Apple PayとGoogle Payを比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました!
Apple PayはiPhoneで、Google PayはAndroidで使えるスマホ決済サービスです。
どちらもクレジットカードや電子マネーを登録することで、スマホだけで買い物ができるようになる点は同じです。
しかし、対応している機種やサービスなどに違いがあります。
- Apple PayはiPhoneで、Google PayはAndroidで使える
- 対応サービスはGoogle Payのほうが多い
- Apple Payは支払い時に認証が必要で不正利用されにくい
- Apple Payは機種変更時のデータ移行が簡単
本記事ではApple PayとGoogle Payの違いと、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
タイトル画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)
カード名 | PayPayカード | JCB CARD W | dカード | 楽天カード | au PAY カード | イオンカードセレクト | メルカード | セゾンパール・アメリカン エキスプレス(R)・カード |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,100円 年1回の利用で無料 |
還元率 | ご利用金額200円(税込)ごとに 1.0%〜5.0% | 1.0%~10.5% ※J1 | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0% | 0.5%~1.0% | 1.0~4.0% | 0.5%~3.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | JCB | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard®、JCB | JCB | American Express |
入会特典 | 新規入会+ Amazon利用で最大10,000円 キャッシュバック 2023年12月5日(火)~2024年3月31日(日) | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大8,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 新規入会&ご利用特典で 合計最大5,000Pontaポイント プレゼント | 新規入会&利用で 最大5,000WAON POINT還元 2024年9月〜 | メルカリ利用で 最大8,000円分お得 (2023/6/1~6/30) | 最大8,000円相当 プレゼント |
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申込対象 | 18歳以上 | 39歳以下 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 ※5 | 20歳以上 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短7分 (申込5分、審査2分) | 最短5分※4 | 最短5営業日 | 最短1週間 | 最短4営業日 | 2〜3週間 | 最短4営業日 | 最短5分 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※5 高校生卒業年度の1月1日から3月31日までの期間であれば、高校生の方でもお申込みいただけます。
Apple Payとは
画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)
Apple PayはAppleが提供するスマホ決済サービスです。
クレジットカードや電子マネーを登録して支払いを行います。
スマホ決済サービスというよりは、クレジットカードや電子マネーを管理するシステムといったイメージです。
Apple Payを使えばiPhoneやApple Watchを読み取り機にかざすだけで買い物をしたり、電車に乗ったりできます。
また、登録したクレジットカードを使ってネット決済をすることも可能です。
Google Payとは
Google PayはGoogleが提供するスマホ決済サービスです。
基本的な仕組みは前述のApple Payとほぼ同じです。
クレジットカードや電子マネーを登録して支払いを行います。
Apple Pay同様、登録したクレジットカードでオンライン決済をすることも可能です。
Apple PayとGoogle Payの違い
Apple PayもGoogle Payも、クレジットカードや電子マネーを登録して支払いができる「スマホ決済サービス」であることが分かりました。
では、Apple PayとGoogle Payにはどのような違いがあるのでしょうか?
両者の違いをまとめました。
項目 | Apple Pay | Google Pay |
---|---|---|
対応機種 | iPhone(iPhone 7以降) Apple Watch(Series 2以降) | Androidスマホ (おサイフケータイ対応) |
対応電子マネー | Suica QUICPay iD | Suica nanaco 楽天Edy WAON QUICPay iD |
対応ポイントカード | Pontaカード | dポイントカード Tポイントカード マツモトキヨシ など |
支払い時の本人認証 | あり | なし |
