銀座ダイナースクラブカードは、銀座ライフを楽しみたい方のためのプレミアムな1枚です。
年会費が高額ながらも、銀座の街を最大限楽しむことのできるカードとして、多くの方を魅了しています。
しかし、昨年この銀座ダイナースクラブカードのサービスが一部改悪されてしまいました。
本記事では、改悪された部分も含め、銀座ダイナースクラブカードの全てを徹底解説します。
- ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジを無料利用できる
- ダイナースクラブ D’sラウンジトーキョーを無料利用できる
- 銀座特約店でカードを利用するとダブルポイントになる
- 会員限定イベントに参加できる
- ダイナースクラブカードの優待特典を利用できる
- 年会費が高い
- 国内で利用できる店が少ない
- 利用できる電子マネーが少ない
- 銀座を利用しない方にはメリットが薄い
※本記事の価格は全て税込みです。
銀座ダイナースクラブカードの特徴・基礎知識
銀座ダイナースクラブカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.25~0.66%程度 |
マイル | ANAマイル:1.0~2.0% その他航空会社のマイル:0.5~1.0% |
|
年会費 | 初年度 | 27,500円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(うち利用付帯5,000万円) |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | ダイナースクラブ | |
発行会社 | 三井住友トラストクラブ株式会社 | |
発行期間 | カード到着まで2~3週間ほど |
銀座ダイナースクラブカードは、ステータスカードとして知られるダイナースクラブカードの一種です。
年会費が27,500円と高額なため、扱い的にはプラチナカードと言えます。
ただし、この年会費にはそれだけの価値があるのでご安心ください。銀座ダイナースクラブカードの特典については後述します。
特典や補償内容に27,500円以上の価値を感じられるかどうかが、銀座ダイナースクラブカードを申し込むか否かの決め手になるでしょう。
ダイナースクラブカードの優待特典も利用できる
銀座ダイナースクラブカードはダイナースクラブカードの優待特典も利用できます。
- 豪華なグルメ優待
- 世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジが無料
- 最高1億円の海外・国内旅行傷害保険
- 年間500万円のショッピングリカバリー
- 充実したトラベルサービス
- 豊富なゴルフ優待
- ポイントを無期限貯蓄
- コンパニオンカードの無料発行
高額な年会費も納得の特典が満載となっています。
銀座ダイナースクラブカードのメリット・優待特典
銀座ダイナースクラブカードには、通常のダイナースクラブカードの特典に加え、銀座ライフを楽しむための特典が用意されています。
これから紹介する特典を見てもらえれば、高額な年会費も納得のいくはずです。
- ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジを無料利用できる
- ダイナースクラブ D’sラウンジトーキョーを無料利用できる
- 銀座特約店でカードを利用するとダブルポイントになる
- ダイナースクラブカードの優待特典を利用できる
ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジを無料利用できる
銀座ダイナースクラブカード会員は、ダイナースクラブが提供するラウンジ「ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ」を1日1回無料で利用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
施設名 | ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ |
住所 | 東京都中央区銀座5−6−2 銀座七宝ビル8階 東京メトロ銀座駅A1出口近く 銀座すずらん通り沿い |
営業時間 | 11:30〜19:00(最終受付時間18:30) |
定休日 | 毎週月曜日、12月30日〜1月3日 |
問い合わせ先 | 03-3212-8011 |
- コンシェルジュサービス
- インフォメーションサービス
- Wi-Fiサービス
- フリードリンクサービス
- 手荷物お預かりサービス
- 宅配料金優待サービス
- 西銀座駐車場10%割引券ご提供サービス
銀座でショッピングを楽しんだあと、軽く一息つきたいときに利用できるラウンジです。
高級志向のダイナースクラブらしくラグジュアリーな雰囲気があり、いつまでもくつろいでいたい、そんな空間となっています。
また、手荷物お預かりサービスや宅配料金優待サービスなど、ショッピングを楽しんだあとのアフターケアが行き届いているのも特徴です。
