ANAダイナースカードは使えるラウンジが豊富
  • 2021年8月20日
  • 2024年2月9日
当サイトには広告が含まれます

ANAダイナースカード審査の基準は厳しいけど使えるラウンジが豊富

ANAダイナースカードはANAとダイナースクラブが提携して発行するクレジットカードです。

ダイナースクラブのステータスや特典(空港ラウンジ・グルメ優待など)はそのままに、ANAカードの特徴がプラスされています。

ANAの飛行機をよく利用する方で、ダイナースクラブの特典も活用したい方におすすめです。

本記事ではANAダイナースカードのメリット・デメリットや審査について解説します。

ANAダイナースカードのメリット
  • ANAマイルがザクザク貯まる
  • 世界1,300ヶ所以上の空港ラウンジが無料
  • 卓越したグルメ優待
  • 手厚い保険サービスが付帯
  • 海外から帰国時に自宅まで手荷物を無料宅配
  • ANAカードの特典も使える
ANAダイナースカードのデメリット
  • VISA/Mastercardと比べると使えるお店が少ない
  • 楽天Edy・QUICPay以外の電子マネーと相性が悪い

※本記事の価格は全て税込みです。

ANAダイナースカードの特徴・基礎知識

ANAダイナースカード

ANAダイナースカード
還元率ポイント1.0~2.0%
マイル1.0~2.0%
年会費初年度29,700円
2年目以降
家族カード6,600円
旅行保険海外最高1億円(自動付帯)
国内
ETCカード発行手数料無料
年会費
電子マネーQUICPay
国際ブランドダイナースクラブ
発行会社三井住友トラストクラブ株式会社
発行期間最短3営業日

その名の通り、ダイナースクラブがANAと提携して発行しているANAダイナースカード。

提携カードとはいえ、あくまでも発行元はダイナースクラブです。

プロパーのダイナースクラブカードと特典はほぼ同じですし、ステータスも抜群です。

そのうえでANAマイルが貯まりやすい、機内販売や免税店で割引されるといったANAカードの特典が付帯しています。

まさにダイナースクラブカードとANAカードのいいとこどりをしたようなカードですね。

ANAダイナースカードで使える空港ラウンジ

ANAダイナース空港ラウンジ利用

ANAダイナースクラブカードでは世界1,300ヶ所以上の空港ラウンジを利用できます。

プライオリティ・パスに並ぶ数でありながら、プライオリティ・パスと異なりクレジットカードの提示だけで使えるのが大きなメリットです。

ANAダイナースカードで使える国内空港ラウンジ

国内では以下全国32ヶ所の空港ラウンジが対象です。

本会員・家族会員とも回数制限はなく、何度でも無料で使えますが、同伴者は有料です。

空港所在エリアラウンジ利用対応空港
北海道・東北新千歳・旭川・函館・青森・秋田・仙台
北陸新潟・富山・小松
関東羽田・成田
東海中部国際・富士山静岡
関西伊丹・神戸・関西国際
中国米子・広島・山口宇部・出雲縁結び・岡山
四国徳島・高松・松山
九州・沖縄北九州・福岡・大分・長崎・熊本・宮崎ブーゲンビリア・鹿児島・那覇

ANAダイナースカードで使える海外空港ラウンジ

海外では約130の国と地域の空港ラウンジを利用可能です。家族会員も使えます。

非常に数が多いので、ここでは対象空港のうち代表的な空港だけを紹介します。

空港所在エリアラウンジ利用対応空港
アジア仁川国際空港
北京首都国際空港
インディラ・ガンディー国際空港
北米ワシントン・ダレス国際空港
ロサンゼルス国際空港
トロント・ピアソン国際空港
南米コンゴーニャス空港
メキシコ・シティ国際空港
エルドラド国際空港
ヨーロッパロンドン・ヒースロー空港
パリ=シャルル・ド・ゴール空港
フランクフルト空港
中東・アフリカドバイ国際空港
ケープタウン国際空港
カイロ国際空港
オセアニアシドニーキングスフォードスミス国際空港
メルボルン空港
オークランド国際空港

その他の空港ラウンジについてはClubmember Airport Loungesから検索してください。

初期設定は英語ですがLanguage欄にて日本語を選択すれば日本語で検索できます。

なお、海外空港ラウンジを無料で利用できるのは年10回までです(本会員・家族会員それぞれ)。

11回目以降は3,500円の利用料がかかります。

ANAダイナースカードのグルメ特典

エグゼクティブダイニングの対象レストラン

ANAダイナースカードではプロパーのダイナースクラブカードと同じグルメ特典を利用可能です。

  • エグゼクティブ ダイニング
    2名以上の予約で1名分のコース料理が無料
  • ごほうび予約
    おひとり様限定のコース・料理を楽しめる
  • ごひいき予約.com
    予約を取れない人気店の空席情報を案内
  • Wishダイニング
    予約を取りづらいお店の席をダイナースが確保
  • 料亭プラン
    高級料亭をダイナースが代わりに予約
  • ナイト イン 銀座
    銀座のバー・クラブで優待を受けられる