使える機種が異なる
Apple PayとGoogle Payの最大の違いは利用できる機種でしょう。
Apple PayはApple製デバイスであるiPhoneおよびApple Watchで利用できます。Androidスマホでは使えません。
反対に、Google Payはおサイフケータイ対応のAndroidスマホでのみ利用可能です。iPhoneやApple Watchでは使えません。
他にも細かい違いはいくつかありますが、そもそも機種によってどちらが使えるのかハッキリ分かれているわけですね。
対応サービスはGoogle Payが多い
画像引用元:Google Pay(日本)– ポイントも支払いもこれ 1 つで
Apple PayとGoogle Payでは対応サービスも異なります。
せっかくなのでおサイフケータイも入れました。
項目 | Apple Pay | Google Pay | おサイフケータイ |
---|---|---|---|
対応電子マネー | Suica QUICPay iD PASMO | Suica nanaco 楽天Edy WAON QUICPay iD | Suica nanaco 楽天Edy WAON QUICPay iD PASMO モバイルスターバックス |
Apple Payが対応しているのはSuica、iD、QUICPay、PASMOの4つです。
Google PayはPASMOが使えません。ただし楽天Edy、nanaco、WAONを加えた合計6つの電子マネーに対応しています。
対応サービスが多いGoogle Payのほうが、Apple Payより利用できるお店が多いと言えますね。
Apple Payはセキュリティが万全
画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)
Apple PayとGoogle Payでは支払い時の認証の有無が異なります。
Apple Payは支払い時にTouch ID(指紋認証)かFace ID(顔認証)による本人認証が必須です。
手間はかかりますが、安全性は高いと言えます。
一方、Google Payは支払い時の本人認証は不要です。素早く支払いができる反面、第三者でも簡単に使えてしまいます。
セキュリティ面では本人認証が必要なApple Payのほうが万全です。
共通のメリット・デメリット
Apple PayとGoogle Payには共通のメリット・デメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットの前に、まずは両者に共通している特徴やメリット・デメリットを確認しましょう。
- スマホだけで買い物ができる
- スマホの電源が切れると使えない
- 使えるのはFeliCa対応端末のみ
スマホだけで買い物ができる
Apple PayとGoogle Payに共通する最大のメリットはスマホだけで買い物ができるようになる点でしょう。
Apple PayならiPhoneで、Google PayならAndroidスマホでスーパーやコンビニなどの支払いができます。
しかも、スマホ本体を読み取り機にかざすだけで支払いが完了です。
財布を取り出し、小銭を数え、おつりをもらう…そういった手間は一切かかりません。
スマホの電源が切れると使えない
Apple PayもGoogle Payも、スマホの電源が切れると使えなくなります。
普段からバッテリーに気を配り、モバイルバッテリーを持ち歩くなどの対策が必要です。
なお、iPhone XS以降のiPhoneには予備電力がついており、電源が切れたままでもSuicaが使えます。
ただし、最大5時間までですし、予備電力を使えるのはあらかじめ設定したカード・電子マネーだけです。
やはり、Apple PayやGoogle Payを使う場合はバッテリー対策が必須です。
使えるのはFeliCa対応端末のみ
画像引用元:Sony Japan | FeliCa | FeliCaとは | FeliCaって何?
Apple PayもGoogle Payも、端末が「FeliCa」に対応している必要があります。
FeliCaはソニーが開発した非接触型ICカード技術です。
Apple PayやGoogle Payでかざすだけで支払いができるのは、FeliCaによって素早くデータの送受信が行われているからです。
そのため、端末がFeliCa非対応だと実店舗で買い物をしたり、Suicaで電車に乗ったりすることはできません。
Apple PayおよびGoogle Payを利用する場合はFeliCa対応スマホを準備しましょう。
Apple Payのメリット・デメリット
ここからはApple Payの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
- 不正利用されにくい
- 新しい端末への移行が簡単
- 対応しているサービスが少ない
- VISAブランドのカードはネット決済不可
不正利用されにくい
Apple Payは第三者に不正利用されにくいです。
支払いをする際にTouch IDまたはFace IDによる認証が必要だからです。
仮に紛失したスマホを拾われたり、盗難されたりしても勝手に使われる心配はありません。
ちなみにSuicaは「エクスプレスカード」という設定をすると認証なしで支払い可能です。
改札を通るたびに認証をする手間が省けます。
ただし、クレジットカードでチャージする際はエクスプレスカードでも本人認証が必要です。
エクスプレスカードに設定してチャージ額を少なめにしておけば、利便性を高めつつ不正利用のリスクを抑えられます。
新しい端末への移行が簡単
Apple Payは機種変更する際の新しい端末へのデータ移行が簡単です。