重い荷物が負担になる年配の方にとって助かるサービスと言えるでしょう。
銀座の楽しみ方を提案するコンシェルジュサービス
コンシェルジュサービスを利用すると、レストランの予約や、特約店・優待プランの案内など、要望に応じた銀座の楽しみ方を提案してくれます。
無料Wi-Fiも利用できるので、その場で紹介されたサービスを調べることも可能です。
ダイナースクラブ D’sラウンジトーキョーを無料利用できる
銀座ダイナースクラブカード会員は、大丸東京店11階にある「ダイナースクラブ D’sラウンジトーキョー」を無料で利用できます。
銀座・日本橋が一望できるラウンジでくつろぎながら、各種サービスを堪能しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
施設名 | ダイナースクラブ D’sラウンジトーキョー |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店11階 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
定休日 | 元日を除き、年中無休 |
- フリードリンクサービス(コーヒー・紅茶)
- フィッティングルーム
- 専用クローク
- 携帯電話、パソコン利用スペース
- 応接室貸し出し
同伴者は1名につき1,018円がかかります。
利用は1日1回、1時間までと決められているので、気をつけてください。
なお、応接室の貸し出しには事前予約が必要で、1時間につき3,667円が生じます。
銀座特約店でカードを利用するとダブルポイントになる
銀座ダイナースクラブカードは、銀座で使えば使うほどお得なカードです。
通常、利用100円につき1ポイントが貯まりますが、特約店では通常ポイントに加えて+1ポイントが貯まる「ダブルポイントサービス」が適用されます。
- 銀座和光
- 三越銀座店
- 松屋銀座
- GINZA SIX
- 東急プラザ銀座
- バーニーズニューヨーク 銀座店
貯めたポイントはアイテムやギフト券への交換のほか、キャッシュバックやANAスカイコイン・楽天ポイントへの移行、スターバックスへのチャージにも利用できます。
また、ダイナースグローバルマイレージの参加航空会社(国内ではANAが該当)のマイル移行も可能です。
銀座ダイナースクラブカードのデメリット
より充実した銀座ライフを楽しめるカードとして名高い銀座ダイナースクラブカードですが、デメリットもいくつか存在します。
銀座ダイナースクラブカードのデメリットは以下の通りです。
- 年会費が高い
- 国内で利用できる店が少ない
- 利用できるスマホ決済はApple Payのみ
- 銀座を利用しない方にはメリットが薄い
年会費が高い
銀座ダイナースクラブカードの年会費は27,500円です。
金額的には他社のプラチナカードとほぼ同額ということで、クレジットカード全体のなかでも高額な部類に属します。
家族カードが無料で発行できるのはお得と言えますが、そもそもの年会費が高いのでプラスマイナスはゼロといったところでしょうか。
プロパーカードは初年度年会費半額キャンペーンを実施しているのに対し、銀座ダイナースクラブカードはキャンペーン適用外のため、初年度から満額の年会費が発生します。
しかし、ここまで紹介したように年会費以上の充実した特典があることも事実です。
この年会費を高いと感じるかどうかは各自の価値観に左右されるでしょう。
※キャンペーン情報は2021年6月4日時点のものです。
国内で利用できる店が少ない
ダイナースクラブの国内加盟店は400万店しかなく、VisaやMastercardの国内加盟店に比べると物足りません。
しかし、近年、国内加盟店舗数がVISAに続いて2位のJCBと提携したことにより、JCB加盟店でも利用できるようになりました。
ただ、ショップの店員がその事実を知らない可能性があるので、JCB加盟店で利用する際には「JCB加盟店なら使用できるはずですよ」と一言添えてあげるといいでしょう。
利用できるスマホ決済はApple Payのみ
銀座ダイナースクラブカードで利用できるスマホ決済は、基本的に「Apple Pay」一択です。
公式には「モバイルSuica」と「楽天Edy」も対応と記載されていますが、こちらの2つは電子マネーへのチャージのみの対応で、支払いには使用できません。
となると使い勝手は悪いので、利用する機会は少ないでしょう。
現在、国内にはさまざまな電子マネーが流通しています。
他のクレジットカードは、複数の電子マネーに対応していることが当たり前になっているなか、銀座ダイナースクラブカードはApple Payのみの対応です。
電子マネーユーザーとしては使い勝手の悪いカードと言えます。
銀座を利用しない方にはメリットが薄い
当たり前ですが、銀座ダイナースクラブカードは銀座を利用しない方にはメリットが少ないと言えます。
銀座ダイナースクラブカードの全てのオリジナル特典が、銀座ライフを楽しむ方に向けて用意されたものだからです。
銀座を利用しない方は、プロパーのダイナースクラブカードの方が年会費も安く済むのでおすすめです。
