クレジットカードの中には、空港ラウンジの無料利用特典が付帯するものがあります。
ラウンジでゆっくり休憩できれば、空港の混雑や移動による疲れが軽減されます。移動出張や旅行の機会が多い方にとっては魅力的ですよね。
本記事では、空港ラウンジ特典を重視して選ぶおすすめクレジットカードをまとめました。
中には、VIP待遇のラウンジを使えるクレジットカードも!空港で優雅な気分を味わいたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
※本記事の価格は全て税込みです。
カード名 | 三井住友カード(NL)![]() | JCB CARD W![]() | アメックスグリーン![]() | JCBゴールド![]() | 楽天プレミアムカード![]() | dカード GOLD![]() | セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス(R)・カード ![]() | リクルートカード![]() |
年会費 | 無料 | 無料 | 月会費制1,100円/月 (年合計13,200円) | 11,000円 初年度無料 | 11,000円 | 11,000円 | 22,000円 条件付きで11,000円 | 無料 |
還元率 | 0.5%~5.0% | 1.0%~5.5% | 0.3%~1.0% | 0.5%~5.0% | 1.0%~5.0% | 1.0%~10% | 0.5%〜1.0% | 1.2%~4.2% |
国際ブランド | Visa、Mastercard | JCB | American Express | JCB | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | Visa、Mastercard | American Express | JCB |
キャンペーン | 最大8,000円相当 プレゼント | Amazon利用で 最大10,000円 キャッシュバック | 合計15,000ポイント プレゼント | Amazon利用で最大20,000円 キャッシュバック | 最大5,000ポイント プレゼント | 最大21,000ポイント プレゼント | 最大9,000円相当 プレゼント | 最大6,000円相当 プレゼント |
申込対象 | 18歳以上 | 39歳以下 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 個人の方も申込可能 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短即日 | 最短3営業日 | 1~3週間 | 最短即日 ※最短即日発行は平日11時までの申し込み。 | 最短3営業日 | 最短5営業日 | 最短3営業日 | 1~2週間 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |

空港ラウンジには3種類ある
空港ラウンジは、利用対象者や運営元によって3種類に大別されることが多いです。
- カード会社ラウンジ
- 航空会社ラウンジ
- プライオリティ・パス
空港ラウンジ重視のおすすめクレジットカードも、上記の分類ごとに解説しています。
おすすめクレジットカード一覧を見る前に、それぞれの特徴をざっくりと確認しておきましょう。
カード会社ラウンジとは
カード会社ラウンジとは、空港内に設定されている、複数のクレジットカード会社が共同で運営しているラウンジのことです。
ゴールドカード以上の上位ランクカードでは、カード会社ラウンジの利用が定番の付帯サービスとなっています(※対象ラウンジ・回数はカードにより異なる)。
対象クレジットカードを保有していない場合でも、1回あたり1,100円前後の利用料金を支払えば利用可能です。
海外では、ハワイと韓国の空港に対象ラウンジが設置されています。
航空会社ラウンジとは
航空会社ラウンジは、その名の通り航空会社が運営するラウンジです。
ANAの「ANA Lounge」、JALの「サクララウンジ」、デルタ空港の「デルタスカイクラブ」などが該当します。
航空会社ラウンジを利用するには、一般的に以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- ビジネスクラスまたはファーストクラスでのフライト
- 航空会社の上級会員になる
航空会社ラウンジは、アルコール飲料や軽食の無料提供、シャワールームなどの設備が充実しています。
カード会社ラウンジに比べると高級感があり、混雑しにくい点がメリットです。
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスは、国内外約1,300ヶ所の空港等に設置された対象ラウンジを使える、有料の会員制サービスです。
通常は、プランに応じて下記の年会費が必要です(※1ドル=110円で計算)。
会員プラン | 年会費 | ラウンジ利用料 |
---|---|---|
スタンダード | US$99(約10,890円) | US$35(約3,850円) |
スタンダード・プラス | US$299(約32,890円) | 10回まで:無料 11回目以降:US$32 |
プレステージ | US$429(約47,190円) | 無料 |
プライオリティ・パスが特典として付帯するクレジットカードを持っていれば、直接入会しなくても対象ラウンジを利用できます。
特典としてどのプランを利用できるのかはカードごとに異なります。主にプラチナカードクラスでは、プレステージ会員資格が付帯することが多いです。
※一部、プライオリティ・パスで利用できる航空会社ラウンジがあります。国内では、中部国際空港の「スターアライアンスラウンジ」が対象です。
※羽田空港のANA Loungeは、事前予約のうえ3,100円/回で利用できます。
カード会社ラウンジを使えるおすすめクレジットカード
まずは、カード会社ラウンジを使えるおすすめカードを5枚紹介します!
