QUICPay(クイックペイ)はJCBが運営する電子マネーです。
QUICPay対応のクレジットカード、またはQUICPay+対応のデビットカードやプリペイドカードがあれば簡単に使えます。
ただし、QUICPayを使うには事前の準備が必要です。
この記事では、QUICPayの使い方から、使えるお店、ポイントの貯め方まで解説しています。
数あるキャッシュレス決済の中でも使用者の多いQUICPayの神髄に迫ります。
- スマホ1台で簡単決済、カード型やコイン型も
- 事前のチャージは不要
- 全国121万箇所以上で利用可能
- 高還元率のクレジットカードを選べば効率よくポイントが貯まる
※本記事の価格は全て税込みです。
【2024年】クレジットカードおすすめ人気ランキング16枚|最強はコレ!カード名 | PayPayカード | JCB CARD W | dカード | 楽天カード | au PAY カード | イオンカードセレクト | メルカード | セゾンパール・アメリカン エキスプレス(R)・カード |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,100円 年1回の利用で無料 |
還元率 | ご利用金額200円(税込)ごとに 1.0%〜5.0% | 1.0%~10.5% ※J1 | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0% | 0.5%~1.0% | 1.0~4.0% | 0.5%~3.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | JCB | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard®、JCB | JCB | American Express |
入会特典 | 新規入会+ Amazon利用で最大10,000円 キャッシュバック 2023年12月5日(火)~2024年3月31日(日) | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大8,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 新規入会&ご利用特典で 合計最大5,000Pontaポイント プレゼント | 新規入会&利用で 最大5,000WAON POINT還元 2024年9月〜 | メルカリ利用で 最大8,000円分お得 (2023/6/1~6/30) | 最大8,000円相当 プレゼント |
|
申込対象 | 18歳以上 | 39歳以下 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 ※5 | 20歳以上 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短7分 (申込5分、審査2分) | 最短5分※4 | 最短5営業日 | 最短1週間 | 最短4営業日 | 2〜3週間 | 最短4営業日 | 最短5分 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※5 高校生卒業年度の1月1日から3月31日までの期間であれば、高校生の方でもお申込みいただけます。
QUICPayカードをiPhoneに登録する方法(Apple Pay)
まずはじめに、QUICPay対応カードをiPhone(Apple Pay)で使用するための設定手順について解説します。
用意するものは、QUICPay対応のクレジットカードとiPhone7以降の端末です。
QUICPayカードをApple Payに登録する手順は以下のようになります。
- iPhoneの「Wallet」アプリを起動
- 「追加」または右上の「+」をタップ
- Apple Payの説明を読み「続ける」をタップ
- カードの種類で「クレジット/プリペイドカード」を選ぶ
- カメラでカードを読み込む/またはカード情報を手入力
- 規約を確認後「同意する」をタップ
- 確認できたら完了をタップして終了
さらに画像で説明します。
- iPhoneの「Wallet」アプリを起動
- 「追加」または右上の「+」をタップ
- Apple Payの説明を読み「続ける」をタップ
- カードの種類で「クレジット/プリペイドカード」を選ぶ
- カメラでカードを読み込む/またはカード情報を手入力
- 規約を確認後「同意する」をタップ
- 確認できたら完了をタップして終了
QUICPayカードをAndroid に登録する方法(Google Pay)
Androidスマホの場合、Google Payまたはおサイフケータイで利用します。以下はGoogle Payに登録する手順です。
- Google Payアプリを起動する
- 画面下のお支払い方法を選ぶ
- クレジット/デビット/プリペイドをタップ
- カメラを起動してカード情報を読み込む/または手入力
- 続行を選ぶ
- 認証コードを入力し本人確認を行う
次に画像を交えて説明します。
- Google Payアプリを起動する
- 画面下のお支払い方法を選ぶ
- クレジット/デビット/プリペイドをタップ
- カメラを起動してカード情報を読み込む/または手入力
- 続行を選ぶ
- 認証コードを入力し本人確認を行う
QUICPayを実店舗で使う方法
QUICPayの登録が完了したら、実際に店舗で使ってみましょう。
レジの専用端末にカードをかざすだけなので複雑な操作も要りません。
iPhoneの場合は、Face ID・Touch IDのどちらを搭載しているかによって、お店で使うときの方法が少し違います。
実際に店舗でスマホに登録したQUICPayを使うには、まずはお店のスタッフに「QUICPayで支払う」ことを告げてください。
その後は決済端末にスマホをかざすだけですが、利用するスマホによっては生体認証が必要です。