銀座ダイナースクラブカードの改悪部分
冒頭でもお伝えした、銀座ダイナースクラブカードの改悪部分を紹介します。
人によっては残念に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
同伴者無料利用サービス終了
ダイナースクラブより、次のような報告がありました。
今後、カード会員の同伴者がダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジを利用する際には、1名につき1,100円が発生します。
なお、カード会員は引き続き無料で利用可能です。
「え、それだけ?」と思う方もいるかもしれませんが、従来まで同伴者も無料で利用できたので、これも一つの改悪と言えます。
この変更の意図を推測してみました。
同伴者料金を取ることでラウンジ内の混雑を緩和させ、コロナウイルスの蔓延を予防しようとしているのではないでしょうか。
そう考えると、今回の改悪も仕方のないことなのかもしれません。それ以外の変更点は特にないので、安心して利用してください。
銀座ダイナースクラブカードの審査
銀座ダイナースクラブカードには、そのステータスの高さから審査が厳しいというイメージがあります。
実際のところはどうなのでしょうか。
過去のクチコミ等から推察した銀座ダイナースクラブカードの審査について解説します。
審査基準は公開されていないので、公式情報ではない点に注意して読み進めてくださいね。
銀座ダイナースクラブカードの審査基準
銀座ダイナースクラブカードの入会条件は「年齢27歳以上の方」のみとなっています。
入会の目安:
年齢27歳以上の方
※定職にお就きでない主婦の方も世帯収入をご記入いただくことで本会員としてお申し込みいただけます
定職に就いていない主婦も世帯年収を記入すれば、本会員として申し込むことが可能です。
このことから、一見すると審査基準はかなり緩そうなイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
必要年収の目安は400万円程度か
一般的に、審査基準の厳しさは年会費に比例すると言われています。
年会費 | 必要な年収 | |
---|---|---|
1万円未満 | 200~300万円 | |
1万円以上2万円未満 | 20代 | 200~300万円 |
30代以上 | 300~500万円 | |
2万円以上 | 500万円以上 |
このセオリーに従うと、年会費27,500円の銀座ダイナースクラブカードを作るのに必要な年収は500万円以上ということになります。
しかし、近年ダイナースクラブカードの審査基準が緩和されたらしく、年収400万円前後で審査に通ったという例が散見されます(※あくまでも公式情報ではありません)
これには、ダイナースクラブ特有の利用限度額設定が関係していると考えられます。
一般的に、クレジットカードの利用限度額は、カードごとに設定された一定の範囲内で決まります。
たとえば三井住友カード ゴールドの場合、利用限度額の範囲は50~200万円です。
しかし、ダイナースクラブの場合には、上限・下限ともに一定の範囲を設けていません。会員一人一人の状況に合わせて「利用目安額」を設定します。
つまり、同じダイナースクラブ会員でも、利用目安額が10万円の方もいれば、1,000万円を超える方もいるということです。
柔軟に利用限度額の設定を行っているので、万が一貸し倒れが起こってもダメージを最小に抑えられます。
こういった理由から、そこまで高い年収は求められないと推定できます。
銀座ダイナースクラブカードの審査を通すコツ
審査基準が非公開である以上、審査を通す方法を明言することはできませんが、以下のコツを意識することをおすすめします。
- 任意項目を入力する
- 他のローンやキャッシングを減らす
- 多重申込みを避ける
申込み者に関する情報が多いほど的確な審査ができるため、年収に不安を感じる場合は、任意項目をできるだけ埋めて申し込むことを推奨します。
カードローンやキャッシングなど借入れがある場合には、それを返済するのも良い方法です。
また、一度審査に落ちた方が続けて申し込む事も歓迎されません。
審査落選後、再度申し込みをする場合は少なくとも半年以上空けることをおすすめします。
銀座ライフを楽しみたい方向けのカード
- ラウンジで贅沢な銀座でのひとときを過ごしたい
- 銀座の老舗百貨店をよく利用する
- 贅沢な会員限定イベントに参加してみたい
- ダイナースクラブカードの優待特典を楽しみたい
本記事では、銀座ダイナースクラブカードを徹底解説してきました。
銀座ダイナースクラブカードは、完全に銀座ライフを楽しみたい方向けのカードです。
その意味では、ダイナースクラブカードのなかでもかなり特殊な位置付けのカードと言えるでしょう。
今回の改悪内容をどう捉えるかは人それぞれです。
銀座に足繁く通う方にとっては、改悪後もなお利用価値の高いカードであり続けるでしょう。
銀座で買い物をしたり、食事を楽しんだりすることが多い方は、銀座ダイナースクラブカードの利用を検討してみてはいかがでしょうか。