楽天ペイとは？他のスマホ決済との違いとメリット・デメリット

楽天ペイはスマホ1つで料金を支払えるスマホ決済(QRコード決済)サービスの1つです。

支払いで楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントを支払いに充てられます。

還元率が高いので、普段から楽天ポイントを貯めている楽天経済圏ユーザーにピッタリのスマホ決済です。

本記事では楽天ペイの特徴やメリット・デメリット、使い方などを徹底解説します。

※本記事の価格は全て税込みです。

カード名	dカード GOLD	JCBゴールド	三井住友カード ゴールド(NL)	ゴールド・プリファード・カード	楽天プレミアムカード	三菱UFJカードゴールド
年会費 (税込)	11,000円(税込)	11,000円(税込) 初年度無料	5,500円(税込) 年間100万円以上の 利用で翌年以降永年無料※4	39,600円(税込)	11,000円(税込)	2,095円(税込) 初年度無料
還元率	1.0%～10%	0.50％～10.00％※J1	0.5%〜7%※M1	1.0%～3.0%	1.0%～5.0%	0.5%～1.0％
国際ブランド	Visa、Mastercard	JCB	Visa、Mastercard	American Express	Visa、Mastercard、 JCB、American Express	Visa、Mastercard、 JCB、American Express
キャンペーン	新規入会＆利用 ＋公共料金などすべて支払い 最大11,000ポイント プレゼント 2024年6月1日（土）〜	新規入会 ＋Amazon利用で最大23,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)～2025年3月31日(月)まで	新規入会＆条件達成で 最大8,000円相当 プレゼント 2024年11月1日～2025年2月2日	新規入会＆条件達成で 合計100,000ポイント 獲得可能	新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント	最大5,000円 キャッシュバック
申込対象	18歳以上	20歳以上	満18歳以上で、ご本人に 安定継続収入のある方 （高校生は除く)	20歳以上	20歳以上	18歳以上
発行スピード	最短5営業日	最短5分※J1	最短10秒 ※※即時発行が できない場合があります。	通常1～3週間	最短3営業日	最短翌営業日
公式サイト	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る

※3 内訳：新規入会＆条件達成でVポイントPayギフト5,000円分プレゼント。 新規入会＆5万円以上の利用でVポイント5,000円相当プレゼント。条件：新規入会＆スマホのタッチ決済3回利用/新規入会＆5万円以上の利用。
※4 年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。

楽天ペイとは

楽天ペイは楽天グループが提供するスマホ決済(QRコード決済)サービスです。

現金やクレジットカードを持っていなくても、スマホ1つで簡単に支払いできます。

楽天カードや楽天ポイントなど、楽天の各種サービスと相性が良いのが特徴です。

楽天ペイの支払方法

楽天ペイの支払方法はチャージ払い、カード払い、ポイント払いの3つです。

各支払い方法の還元率をまとめました。

最もお得なチャージ払いは、事前にチャージしておいた楽天キャッシュ残高で支払う方法です。

全部で6つのチャージ方法があります。

最もお得なのが楽天カードでのチャージです。

チャージと支払いの二重取りで、1.5%のポイント還元を受けられます。

カード払いは楽天ペイに登録したクレジットカードで直接支払う方法です。Visa・Mastercard・JCB・アメックスブランドのカードが登録できます。

カード払いは残高のチャージが不要な上、楽天カードなら1.0%のポイントも貯まります。

普段の支払いやキャンペーンで貯まった楽天ポイントも使えます。

ポイント払いでも1.0%の還元を受けられるため、無駄がありません。

楽天ペイが使えるお店

楽天ペイは使える主なお店は以下の通りです。

コンビニ・スーパーマーケットから飲食店、家電量販店まで幅広いお店が加盟しています。

2020年11月末には利用可能箇所が約500万箇所に到達するなど、使えるお店はどんどん増えています。

なお「楽天ペイ」の利用可能箇所数は約500万箇所、交通系電子マネー利用可能店舗数は約108万店舗（注4）となりました。
（注4）2020年11月30日（月）時点。

