Google PayはAndroidスマホで利用できるモバイル決済サービスです。
電子マネーやクレジットカードを登録しておけば、スマホだけで日々の買い物ができるようになります。
複数の電子マネーやクレジットカードを一元管理できるので、お金の管理も楽になりますよ。
本記事ではGoogle Payの特徴から使い方、利用範囲、できること・できないことまで徹底解説します。
- Googleが提供するモバイル決済サービス
- おサイフケータイ対応Androidスマホで使える
- 複数の電子マネーやクレジットカードを一元管理できる
- ポイントカードも登録可能
- 全国各地の幅広い場所で使える
タイトル画像引用元:Google Payなら、iDで。|電子マネー「iD」
カード名 | PayPayカード | JCB CARD W | dカード | 楽天カード | au PAY カード | イオンカードセレクト | メルカード | セゾンパール・アメリカン エキスプレス(R)・カード |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,100円 年1回の利用で無料 |
還元率 | ご利用金額200円(税込)ごとに 1.0%〜5.0% | 1.0%~10.5% ※J1 | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0% | 0.5%~1.0% | 1.0~4.0% | 0.5%~3.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | JCB | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard®、JCB | JCB | American Express |
入会特典 | 新規入会+ Amazon利用で最大10,000円 キャッシュバック 2023年12月5日(火)~2024年3月31日(日) | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大8,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 新規入会&ご利用特典で 合計最大5,000Pontaポイント プレゼント | 新規入会&利用で 最大5,000WAON POINT還元 2024年9月〜 | メルカリ利用で 最大8,000円分お得 (2023/6/1~6/30) | 最大8,000円相当 プレゼント |
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申込対象 | 18歳以上 | 39歳以下 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 ※5 | 20歳以上 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短7分 (申込5分、審査2分) | 最短5分※4 | 最短5営業日 | 最短1週間 | 最短4営業日 | 2〜3週間 | 最短4営業日 | 最短5分 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※5 高校生卒業年度の1月1日から3月31日までの期間であれば、高校生の方でもお申込みいただけます。
Google Payとは
画像引用元:Androidではじめる(Google Pay)|QUICPay
Google PayはGoogleが提供しているモバイル決済サービスです。
Suicaや楽天Edyといった既存の電子マネーやクレジットカードを登録して支払いを行います。
「Google Pay」は電子マネー・クレジットカード管理をするアプリのことです。
「Google Pay」という電子マネーや決済方法があるわけではありません。
Google Payが使えるのはおサイフケータイに対応したAndroidスマホのみ。
おサイフケータイに対応していないAndroidスマホやiPhoneでは利用できません。
iPhoneで同様の機能を使いたい人は「Apple Pay」を使いましょう。
なお、クレジットカードを登録してオンライン決済をする場合はおサイフケータイに対応していなくても使えます。
Google Payで使える電子マネー
画像引用元:Google Pay(日本)– ポイントも支払いもこれ 1 つで
Google Payで使える電子マネーは以下の7つです。
- Suica
- nanaco
- 楽天Edy
- WAON
- QUICPay
- iD
- Visaのタッチ決済
日本国内の主要な電子マネーはすべてカバーされていますね。
QUICPay、iD、Visaのタッチ決済を使う場合は対応するクレジットカード/デビットカードを登録する必要があります。
対応しているクレジットカード/デビットカードは以下の通りです。