- NTTグループゴールドカード
- エポスゴールドカード
- ANA アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- エムアイカード プラス ゴールド
大まかに分けると、上の2枚がリーズナブル、下の3枚が充実したサービスを備えたカードとなっています。
NTTグループカードゴールド
NTTグループカードゴールド | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.6% |
マイル | 0.12%~ | |
年会費 | 初年度 | 5,500円 (年間ショッピング利用額100万円以上で無料) |
2年目以降 | ||
家族カード | 1,650円 (年間ショッピング利用額150万円以上の場合、家族カード1枚分が無料) |
|
旅行保険 | 海外 | 最高5,000万円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | なし | |
国際ブランド | VISA、Mastercard | |
発行会社 | NTTファイナンス株式会社 | |
発行期間 | オンライン入会(スピーディタイプ)で約1週間 |
- 前年度100万円以上利用で通常年会費5,500円が無料
- 国内31ヶ所・海外2ヶ所の空港でラウンジ利用可
- 旅行保険等も充実
カード会社ラウンジの利用のしやすさとコスト面のバランスが抜群なのがNTTグループカードゴールドです。
年会費は通常5,500円かかりますが、前年度100万円以上の利用があれば年会費が無料になります。
さらに、150万円以上の場合には、家族カードの年会費1,650円も1枚分無料になるという大盤振る舞い!家族カードの提示でもラウンジを無料で利用できます。
いわゆる「格安ゴールド」に分類してもよいほどリーズナブルなのに、国内の主要空港ラウンジをほぼ全て網羅しているのが魅力です。
ラウンジ関連以外では、主に以下のような特典を利用できます。
- NTT東西・NTTコミュニケーションズ・ドコモ等の料金が最大60%キャッシュバック
- 出光での給油代金が最大40円/Lキャッシュバック
- 国際線手荷物宅配優待サービス
- 最高5,000万円・家族も補償対象の海外/国内旅行保険
エポスゴールドカード
エポスゴールドカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5~2.5% |
マイル | 0.25~1.5% | |
年会費 | 初年度 | 5,000円 ※条件を満たすと無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1,000万円(自動付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | Visa | |
発行会社 | 株式会社エポスカード | |
発行期間 | 最短即日 |
- 国内19ヶ所・海外2ヶ所の空港でラウンジ利用可
- 年間50万円以上の利用で年会費永年無料
- 必要性の高い項目重視の海外旅行傷害保険
年間コストを最重視するなら、エポスゴールドカードがおすすめです。
年間50万円以上の利用またはエポスカード(一般)からのインビテーションで年会費が永年無料になります。
年会費無料条件が「NTTグループカードゴールド」よりも易しいですね。
使える空港の数は絞られているものの大都市圏の空港ラウンジは利用できます。よく使う空港がエポスゴールドカードの対象に含まれているならおすすめです。
ラウンジ以外には、主に以下のような特典を利用できます。
- 海外旅行傷害保険が充実!疾病治療費用270万円、携行品損害20万円補償
- 年間100万円利用で10,000円相当のボーナスポイント
- 指定3ショップでポイント3倍
- マルイでいつでもポイント2倍
- 年間4回開催されるマルイのセールで10%OFF
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%〜 |
マイル | 0.5%〜1.5% | |
年会費 | 初年度 | 7,700円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 2,750円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内 | 最高2,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 935円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay+、楽天Edy | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | |
発行期間 | 1週間〜3週間 |
- 国内28ヶ所・海外1ヶ所の空港でラウンジ利用可
- 空港ラウンジを同伴者1名無料で利用できる!