引用元：楽天とJR東日本、「楽天ペイ（アプリ決済）」において「楽天ポイント」から「Suica」へのチャージが可能に | 楽天グループ株式会社

実店舗だけでなく、ひかりTVショッピングやDMM.comといったオンラインショップでも使えます。

ネットショッピングで楽天ポイントを貯めたい方にもおすすめですよ。

使えるお店の一覧はスマホ決済が使えるお店からチェックしてください。

楽天ペイのメリット

楽天ペイのメリットは以下の通りです。

ポイント還元率が高い

楽天ペイはポイント還元率の高さが魅力です。

楽天カードで残高をチャージすると、チャージと支払いの二重取りで還元率が1.5%にアップします。

また、楽天ペイアプリは楽天ポイントカード機能も備えています。

楽天ポイントカード加盟店なら、楽天カードチャージ+ポイントカード提示+楽天ペイ払いの三重取りで最大2.5%還元も可能です。

楽天カードを持っていない人も、ポイントカード提示+楽天ペイで二重取りができてお得です。

楽天ポイントを貯めたいなら、楽天ペイを使わなければ損です！

期間限定ポイントが使える

楽天ペイでは期間限定ポイントを利用できます。

通常ポイントと期間限定ポイントの違いは以下の通りです。

楽天ペイなら、通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントも利用可能です。

請求書払いに対応

楽天ペイは2023年4月より請求書払いに対応しました。

電気やガスなどの公共料金や税金を楽天ペイアプリから簡単に支払えます。

ただし、請求書払いはポイント還元の対象外です。

しかし、楽天カードで残高をチャージして支払えば、実質0.5%還元を受けられます。

請求書払いでも、期間限定ポイントを含む楽天ポイントを利用できます。

普段から楽天ポイントを貯めている方なら、楽天ペイで公共料金や税金なども節約できるでしょう。

Suicaチャージでもポイントが貯まる

楽天ペイではモバイルSuicaの残高をチャージできます。

チャージ方法は全部で3つです。

通常、楽天カードでモバイルSuicaへチャージしてもポイントは貯まりません。

しかし、楽天ペイ経由で楽天カードからチャージすれば、0.5%のポイントが貯まります。

残高が一定以下になると夜間に自動チャージされる「夜間自動チャージ」もポイント還元の対象です。

なお、楽天ペイでモバイルSuicaをチャージできるのはおサイフケータイ搭載のAndroidのみです。

iPhone版の楽天ペイでは、モバイルSuica機能が使えません。

楽天ペイを利用するなら楽天カード

楽天ペイは単体でも利用できますが、よりお得に使うなら楽天カードとのセットがおすすめです。

楽天カードは楽天ペイの残高にチャージできる唯一のカードです。

チャージと支払いでポイントを二重取りでき、常に1.5%の還元を受けられます。

モバイルSuicaへのチャージや請求書払いでポイントを貯めたい場合も、楽天カードが必要です。

楽天ペイに楽天カードを登録すると、スマホで楽天カードのタッチ決済も利用できます。

スマホ1つでQRコード決済もタッチ決済も使えるようになり、利便性がさらにアップします。

楽天ペイの登録・利用方法

ここからは実際に楽天ペイを登録・利用する方法を解説します。

手順1.楽天ペイアプリのダウンロード

まずはスマホに楽天ペイアプリをダウンロードしましょう。

iPhoneはApp Storeから、AndroidはGoogle Playからダウンロードできます。

手順2.楽天ペイアプリの初期設定

インストールが終わったら楽天ペイアプリを起動し、初期設定を進めてください。

1. アプリを起動し「ログイン」をタップする
   
2. 楽天会員に登録済みの場合はユーザーIDまたはメールアドレスを入力し「次へ」をタップした後、パスワードを入力して「ログイン」をタップする
   
3. 楽天会員に登録していない場合は「楽天会員登録（無料）」をタップし、会員登録する
   
4. 規約を読み「全ての規約に同意して次へ」をタップする
   
5. 電話番号を入力し「SMSを送信する」をタップする
   
6. SMSで届いた認証番号を入力し「認証する」をタップする
   
7. 支払い元を選択し「設定する」をタップする

これで楽天ペイを使う準備は完了です。

手順3.楽天ペイで支払う

アプリの初期設定が終わったら、あとはショッピング時実際に支払うだけです。

楽天ペイの支払い方式は大きく3つあり、お店によってどの方式になるかが異なります。

• コード払い
  楽天ペイアプリのQRコード・バーコードを読み取ってもらう
• QR払い
  お店に設置されているQRコードを読み取る
• セルフ払い
  自分で金額を入力して支払う

コード払いの場合はレジで店員さんに「楽天ペイで支払う」と伝え、QRコードを読み取ってもらえばOKです。

QR払いの場合は「QR読み取り」をタップしてカメラを起動し、お店のコードを読み取ってください。

金額を入力し、「スライドでお支払い」をスライドして支払い完了です。

セルフ払いの場合は、アプリのトップ画面の「セルフ」をタップし、支払うお店を選択してください。

あとは金額を入力し、確認画面でスライドすれば支払い完了です。

他の支払い方式と違い、セルフ払いはレジに並ぶ必要がありません。

楽天ペイと他のQR決済の比較

QR決済は楽天ペイ以外にもさまざまな種類があります。

ここでは、代表的なQR決済であるPayPay、d払い、au PAYと楽天ペイを比較してみました。

楽天ペイはポイントの貯めやすさで他のQR決済をリードしています。

他のQR決済は基本の還元率が0.5%ですが、楽天ペイは1.0%です。

楽天ポイント加盟店ならポイントを二重取りできますし、楽天カードがあれば請求書払いでもポイントが貯まります。

楽天ペイのデメリット・注意点

楽天ペイの注意点は以下の通りです。

楽天ユーザー以外は残高をチャージしにくい

楽天ペイはチャージ方法が楽天のサービスに偏っています。

一般的なQR決済は複数のクレジットカードや銀行からチャージ可能です。

しかし、楽天ペイにチャージできるクレジットカード・銀行は楽天カードと楽天銀行しかありません。

ラクマおよび楽天ウォレットも、楽天が提供しているサービスです。

楽天のサービスを利用していない場合、チャージ方法はセブン銀行ATMか楽天ギフトカードに限定されます。

クレジットカードに比べると加盟店舗が少ない

楽天ペイを使えるお店は、クレジットカードの加盟店舗数に比べるとまだまだ発展途上です。

2020年11月末時点で利用可能箇所が500万店舗を超えるなど、加盟店は徐々に増えています。

それでも、50年以上の歴史を持つクレジットカードに比べるとまだまだ少ないのが現状です。

楽天ペイが使えない場合に備えて、クレジットカードも持ち歩くようにしましょう。

楽天ペイに関するよくある質問

最後に、楽天ペイに関するよくある質問をまとめました。

楽天ペイは楽天経済圏ユーザー向けのQR決済

楽天カードがあればチャージと支払いで1.5%の高還元を実現でき、請求書払いやSuicaでも0.5%のポイントが還元されます。

貯まった楽天ポイントは、そのまま支払いに充てることが可能です。

期間限定ポイントも使えるので、キャンペーンで貯まったポイントも無駄になりません。

このように、楽天ペイは楽天経済圏ユーザーが使うことで真価を発揮します。

普段から楽天ポイントを貯めている方や楽天のサービスを利用している方は、スマホ決済も楽天ペイを利用して一層お得な生活を送りましょう！