• 2019年11月18日
  • 2020年12月10日
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Apple PayとGoogle Payの違い|特徴とメリット・デメリット

Apple PayとGoogle Payを比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました!

Apple PayはiPhoneで、Google PayはAndroidで使えるスマホ決済サービスです。

どちらもクレジットカードや電子マネーを登録することで、スマホだけで買い物ができるようになる点は同じです。

しかし、対応している機種やサービスなどに違いがあります。

Apple PayとGoogle Payの違い
  • Apple PayはiPhoneで、Google PayはAndroidで使える
  • 対応サービスはGoogle Payのほうが多い
  • Apple Payは支払い時に認証が必要で不正利用されにくい
  • Apple Payは機種変更時のデータ移行が簡単

本記事ではApple PayとGoogle Payの違いと、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。

タイトル画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)

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矢印

Apple Payとは

Apple Pay

画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)

Apple PayはAppleが提供するスマホ決済サービスです。

クレジットカードや電子マネーを登録して支払いを行います。

スマホ決済サービスというよりは、クレジットカードや電子マネーを管理するシステムといったイメージです。

Apple Payを使えばiPhoneやApple Watchを読み取り機にかざすだけで買い物をしたり、電車に乗ったりできます

また、登録したクレジットカードを使ってネット決済をすることも可能です。

Google Payとは

Google Pay

Google PayはGoogleが提供するスマホ決済サービスです。

基本的な仕組みは前述のApple Payとほぼ同じです。

クレジットカードや電子マネーを登録して支払いを行います。

Apple Pay同様、登録したクレジットカードでオンライン決済をすることも可能です。

Apple PayとGoogle Payの違い

Apple PayもGoogle Payも、クレジットカードや電子マネーを登録して支払いができる「スマホ決済サービス」であることが分かりました。

では、Apple PayとGoogle Payにはどのような違いがあるのでしょうか?

両者の違いをまとめました。

項目Apple PayGoogle Pay
対応機種iPhone(iPhone 7以降)
Apple Watch(Series 2以降)
Androidスマホ
(おサイフケータイ対応)
対応電子マネーSuica
QUICPay
iD
Suica
nanaco
楽天Edy
WAON
QUICPay
iD
対応ポイントカードPontaカードdポイントカード
Tポイントカード
マツモトキヨシ
など
支払い時の本人認証ありなし

使える機種が異なる

iPhoneとAndroid

Apple PayとGoogle Payの最大の違いは利用できる機種でしょう。

Apple PayはApple製デバイスであるiPhoneおよびApple Watchで利用できます。Androidスマホでは使えません。

反対に、Google Payはおサイフケータイ対応のAndroidスマホでのみ利用可能です。iPhoneやApple Watchでは使えません。

他にも細かい違いはいくつかありますが、そもそも機種によってどちらが使えるのかハッキリ分かれているわけですね。

対応サービスはGoogle Payが多い

電子マネー

画像引用元:Google Pay(日本)– ポイントも支払いもこれ 1 つで

Apple PayとGoogle Payでは対応サービスも異なります。

せっかくなのでおサイフケータイも入れました。

項目Apple PayGoogle Payおサイフケータイ
対応電子マネーSuica
QUICPay
iD
PASMO
Suica
nanaco
楽天Edy
WAON
QUICPay
iD
Suica
nanaco
楽天Edy
WAON
QUICPay
iD
PASMO
モバイルスターバックス

Apple Payが対応しているのはSuica、iD、QUICPay、PASMOの4つです。

Google PayはPASMOが使えません。ただし楽天Edy、nanaco、WAONを加えた合計6つの電子マネーに対応しています。

対応サービスが多いGoogle Payのほうが、Apple Payより利用できるお店が多いと言えますね。

Apple Payはセキュリティが万全

Face ID認証

画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)