- ANAマイルを実質無期限で貯められる
ANAアメリカン・エキスプレス・カード(ANAアメックス)は、国内の主要28ヶ所とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジを利用できます。
特筆すべきは、なんと同伴者も1名まで無料で利用できること。アメリカン・エキスプレスが発行するクレジットカード共通のメリットです。
同伴者料金が無料になるのは、アメックス発行のクレジットカードを除いてはプラチナクラスのカードのみです。
それを一般ランクのカードでも使えるのでお得感が強いですね。家族・恋人・同僚などと一緒に空港を利用する際に便利です。
ラウンジ以外では、主に以下のような付帯サービスを利用できます。ANA国内線を頻繁に利用する方にイチオシのカードです。
- 実質無期限でANAマイルを貯められるカードの中でコスト最安
- 入会時・毎年のカード更新時1,000マイルもらえる
- 空港内ANA店舗で5%OFF、機内販売で10%OFF
- 海外から帰国時の手荷物宅配サービス無料
- ANAグループでの利用でポイント1.5倍
エムアイカード プラス ゴールド
エムアイカード プラス ゴールド | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%〜10% |
マイル | 0.25%〜0.5% | |
年会費 | 初年度 | 11,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 2,200円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(うち5,000万円利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | なし | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス、VISA | |
発行会社 | 株式会社 エムアイカード | |
発行期間 | 最短当日 |
- 国内31ヶ所・海外2ヶ所の空港でラウンジ利用可
- 羽田空港「TIAT LOUNGE」を使える希少なカード
- アメックスならプライオリティ・パスを優待価格で利用可能
エムアイカード プラス ゴールドは、三越伊勢丹グループが発行しています。
羽田空港国際線ターミナルの「TIAT LOUNGE」を利用できるのが、同価格帯のゴールドカードに無い大きなメリットです。
TIAT LOUNGEは、他のカードラウンジと比べて優雅な雰囲気です。シャワールーム、軽食・アルコール提供などがあり、設備が充実しています。
TIAT LOUNGEを無料で使えるクレジットカードは非常に少なく、エムアイカード プラス ゴールドを含め6種類ほどしかありません。
TIAT LOUNGEの利用料金は1回あたり3,850円です。他のカードラウンジ(1,100円前後)と比べると高額ですね。
TIAT LOUNGEを年間3回利用すれば、それだけ年会費の元を取れてしまいます!
カードブランドをアメックスにした場合のみ、プライオリティ・パスを優待価格で利用できるのも魅力です。
ラウンジ以外では、主に以下のような付帯サービスを利用可能です。
- 前年度の利用金額に応じ三越伊勢丹で最大10%ポイント還元
- 三越や伊勢丹で使える4,200円分のクーポンを毎年もらえる
- 最高1億円補償の海外旅行傷害保険
- 国際線利用時、手荷物宅配サービス優待
- ワンランク上の商品を優先購入「&LUXA」の年会費が永年無料
航空会社ラウンジを使えるおすすめカード
記事の冒頭でお伝えしたとおり、航空会社ラウンジを使うには、原則以下のいずれかが必要です。
- 航空会社の上級会員になる
- ファーストクラス・ビジネスクラスに搭乗する
しかし、下記カードについては、航空会社のラウンジ利用権利が特典として付帯します。
空港会社の上級会員になったり、ファーストクラス・ビジネスクラスに搭乗する必要はありません。
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- ANA JCB カードプレミアム
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
デルタ スカイマイル アメリカン・ エキスプレス・ゴールド・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 付与なし |
マイル | 1.0〜3.0% | |
年会費 | 初年度 | 28,600円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 13,200円 ※1枚目無料 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 935円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay+ | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | |
発行期間 | 1〜3週間 |
- スカイチームの航空会社ラウンジを利用可能
- 国内では大都市圏の主要9ヶ所の空港に対象ラウンジあり
- 提携によりJALの「サクララウンジ」を使える!