中でもお得なのが「エグゼクティブ ダイニング」です。

対象のコース料理を2名以上で予約すると1名分の代金が無料に、「グループプラン」なら6名以上で2名分が無料になります。

同窓会・送迎会や結婚記念日などのお祝い、取引先との会食などに使える特典です。

エグゼクティブ ダイニングには一流レストランや高級料亭が名を連ねています。

グルメな人なら、この特典だけで年会費の元を取れるでしょう。

ANAダイナースカードでマイルを貯める方法

ANAダイナースカードはANAマイルの貯まりやすさも魅力です。

マイルを貯める方法には主に次のような手段があります。

ANAダイナースカードでマイルを貯める方法
  • ショッピング(カード利用)で貯める
  • ボーナスマイルで貯める
  • 楽天Edyへのチャージで貯める

ショッピング(カード利用)で貯める

ANAダーナースカードポイント解説

ANAダイナースカードならショッピングによるカード利用でマイルを貯めることが可能です。

カード利用100円につき1ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント=1マイルのレートでANAマイルと交換可能です(還元率1.0%)。

さらに、ANAダイナースカードはポイントの有効期限がありません。年間の移行上限もなく、移行手数料も無料です。

そのため有効期限切れを気にせずポイントを貯められ、好きなタイミングで交換できます。

大量に貯めることもできるので希望の特典航空券に手が届きやすいでしょう。

ANAカードマイルプラスでさらに貯まりやすく

ANAダイナースカードはANAカードの特典「ANAカードマイルプラス」の対象です。

加盟店で利用すると、100円または200円につき1マイルが追加で貯まります。

ANAカードマイルプラスの主な加盟店は以下の通りです。

  • ANA(航空券購入、機内販売、ANA FESTA)
  • セブン-イレブン
  • マツモトキヨシ
  • スターバックス
  • 阪神・阪急百貨店
  • 大丸・松坂屋
  • ヤマダデンキ LABI
  • 東京MKタクシー

ボーナスマイルで貯める

ANAダイナースマイル還元解説

ANAダイナースカードを持っているとさまざまなボーナスマイルを獲得できます。

  • カード入会時に2,000マイル
  • 毎年の継続時に2,000マイル
  • ANA便搭乗時のフライトマイルが25%増量

入会時と毎年の継続時には無条件でもらえる上、ANA便搭乗時にはフライトマイルが25%増量します。

ソラシドエア、スターフライヤーなどの航空会社が運航する国内のコードシェア便をANA便名で利用してた場合も加算対象です。

楽天Edyへのチャージ&利用で貯める

ANAカードから楽天Edyへのチャージ

ANAダイナースカードは楽天Edyと組み合わせてもマイルが貯まります。

  • 楽天Edyへチャージすると200円につき1マイル
  • カード搭載の楽天Edyの利用で200円につき1マイル
  • おサイフケータイの楽天Edyでも200円につき1マイル(要設定)