対応電子マネー | カード発行会社 |
---|---|
QUICPay | Kyash JACCS JCB LINE Pay ゆめカード 楽天カード(アメックス以外) |
iD | ライフカード 三井住友カード |
Visaのタッチ決済 | 関西みらい銀行 埼玉りそな銀行 ジャパンネット銀行 ソニー銀行 MUFG(三菱UFJ銀行) りそな銀行 |
ポイントカードも登録できる
画像引用元:Google Pay(日本)– ポイントも支払いもこれ 1 つで
Google Payは電子マネーやクレジットカードだけでなくポイントカードも登録できます。
対応しているポイントカードは以下の2つです。
- Vポイント
- dポイント
上記の対応ポイントカード以外でも、バーコード表示をするタイプのポイントカードならGoogle Payに登録できます。
代表的なところだと楽天ポイントやPontaポイント、スターバックスカードなどが登録可能です。
Google Payに登録しておけばポイントカードを持ち歩く必要もなくなるためとても楽です。
Google Payは全国各地で利用できる
Google Payは全国各地で利用できます。
さきほど説明した通り、Google Payは全部で7種類の電子マネーに対応しています。
そのうちのどれか1つに対応しているお店はすべてGoogle Payに対応しているということになります。
Google Payが使える代表的なお店をまとめました。
- コンビニ:セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど
- 家電量販店:ビックカメラ、ヨドバシカメラ、コジマなど
- スーパー:イオン、イトーヨーカドー、イズミなど
- ドラッグストア:マツモトキヨシ、ウェルネス、スギ薬局、ウエルシアなど
- 飲食店:マクドナルド、ガスト、すき家、ロッテリアなど
コンビニやスーパー、ドラッグストアなど日々の生活に欠かせないお店はすべてカバーしています。
上記のお店はGoogle Payが使えるお店のほんの一部です。
詳しい対応店舗については各電子マネーの対応店舗を参照してください。
オンライン決済も可能|ただし利用は限定的
Google Payにクレジットカードを登録すると、登録したカードによるオンライン決済も可能になります。
オンライン決済用に登録できる国際ブランドは以下の通りです。
- American Express
- MasterCard
- Visa
- JCB
オンライン決済の場合は上記の国際ブランドであれば基本的にはどのカードも登録可能です。
Google Payを使えばネットショップ側にこちらのクレジットカード番号を教える必要がないというメリットがあります。
しかも支払い方法でGoogla Payを選択するだけで良いので、毎回カード番号を入力する手間も省けます。
対応しているWebサービスおよびアプリは以下の通り。
- VanillaAir
- BookLive
- SPACEMARKET
- ジャパンタクシー(旧:全国タクシー)
- Creema
- minne
- 日本美食
- えこよみ
Apple Payに比べると対応しているお店が少ないため、今後のサービス拡大に期待したいですね。
Google Payの使い方
ここからは実際にGoogle Payを利用するための手順について見ていきます。
- Google Payアプリをインストール
- 電子マネーやクレジットカードを登録する
- 各電子マネーのアプリをインストール(任意)
- 電子マネーの残高をチャージする
- 読み取り機にスマホをタッチして支払う
Google Payアプリをインストール
まずはGoogle Payアプリをインストールします。
Google Playにアクセスしてアプリをダウンロードしましょう。
ただし、機種によっては最初からGoogle Payアプリがインストールされています。
電子マネーやクレジットカードを登録する
Google Payアプリのインストールが終わったら、電子マネーやクレジットカードをGoogle Payに登録します。
電子マネー(iD、QUICPay、Visaのタッチ決済以外)を登録する手順は以下の通りです。
- Google Payアプリを起動する
- 「支払い」タブの「+お支払い方法」ボタンをタップ
- 「電子マネー」をタップ
- 追加したい電子マネーにチェックを入れ「同意する」をタップ
すでにおサイフケータイで電子マネーを使っている場合は、その電子マネーを追加することもできます。
その場合、残高はGoogle Payとおサイフケータイアプリの両方で共有されます。
クレジットカードを登録する手順は以下の通りです。
- Google Payアプリを起動する
- 「支払い」タブの「+お支払い方法」ボタンをタップ
- 「クレジット/デビット/プリペイド」をタップ
- カード情報(カード番号や有効期限など)を入力
- 利用規約を読み「保存」をタップ
- カードの本人認証を行う(手順はカード会社で異なる)