Suicaについては古いiPhoneから削除した後に、新しいiPhoneのWalletアプリで追加をすると旧機種のデータが引き継がれます。
クレジットカードはもっと簡単です。
旧機種と同じApple IDでログインするとWalletアプリに旧機種で使っていたクレジットカードが表示されるので、新機種で使うカードを選択するだけです。
特別な引き継ぎ処理をしなくても簡単にデータが移行できるのは助かりますね。
対応しているサービスが少ない
画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)
Apple Payは対応しているサービスがSuica、iD、QUICPayの3つだけと少ないです。
Google Payのように楽天Edyやnanaco、WAONは使えません。
また、対応しているポイントもPontaポイントのみです。dポイントや楽天ポイントといったポイントサービスを登録することはできません。
VISAブランドのカードはネット決済不可
Apple Payは実店舗の支払いだけでなく、ネットショッピングなどのネット決済にも使えます。
Apple Payで料金を支払えばネットショップ側にクレジットカード番号を知らせずに済むのがメリットです。
ただし、VISAブランドのクレジットカードではApple Payのネット決済が利用できません。
ネット決済を利用する場合はJCBやMasterCardなど、Visa以外のクレジットカードを登録しておきましょう。
Google Payのメリット・デメリット
続いてGoogle Payの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
- 主要な電子マネーすべてに対応
- ポイントカードもまとめて管理できる
- 新しい端末への移行に手間がかかる
- 本人認証がないので誰でも使えてしまう
主要な電子マネーすべてに対応
Google Payは国内の主要な電子マネーすべてに対応しています。
スタート直後は楽天Edyしか使えませんでしたが、その後対応サービスがどんどん増え、現在は6種類の電子マネーが利用できます。
- 前払い式:Suica、楽天Edy、nanaco、WAON
- 後払い式:iD、QUICPay
対応している電子マネーが多い分、利用できるお店も多いです。
また、たくさんの電子マネーを1つのアプリにまとめられるので、複数の電子マネーを使い分ける場合も管理がしやすいです。
ポイントカードもまとめて管理できる
画像引用元:Google Payについて|dポイントのため方・つかい方 | ご利用ガイド | dポイントクラブ
Google Payではクレジットカードや電子マネーだけでなく、ポイントカードもまとめて管理できます。
Google Payアプリから各カードのバーコードを表示し、ポイントを貯められます。
いちいち個別にアプリを開く必要がないのでとても楽です。
dポイントにTポイント、楽天ポイントなど主要なポイントには一通り対応しています。
複数のポイントを利用している場合も、アプリはGoogle Payアプリ1つで済むのでお財布もスマホもスッキリです。
新しい端末への移行に手間がかかる
Google Payは新しい端末へ移行するのに少し手間がかかります。
各電子マネーのアプリをダウンロードし、それぞれで移行手続きが必要だからです。
例えばSuica、楽天Edy、WAONを使っているとしましょう。
機種変更をする際は、
- Suicaアプリをダウンロードし、Suicaの移行手続きをする
- 楽天Edyアプリをダウンロードし、楽天Edyの移行手続きをする
- WAONアプリをダウンロードし、WAONの移行手続きをする
といったようにSuica、楽天Edy、WAONのそれぞれで移行手続きをしないといけません。
1つのアプリですぐに移行ができるApple Payと比べると、移行手続きは煩雑だと言えます。
本人認証がないので誰でも使えてしまう
Google Payで支払いをする際には指紋認証などの本人認証は必要ありません。
スリープを解除することもなく、スマホをかざすだけで素早く支払いができます。
スムーズに支払いができるのはメリットでもありますが、誰でも使えてしまうリスクがあります。
Androidスマホはあらかじめ設定しておくと、遠隔操作でロックをしたり、データを消去することが可能です。
Google Payを使う場合は紛失・盗難に備えて遠隔操作できる設定をしておきましょう。
違いを理解して自分に最適な方を選ぼう
以上、Apple PayとGoogle Payの違いとそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。
最後に、もう一度Apple PayとGoogle Payの違いをおさらいしておきましょう。
- Apple PayはiPhoneで、Google PayはAndroidで使える
- Google Payのほうが対応サービスが多い
- Apple Payは支払い時に認証が必要で不正利用されにくい
- Apple Payは機種変更時のデータ移行が簡単
Apple PayとGoogle Payの大きな違いは「対応機種」と「対応サービス」です。
基本的にはiPhoneを使っているならApple Pay、Androidを使っているならGoogle Payを選べばOKです。
新しくスマホを購入予定でどちらにするか迷っているなら、対応サービスで決めましょう。
例えば、楽天EdyやWAONを使いたいならGoogle Payを選ぶ、といった感じです。
その他にも本人認証の有無や機種変更の手順など細かい違いがいくつかあります。
違いをしっかり把握し、自分に合った方を選びましょう。