Apple PayとGoogle Payでは支払い時の認証の有無が異なります。

Apple Payは支払い時にTouch ID(指紋認証)かFace ID(顔認証)による本人認証が必須です。

手間はかかりますが、安全性は高いと言えます。

一方、Google Payは支払い時の本人認証は不要です。素早く支払いができる反面、第三者でも簡単に使えてしまいます。

セキュリティ面では本人認証が必要なApple Payのほうが万全です。

共通のメリット・デメリット

Apple PayとGoogle Payには共通のメリット・デメリットがあります。

それぞれのメリット・デメリットの前に、まずは両者に共通している特徴やメリット・デメリットを確認しましょう。

共通のメリット・デメリット
  • スマホだけで買い物ができる
  • スマホの電源が切れると使えない
  • 使えるのはFeliCa対応端末のみ

スマホだけで買い物ができる

Apple PayとGoogle Payに共通する最大のメリットはスマホだけで買い物ができるようになる点でしょう。

Apple PayならiPhoneで、Google PayならAndroidスマホでスーパーやコンビニなどの支払いができます。

しかも、スマホ本体を読み取り機にかざすだけで支払いが完了です。

財布を取り出し、小銭を数え、おつりをもらう…そういった手間は一切かかりません。

スマホの電源が切れると使えない

Apple PayもGoogle Payも、スマホの電源が切れると使えなくなります

普段からバッテリーに気を配り、モバイルバッテリーを持ち歩くなどの対策が必要です。

なお、iPhone XS以降のiPhoneには予備電力がついており、電源が切れたままでもSuicaが使えます。

ただし、最大5時間までですし、予備電力を使えるのはあらかじめ設定したカード・電子マネーだけです。

やはり、Apple PayやGoogle Payを使う場合はバッテリー対策が必須です。

使えるのはFeliCa対応端末のみ

Felicaとは

画像引用元:Sony Japan | FeliCa | FeliCaとは | FeliCaって何?

Apple PayもGoogle Payも、端末が「FeliCa」に対応している必要があります。

FeliCaはソニーが開発した非接触型ICカード技術です。

Apple PayやGoogle Payでかざすだけで支払いができるのは、FeliCaによって素早くデータの送受信が行われているからです。

そのため、端末がFeliCa非対応だと実店舗で買い物をしたり、Suicaで電車に乗ったりすることはできません。

Apple PayおよびGoogle Payを利用する場合はFeliCa対応スマホを準備しましょう。

Apple Payのメリット・デメリット

ここからはApple Payの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

Apple Payの特徴とメリット・デメリット
  • 不正利用されにくい
  • 新しい端末への移行が簡単
  • 対応しているサービスが少ない
  • VISAブランドのカードはネット決済不可

不正利用されにくい

Apple Payは第三者に不正利用されにくいです。

支払いをする際にTouch IDまたはFace IDによる認証が必要だからです。

仮に紛失したスマホを拾われたり、盗難されたりしても勝手に使われる心配はありません。

ちなみにSuicaは「エクスプレスカード」という設定をすると認証なしで支払い可能です。

改札を通るたびに認証をする手間が省けます。

ただし、クレジットカードでチャージする際はエクスプレスカードでも本人認証が必要です。

エクスプレスカードに設定してチャージ額を少なめにしておけば、利便性を高めつつ不正利用のリスクを抑えられます。

新しい端末への移行が簡単

Apple Payは機種変更する際の新しい端末へのデータ移行が簡単です。

Suicaについては古いiPhoneから削除した後に、新しいiPhoneのWalletアプリで追加をすると旧機種のデータが引き継がれます。

クレジットカードはもっと簡単です。

旧機種と同じApple IDでログインするとWalletアプリに旧機種で使っていたクレジットカードが表示されるので、新機種で使うカードを選択するだけです。

特別な引き継ぎ処理をしなくても簡単にデータが移行できるのは助かりますね。

対応しているサービスが少ない

Apple Pay 対応電子マネー

画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)