クレジットカードを登録すると対応している電子マネーが自動的に追加されます。
例えば楽天カードを登録するとQUICPayが自動的に使えるようになります。
各電子マネーのアプリをインストール
画像引用元:nanacoモバイル|電子マネー nanaco 【公式サイト】
Google Payに電子マネーを登録したら、その電子マネーの個別アプリもインストールしておきましょう。
Google Payだけではその電子マネーの機能が制限されてしまうことがあるからです。
例えばSuicaの場合、Google Payだけではオートチャージや定期券、Suicaグリーン券といった機能は使えません。
Google PayでSuicaを追加した場合は「モバイルSuicaアプリ」もインストールしておくとこれらのサービスも使えるようになります。
このようにGoogle Payに加えて電子マネーのアプリをインストールしておけば、その機能をフルに活用できます。
ただ、各電子マネーアプリは必須ではありません。
どの電子マネーも通常の決済と残高のチャージはGoogle Payだけでも可能です。
電子マネーの残高をチャージする
楽天EdyやSuicaなどプリペイド式の電子マネーを利用する場合は事前に残高をチャージしておきましょう。
Google Payアプリから残高をチャージする方法は以下の通りです。
- チャージしたい電子マネーの「チャージ」をタップ
- 支払い方法(クレジットカード)を選択
- チャージ金額を入力
- 「チャージする」をタップ
基本的にはGoogle Payに登録されているクレジットカードからチャージします。
一部、手続きが異なる電子マネーがあります。代表的なものは以下の通り。
nanacoはGoogle Payアプリからチャージできません。別途nanacoアプリをダウンロードしてからクレジットカードを登録をする必要があります。
WAONにチャージするにはイオンカードが必要です。事前にイオンカードをGoogle Payに登録しておきましょう。
またクレジットカードが無い場合は、楽天Edy以外の電子マネーについてはコンビニなどで現金チャージをすることも可能です。
読み取り機にスマホをタッチ
画像引用元:電子マネー「楽天Edy(ラクテンエディ)」
Google Payに電子マネーを登録し、残高をチャージすればあとは支払いに使うだけです。
支払いの際に利用するサービスを店員さんに伝え、読み取り機にスマホをタッチします。
例えばiDを利用して支払うなら「iDで支払います」と伝えてください。
Google Payアプリを起動したり、電子マネーを選択したりする必要はありません。
Suicaを利用して電車に乗る場合も、スマホを改札の読み取り機にタッチするだけで乗車可能です。
Google Payでできること
続いて、Google Payでできることをチェックしてみましょう。
- スマホだけで料金の支払い
- 複数の電子マネーやクレジットカードの管理
- ポイントカードの管理
Google Payを使えばスマホ1つで日々の買い物ができます。小銭を数えたり、おつりをもらったりする手間が省けます。
クレジットカードを登録すればオンライン決済も可能です。
また、Google Payなら電子マネーやクレジットカード、ポイントカードを一元管理できます。
複数の電子マネーやクレジットカードを利用している人でも1つのアプリですべて管理できるので手間がかかりません。
Google Payでできないこと
一方、Google Payでは以下のようなことはできません。
- 機種変更時の引き継ぎ(各電子マネーのアプリが必要)
- オートチャージ
- Suicaの特急券や定期券の発行
機種変更をする際、Google Payアプリ単体では電子マネーのデータを引き継ぐことができません。
各電子マネーのアプリをインストールし、個別に手続きが必要です。
例えばSuicaなら「モバイルSuicaアプリ」を使って、引き継ぎ処理をします。
その他にも各電子マネーのオートチャージ機能やSuicaの特急券発行といった機能によっては、個別にアプリが必要になることがあります。
Google Payは複数の電子マネーを一元管理できますが、各電子マネーの機能をフルに使うには個別のアプリもインストールしておきましょう。
Google Payでキャッシュレスを始めよう
画像引用元:Androidではじめる(Google Pay)|QUICPay
以上、Google Payの特徴や使い方、できること・できないことについて解説しました。
- Googleが提供するモバイル決済サービス
- おサイフケータイ対応Androidスマホで使える
- 複数の電子マネーやクレジットカードを一元管理できる
- ポイントカードも登録可能
- 全国各地の幅広い場所で使える
Google Payは電子マネーやクレジットカードを一元管理でき、全国のお店でも利用できる大変便利なサービスです。
キャッシュレスをこれから始める人はGoogle Payを活用してみましょう。