- 「Face ID」を搭載したiPhone:ロック状態からサイドボタンを2回押す
- 「Touch ID」を搭載したiPhone:ロック状態からホームボタンを2回押す
- Androidスマホ:何もせずかざすだけ
「クイックペイ♫」という音声が鳴ると決済完了です。
QUICPay利用中の機種を変更した場合
機種変更をした場合、変更後の端末でQUICPayを利用する方法はそれぞれ以下のとおりです。
- iPhone端末⇒iPhone端末の場合
Apple IDを新しい端末に登録すれば自動で登録情報が移行される。クレジットカードの再登録は不要 - iPhone端末⇒Android端末の場合
新しい端末のおサイフケータイ/Google Payにクレジットカードを登録 - Android端末⇒Android端末の場合
新しい端末のおサイフケータイ/Google Payにクレジットカードを登録
QUICPayとは
ここまで、QUICPayの使い方を紹介してきました。ここからはQUICPayとは何ぞや?について解説します。
QUICPay(クイックペイ)はポストペイ式(後払い)の電子マネーです。
FeliCa機能を用いて非接触で決済を完了させることができます。
QUICPayには以下のタイプがあります。
- カードタイプ(専用型・クレジットカード一体型)
- モバイルタイプ
- コインタイプやキーホルダータイプなど
他の電子マネーと異なり、様々なタイプがあるのが特長です。
カードタイプのQUICPay
カードタイプには、QUICPay専用型とクレジットカード一体型があります。
クレジットカードを申し込むと追加カードとして発行できるのが専用型です。
QUICPay機能を搭載した一体型のクレジットカードも多く、場面に応じてカード決済と電子マネー決済を使い分けることができます。
また、nanacoカードにQUICPay機能が搭載されたQUICPay(nanaco)もあります。
セブン-イレブンで利用するとポイントを二重取りできるお得な1枚です。
モバイルタイプのQUICPay
対応クレジットカードをスマホに登録すれば、スマホ1台でQUICPay決済が可能となります。
QUICPayをスマホで使うには、次の端末が必要です。
- iPhone7以降のiPhone端末
- おサイフケータイに対応しているAndroid端末
iPhone SE(第1世代)では利用できません。また、海外製のAndroid端末はFeliCaチップを搭載していない可能性が高いので要注意です。
その他のタイプのQUICPay
QUICPayはコイン型やキーホルダー型がある珍しい電子マネーです。
これらをかざすだけで決済が完了し、身につけておけばスマホやカードを鞄から取り出す手間が省けます。
ANA QUICPay+nanacoというキーホルダー型のタイプもあり、これにはANA Skipサービス(搭乗券代わりにかざすだけ)・nanaco・QUICPay、3つの機能が搭載されています。
いずれも対応するクレジットカードの申し込みフォーム、またはマイページにて申し込めます。
QUICPay+との違いは?
QUICPay+というサービスもあります。
基本的な機能や使い方は同じで、QUICPayに新たに追加されたサービスと考えればOKです。
項目 | QUICPay | QUICPay+ |
---|---|---|
支払い方法 | ポストペイ | プリペイド ポストペイ デビット |
1回あたりの上限額 | 20,000円まで | 上限なし |
利用できる場所 | QUICPayマークを掲げるお店 | QUICPayマーク、QUICPay+マークを掲げるお店両方 |
上限額が大きく、クレジットカードに加えてデビットカードやプリペイドカードも登録できるのが相違点です。
QUICPay対応カード
QUICPayを使うには、対応するクレジットカードが必須です。
プリペイドカードやデビットカードのように審査なしで使うことはできません(QUICPay+は例外)。
対応カードは数多くあります。以下に発行会社の一例を紹介します。
- ジェーシービーグループ
- クレディセゾン
- 楽天カード
- オリエントコーポレーション
- 三菱UFJニコス
- ジャックス
- アプラス など
QUICPayでポイントを貯める方法
QUICPay独自のポイントサービスはありません。QUICPayと連携するクレジットカードのポイントが付与されます。
クレジットカードの基本還元率は0.5~1.0%ほど。種類によって違います。
できるだけ高還元率のカードを選ぶのがQUICPayで効率よくポイントを貯めるコツです。
QUICPayと相性が良い高還元率のカードは最後に紹介しているので、カード選びのヒントにしてください。
QUICPayが使える店
QUICPayが使えるお店は上記のマークが目印です。QUICPay+が使えないお店には、右側のマークがありません。
QUICPayは日常生活の必需品、家族や親しい友人との食事、ストレスを発散できるレジャー施設まで、様々な場面で利用可能です。
その数実に全国121万ヶ所以上!街中にある以下のお店でQUICPayが利用できます(一例)。
- コンビニエンスストア
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど - ガソリンスタンド
ENEOS、昭和シェル石油 - スーパーマーケット
イオングループ、イトーヨーカドー、イズミヤなど - ドラッグストア
ウエルシア薬局、マツモトキヨシ、コクミンなど - カフェ
ドトールコーヒーショップ、タリーズコーヒー、エクセルシオールカフェなど - 居酒屋
大庄水産、庄やなど - ファストフード
マクドナルド、吉野家、ケンタッキーフライドチキンなど - グルメ
ガスト、バーミヤン、餃子の王将など - タクシー
日本交通、東京無線タクシー、昭和グループなど - ホームセンター・暮らし・雑貨
LOFT、アヤハディオなど - 家電・キャリアショップ