Apple Payは対応しているサービスがSuica、iD、QUICPayの3つだけと少ないです。

Google Payのように楽天Edyやnanaco、WAONは使えません。

また、対応しているポイントもPontaポイントのみです。dポイントや楽天ポイントといったポイントサービスを登録することはできません。

VISAブランドのカードはネット決済不可

Apple Payは実店舗の支払いだけでなく、ネットショッピングなどのネット決済にも使えます。

Apple Payで料金を支払えばネットショップ側にクレジットカード番号を知らせずに済むのがメリットです。

ただし、VISAブランドのクレジットカードではApple Payのネット決済が利用できません。

ネット決済を利用する場合はJCBやMasterCardなど、Visa以外のクレジットカードを登録しておきましょう。

Google Payのメリット・デメリット

続いてGoogle Payの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

Google Payの特徴とメリット・デメリット
  • 主要な電子マネーすべてに対応
  • ポイントカードもまとめて管理できる
  • 新しい端末への移行に手間がかかる
  • 本人認証がないので誰でも使えてしまう

主要な電子マネーすべてに対応

Google Payは国内の主要な電子マネーすべてに対応しています。

スタート直後は楽天Edyしか使えませんでしたが、その後対応サービスがどんどん増え、現在は6種類の電子マネーが利用できます。

  • 前払い式:Suica、楽天Edy、nanaco、WAON
  • 後払い式:iD、QUICPay

対応している電子マネーが多い分、利用できるお店も多いです。

また、たくさんの電子マネーを1つのアプリにまとめられるので、複数の電子マネーを使い分ける場合も管理がしやすいです。

ポイントカードもまとめて管理できる

dポイント Google Pay

画像引用元:Google Payについて|dポイントのため方・つかい方 | ご利用ガイド | dポイントクラブ

Google Payではクレジットカードや電子マネーだけでなく、ポイントカードもまとめて管理できます。

Google Payアプリから各カードのバーコードを表示し、ポイントを貯められます。

いちいち個別にアプリを開く必要がないのでとても楽です。

dポイントにTポイント、楽天ポイントなど主要なポイントには一通り対応しています。

複数のポイントを利用している場合も、アプリはGoogle Payアプリ1つで済むのでお財布もスマホもスッキリです。

新しい端末への移行に手間がかかる

Google Payは新しい端末へ移行するのに少し手間がかかります。

各電子マネーのアプリをダウンロードし、それぞれで移行手続きが必要だからです。

例えばSuica、楽天Edy、WAONを使っているとしましょう。

機種変更をする際は、

  1. Suicaアプリをダウンロードし、Suicaの移行手続きをする
  2. 楽天Edyアプリをダウンロードし、楽天Edyの移行手続きをする
  3. WAONアプリをダウンロードし、WAONの移行手続きをする

といったようにSuica、楽天Edy、WAONのそれぞれで移行手続きをしないといけません。

1つのアプリですぐに移行ができるApple Payと比べると、移行手続きは煩雑だと言えます。

本人認証がないので誰でも使えてしまう

Google Payで支払いをする際には指紋認証などの本人認証は必要ありません。

スリープを解除することもなく、スマホをかざすだけで素早く支払いができます。

スムーズに支払いができるのはメリットでもありますが、誰でも使えてしまうリスクがあります。

Androidスマホはあらかじめ設定しておくと、遠隔操作でロックをしたり、データを消去することが可能です。

Google Payを使う場合は紛失・盗難に備えて遠隔操作できる設定をしておきましょう。

違いを理解して自分に最適な方を選ぼう

以上、Apple PayとGoogle Payの違いとそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。

最後に、もう一度Apple PayとGoogle Payの違いをおさらいしておきましょう。

Apple PayとGoogle Payの違い
  • Apple PayはiPhoneで、Google PayはAndroidで使える
  • Google Payのほうが対応サービスが多い
  • Apple Payは支払い時に認証が必要で不正利用されにくい
  • Apple Payは機種変更時のデータ移行が簡単

Apple PayとGoogle Payの大きな違いは「対応機種」と「対応サービス」です。

基本的にはiPhoneを使っているならApple Pay、Androidを使っているならGoogle Payを選べばOKです。

新しくスマホを購入予定でどちらにするか迷っているなら、対応サービスで決めましょう。

例えば、楽天EdyやWAONを使いたいならGoogle Payを選ぶ、といった感じです。

その他にも本人認証の有無や機種変更の手順など細かい違いがいくつかあります。

違いをしっかり把握し、自分に合った方を選びましょう。