プロパーのダイナースクラブカードは楽天Edyにチャージしてもポイントやマイルが貯まりません。

ANAダイナースカードは楽天Edyへのチャージもマイル付与の対象です。

チャージだけでなく、楽天Edyの利用でも200円につき1マイル貯まります。

おサイフケータイの楽天Edyでマイルを貯める場合は事前に「ケータイ de Edyマイル」の設定が必要なので忘れずに設定してくださいね。

また、Edyマイルプラス対象店舗で楽天Edyを利用すると200円につき2マイル貯まります。

  • 紀伊國屋書店
  • 大丸・福岡天神店
  • エスカ地下街
  • マツモトキヨシ

チャージの0.5%還元と合わせると、還元率は実質1.5%です。

ANAダイナースカードのデメリット

ANAダイナースカードのデメリットは以下の通りです。

ANAダイナースカードのデメリット
  • 使えないお店が多い
  • 楽天Edy/QUICPay以外の電子マネーとは相性が悪い

使えないお店が多い

クレジットヒストリー

ANAダイナースカードは使えないお店が多い点に注意してください。

搭載している国際ブランドのダイナースクラブは、他の国際ブランド、とくにVisa、Mastercardと比べると使えるお店が少ない傾向にあります。

プロパーのダイナースクラブカードではMastercardブランドのコンパニオンカードが発行できますが、ANAダイナースカードにはこの特典がありません。

Visa・Mastercardブランドのサブカードを持っておくのがおすすめです。

楽天Edy・QUICPay以外の電子マネーと相性が悪い

ANAダイナースカードは楽天Edy・QUICPay以外の電子マネーとは相性が悪いです。

例えば、モバイルSuica・モバイルPASMOへクレジットチャージしてもポイントが貯まりません。WAONやnanacoはそもそもチャージ不可です。

楽天Edy・QUICPay以外の電子マネーを使うなら、その電子マネーに特化したカードをサブカードとして持っておきましょう。

サブカードにVisa・Mastercardブランドを選べば、使えるお店が少ないデメリットも同時に解消できるのでおすすめです。

ANAダイナースカードの審査

入会

ここからはANAダイナースカードの審査について解説します。

提携カードですが、審査基準はプロパーのダイナースクラブカードとほぼ同じです。

他のゴールドカードと比べても厳しめなので、審査基準や審査に通過するコツを事前に把握しておきましょう。

ANAダイナースカードの審査基準

ANAダイナースカードの公式サイトには入会の目安として「ダイナースクラブ 所定の基準を満たす方」とだけ記載されています。

その他の以外の審査基準は一切公表されていません。

口コミなどから推測すると、審査基準はプロパーのダイナースクラブカードに近いことが分かります。

  • 必要な年収は400~500万円前後
  • 過去に支払いの遅延や延滞があると審査に落ちる

最低でも400万円以上の年収が必要と言われています。500万円以上あれば安心ですね。

300万円台で取得できるゴールドカードが増えていることを考えると、求められる年収は比較的高いと言えます。

年収以外では良好なクレヒスも必要です。過去に他のカードで支払いの遅延や延滞をしているとまず審査には通りません。

これまでカードやローンを使ってこなかった「スーパーホワイト」の方も、審査を通過するのは厳しいでしょう。

逆に言えばクレジットカードを定期的に利用し、遅延なくしっかり返済してきた方は審査に通る可能性が高くなります。

ANAダイナースカードの審査に通るコツ

指でOKマークを作る女性

ANAダイナースカードの審査に通るコツは以下の通りです。

ANAダイナースカードの審査に通るコツ
  • 他のカードでクレヒスを積む
  • 多重申し込みを避ける
  • 在籍確認の電話には必ず出る

クレヒスに自信がない方は他のカードでクレヒスを積んでください。

とくにスーパーホワイトの場合、いきなりANAダイナースカードを申し込んでも審査に通らない可能性が高いです。

審査に通りやすい小売店の提携カードや一般カードを利用し、遅延なく返済して良好なクレヒスを積みましょう。

ただし、複数のカードを同時に申し込むと「多重申し込み」を判断されて審査に悪影響を与えます。

他のカードを申し込んだ場合は、6ヶ月を目安として再申し込みを控えましょう。

なお、ANAダイナースカードの審査では在籍確認の電話がかかってくることがあります。

電話に出ないと審査がそこから進まないので、在籍確認の電話には必ず出てください。

ANAダイナース スーパーフライヤーズカードと比較

ANAダイナース スーパーフライヤーズカード

ANAダイナース スーパーフライヤーズカード(SFC)はANAの上級会員のみが申し込める「スーパーフライヤーズカード」の1つです。

ANAダイナースカードからSFCを手にしてみたいという方のために、ANAダイナースカードとANAダイナースSFCの違いを比較しました。

項目ANAダイナースカードANAダイナース(SFC)
年会費(本会員)29,700円30,800円
年会費(家族会員)6,600円11,550円
入会の目安ダイナースクラブ所定の基準を満たす方当社所定の基準を満たす方
ANA「ダイヤモンド」および「プラチナ」メンバーの方
入会ボーナスマイル2,000マイルなし
フライトボーナスマイル25%40%
空港ラウンジ国内外1,000ヶ所以上国内外1,000ヶ所以上
ANAラウンジ
スター アライアンス加盟航空会社のラウンジ
プレミアムメンバーサービス利用不可利用可