エディオン、ビックカメラ、ジョーシンなど - 本・音楽
TSUTAYA、HMV&BOOKS、紀伊国屋書店など - ファッション・美容
ユニクロ、Right-on、株式会社パルなど - 百貨店・モール
阪急百貨店、近鉄百貨店、六本木ヒルズなど - レジャー・アミューズメント
東京ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど - 空港施設
成田空港、関西国際空港、ANA FESTAなど
QUICPayが使えるお店や施設を確認する方法
QUICPayが使えるお店・施設は、QUICPayの公式サイトですぐに調べることができます。
「キーワード」「駅名」「郵便番号」など検索方法も多様です。以下は新宿駅周辺の検索結果です。
スマホで手軽に検索可能なので、外出先でも簡単にQUICPayの加盟店が分かります。
QUICPayが利用できる高還元率クレジットカード
最後に、QUICPayを利用するならおすすめしたい高還元率クレジットカードを紹介します。
QUICPayでお得にポイントが貯まるうえ、年会費がかからないカードをピックアップしました。
- JCB CARD W
- Orico Card THE POINT
- 楽天カード
JCB CARD W
JCBカード W | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~10.5%※J1 |
マイル | 0.6%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay ApplePay GooglePay |
|
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 最短5分※J1 |
JCBが発行するクレジットカードは、やはりQUICPayと相性抜群です。
QUICPay(nanaco)やコイン型、ANA QUICPay+nanacoなど多様性も◎。
中でもおすすめしたいJCB CARD Wは、インターネット限定・39歳までの人が申し込みできるカードです。
他の多くのJCBカードは1,000円利用につき1ポイントが付与されますが、JCB CARD Wなら1,000円につき2ポイント。つまり、ポイント還元率が2倍です。
さらに、セブン-イレブンや高島屋、AmazonなどのJCB ORIGINAL SERIES パートナーではポイント還元率がアップします。
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINT | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、QUICPay | |
国際ブランド | Mastercard、JCB | |
発行会社 | 株式会社オリエントコーポレーション | |
発行期間 | 最短8営業日(オンライン申込) |
Orico Card THE POINTも電子マネーを日常で使う人におすすめしたい1枚です。
基本は100円利用につき1ポイントが付与される還元率1%のクレジットカードですが、入会後半年間は付与されるポイントが2倍になります。
Pontaポイント、dポイント、WAONポイントなど、交換先に共通ポイントが多いのも魅力です。
そして、QUICPayだけでなくiDも搭載しているクレジットカードは他にはほとんどありません。
Orico Card THE POINTなら電子マネー決済できないシーンはほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
なお、ワンランク上のOrico Card THE POINT PREMIUM GOLD(年会費1,986円)ならQUICPay利用時のポイント還元率がさらに高く1.5%です。
QUICPay利用が多いなら、年会費を払ってでも持つのがおすすめです。
楽天カード
楽天カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~3.0% |
マイル | 0.5%~1.5% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 550円(税込) ※楽天会員ランクがプラチナ以上の場合は無料 |
|
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB | |
発行会社 | 楽天カード株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
楽天カードは100円利用につき楽天ポイントが1ポイント付与されます。
カード型QUICPayは利用できませんが、Apple PayやGoogle Payに登録すればスマホで利用できます。
楽天カードは楽天市場を利用する人、楽天ポイントを貯めたい人に必携のクレジットカードです。楽天市場でのポイント還元率は3%にも達するためです。
さらに貯まったポイントを1円単位から様々なお店で使えるのも人気を集める理由でしょう。
少額決済で漏れなく楽天ポイントを貯めるためにも、街中のお店ではQUICPayを利用するのがおすすめです。
QUICPayはクレジットカード選びが大切!
- 高還元率のクレジットカードと連携すればポイントが貯まりやすい
- JCB CARD W
ポイント還元率1%、QUICPayのタイプも豊富 - Orico Card THE POINT
入会後6ヶ月間は2%還元、iDも搭載 - 楽天カード
ポイントを貯めやすく、使いやすい
QUICPayと紐づくクレジットカードが高還元率なら、効率的にポイントを貯められます。
QUICPayを利用できる加盟店は全国121万ヶ所もありますから、あらゆるシーンでポイントを獲得できるでしょう。
QUICPayでお得かつスマートなキャッシュレス生活を始めてみませんか。