6ヶ月で4,000ポイント以上獲得 ・30回以上ポイントを獲得 ・楽天カード保有 |
プラチナ | ・過去6ヶ月で2,000ポイント以上獲得 ・15回以上ポイントを獲得 |
ゴールド | ・過去6ヶ月で700ポイント以上獲得 ・7回以上ポイントを獲得 |
シルバー | ・過去6ヶ月で200ポイント以上獲得 ・2回以上ポイントを獲得 |
楽天カードの審査に直接影響はないかもしれませんが、楽天会員ランクを上げておいて損はないでしょう。
楽天カードの審査結果がわかるまでにかかる時間
クチコミなどによると、楽天カードの審査結果は営業時間内に申し込んだ場合で最短数分、遅くても申し込み当日に届くケースが多いようです。
審査を無事に通過すると「カード発行手続き完了のお知らせ」メールが届き、その後約1週間~10日前後でカードが自宅に郵送されます。
ただし、次のような場合には審査が長引く恐れがあります。
- 未成年の申し込み
※審査過程で電話にて親権者の同意確認が必要となるため - 申し込みフォームの内容に漏れや誤りがある
- クレヒスに問題がある
- 早朝や深夜の申し込み
- 申し込み者が多く込み合っている
※お得な入会キャンペーンが実施されている期間は申し込みが集中する傾向 - キャッシング枠を付ける
※カードの申し込みと同時にキャッシング枠を希望すると別途審査が必要となるため
楽天カードの審査状況の確認方法
審査がスピーディーな楽天カードですが、なかなか結果メールが届かない場合には、公式ホームページから下記手順にて審査状況を確認できます。
- 『カード申し込み受付IDの入力』画面にアクセスする
※受付IDは、申し込み時に届く「カードのお申込み受付のお知らせ」メールに記載 - カード申し込み受付ID・生年月日・電話番号(下4桁)を入力する
- 「発行状況の確認」をクリックする
- 「カード発行状況確認」画面で現在の状況を確認する
「カード発行状況確認」画面では、申し込みからカード受け取りまでのステップが6段階で表示されています。
手続きが完了したステップはカラー表示されているため、現在どのような状況まで進んでいるのかをひと目で把握できますよ。
楽天カードを作ってお得なキャッシュレス生活をはじめよう
- 世帯年収のある満18歳以上なら審査対象
- 申し込みフォームは正確に入力&できるだけ埋める
- 他社カードやローンで良いクレヒスを積み上げておく
- 多重申し込みをしている場合は6ヶ月以上空けて申し込む
楽天カードは、年会費無料ながら常にポイント還元率1.0%以上の恩恵が受けられるクレジットカードです。
保有すれば、楽天グループでのネット通販や旅行、街中のちょっとしたショッピングでもザクザクとポイントを獲得できる毎日が待っています。
申し込みを検討しているものの審査に不安を抱えているなら、まずはあせらず、他社のカードやローンなどで良いクレヒスを積み上げていきましょう。
申し込みフォームは正確に、任意入力欄をできるだけ埋めるようにするのもポイントです。
無事審査を突破し、楽天カードでお得なキャッシュレス生活をはじめましょう。
- スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件です。
- iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
- 商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
- 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
- 通常のポイントを含みます。
- ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
- Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
- JCBカードの最大還元率表記はJCB PREMO に交換した場合です。
- 最短5分発行には連絡先電話番号が必要です。
- モバ即(最短5分)の入会条件は以下2点になります。
【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。
(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード) - モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。