ポイント制度やグルメ優待、旅行傷害保険など基本サービスの多くはANAダイナースカードと共通しています。

ANAダイナースカードとANAダイナースSFCで異なるのは主に以下の4項目です。

ANAダイナース スーパーフライヤーズカードとの違い
  • 入会資格
  • 年会費
  • ボーナスマイル
  • プレミアムメンバーサービス

入会資格

ANAのプラチナメンバーになるための条件

両者の最も大きな差が入会資格です。

ANAダイナース スーパーフライヤーズカードを申し込むにはANAプレミアムメンバーの「プラチナ」以上のステイタスを獲得することが条件です。

ANAの飛行機に乗ると貯まるプレミアムポイントが一定以上に達することで、ANAプレミアムメンバーになれます。

スーパーフライヤーズカードを申し込むには、最低でも年間50,000ポイント以上貯めて「プラチナ」にならないといけません。

1年間で貯められなければリセットされ、翌年は0から貯めることになります。

プラチナメンバーになるために必要な搭乗数は利用する路線や時期によりますが、ネットの口コミを見ると50万円前後はかかるようです。

年会費

年会費で比較すると、ANAダイナースSFCが少しだけ高くなっています。

年会費ANAダイナースカードANAダイナースSFC
本会員29,700円30,800円
家族会員6,600円11,550円

本会員は1,100円、家族会員は4,950円の差です。

本カードだけを発行するなら差はほとんどありませんが、家族カードを複数発行する場合は年会費の差が大きくなります。

ただし、SFC会員の家族はANA便搭乗の経験がなくても発行できるという大きなメリットがあります。

約50万円ほどかけて取得できる権利が、家族なら無条件で享受できるわけです。

さらに待っているのはプレミアムメンバーサービスという言わばVIP待遇。

年会費を追加で支払ってもSFC会員になる価値はあると言えるでしょう。

ボーナスマイル

ANAダイナースカードとANAダイナースSFCではボーナスマイルの内容も微妙に異なります。

ボーナスマイルANAダイナースカードANAダイナースSFC
入会2,000マイルなし
継続2,000マイル2,000マイル
フライト25%40%

ANAダイナースカードはカードの入会・継続時にボーナスマイルとして2,000マイルもらえます。

ANAダイナースSFCは継続ボーナスのみで入会ボーナスマイルがありません。

SFCはすでにANAカードを持っている方が申し込むことが多いためでしょう。

一方、搭乗時のフライトボーナスマイルはANAダイナースSFCなら40%、ANAダイナースに比べて15%も多いです。

飛行機に乗ることが多いならANAダイナースSFCを目指したいですね。

プレミアムメンバーサービス

ANAダイナース スーパーフライヤーズカード 特典イメージ

ANAダイナース スーパーフライヤーズカードでは、ダイナースの特典だけでなくANAプレミアムメンバーのサービスも使えます。

  • ANAラウンジの利用
  • プレミアムメンバー専用サービスデスク
  • 座席クラスのアップグレード
  • プレミアムエコノミーへの変更
  • 国内線の先行予約・座席指定の優先
  • 予約時の空席待ち優先
  • 優先チェックインカウンター
  • 手荷物受け取りや許容量の優待
  • 専用保安検査場の利用

特に大きなメリットがANAラウンジでしょう。

ANAダイナースカードでも国内外1,300ヶ所以上のラウンジが利用できますが、SFCなら加えてANAラウンジも利用できます。

さらに国際線ならスターアライアンス加盟航空会社のラウンジも使えるので、海外旅行がさらに快適になります。

ANAダイナースカードの付帯サービスも豪華ですが、ANAダイナース スーパーフライヤーズカードの特典はさらに贅沢です。

取得までの道のりは大変ですが、苦労して取得するだけの価値があります

ANAダイナースカードがおすすめなのはこんな方

ANAダイナースカードは次のような方におすすめです。

ANAダイナースカードがおすすめの方
  • ANAマイルを貯めたい方
  • ANAの飛行機をよく利用する方
  • 高級レストランや料亭によく行く方

ANAダイナースカードを利用すればANAマイルがザクザク貯まります。

ショッピング利用額が多い方も、ANA便をよく利用する方もANAマイルが貯まりやすいでしょう。

空港ラウンジ優待をはじめとするトラベルサービスも充実しています。

ANAダイナースカードがあれば旅行や出張も快適になります。

ダイナースカードの目玉特典であるエグゼクティブ ダイニングをはじめグルメ優待ももちろん利用可能です。

グルメな方にもANAダイナースカードは自信をもっておすすめできます。

ANAダイナースカードのメリット
  • 手厚い旅行傷害保険
    最高1億円の国内・海外旅行傷害保険が付帯
  • 安心のショッピング保険
    ANAダイナースカードで購入した商品を年間500万円まで補償
  • 手荷物無料宅配
    海外から帰国する際に手荷物を無料で宅配(年間2個まで)
  • ANAカードの特典
    ビジネスクラスカウンターでのチェックイン、機内販売・免税店での割引など