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(デルタアメックスゴールド)は、アメリカの航空会社「デルタ航空」とアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているカードです。
年間150万円以上の利用があると、デルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」が無料で付与されます。なんと、初年度は無条件です!
ゴールドメダリオン会員は、スカイチーム所属航空会社のラウンジを使えるようになります(スカイチーム所属会社のフライトが条件)。
本来なら飛行機に年間何度も乗らないと手に入らない上級会員資格が、一度も飛行機に乗らずに手に入るという驚愕の特典です。
世界第3位の航空会社アライアンス。デルタ航空の他、大韓航空、エールフランス、チャイナエアライン等19の航空会社が加盟している。
JALの「サクララウンジ」も使える!
JALが加盟しているアライアンスは「ワンワールド」です。スカイチームではありません。
しかし、下記の空港では、提携によりJALのサクララウンジを利用可能です。
- 羽田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
- 福岡空港
- 那覇空港
サクララウンジは、通常「JALグローバルクラブ(JGC)」というJALの上級会員でないと利用できません。
目安として、年間60万円前後JAL便を利用するとJGC会員になれるといわれています。
それを28,600円の年会費で利用できるのですから、いかにお得な特典なのかということがわかりますね。
なお、デルタアメックスゴールドの特典としてサクララウンジを使う場合には、スカイチームの航空会社を利用することが条件なので注意してくださいね。
ANA JCBカードプレミアム
ANA JCB カードプレミアム | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~1.0% |
マイル | 1.0%~2.0% | |
年会費 | 初年度 | 77,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 4,400円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(一部利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円 | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay、楽天Edy、PiTaPa | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 最短3営業日 |
- 国内線利用時に「ANA Lounge」を利用できる
- 国内33ヶ所・海外1ヶ所の空港でカード会社ラウンジも利用可
- プライオリティ・パスも使える
ANA JCBカードプレミアムは、ANAカードの最上位である「プレミアムカード」のうちの1枚です。
通常、ANA Loungeは、ANA国内線最高クラスのシートである「プレミアムクラス」で搭乗しないと利用できません(羽田空港を除く)。
しかし、ANAプレミアムカードを持っていれば、搭乗クラスに関わらずANA Loungeを利用できるのです。
ANAプレミアムカードは、クレジットカードのランクでいえばプラチナカードクラス。年会費は高額ですが、JCBなら最も安く抑えられます。
ANA プラチナカード | 年会費 (本会員) | 年会費 (家族会員) |
---|---|---|
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 88,000円 | 4,400円 |
ANA JCBカード プレミアム | 77,000円 | 4,400円 |
ANAダイナース プレミアムカード | 170,500円 | 無料 |
ANAアメックス・プレミアム | 165,000円 | 無料 (4枚まで) |
なお、JCBのプラチナカードクラスの特典として「プライオリティ・パス」も使えます。
国内33ヶ所・海外1ヶ所の空港でカード会社ラウンジも利用可能で、同伴者1名も無料です。
ANA JCBカードプレミアムを保有していれば、3種類の空港ラウンジを全種類利用できるということになります(カード会社ラウンジ、航空会社ラウンジ、プライオリティ・パス)。
空港ラウンジの他には、主に以下のような特典を利用できます。JCBのプラチナサービス(一部)にANAプレミアムカードの特典をプラスしたカードと考えるとわかりやすいでしょう。
- 搭乗ボーナスマイル50%
- ANA航空券購入時のマイル還元率3%
- 入会・継続ボーナスマイルとして毎年10,000マイルもらえる
- 24時間365日対応のコンシェルジュデスク
- 最高1億円補償の海外旅行傷害保険
プライオリティ・パスを使えるおすすめクレジットカード
頻繁に海外を訪れる人には、プライオリティ・パスが付帯サービスとして付くクレジットカードがおすすめです。
世界中の約148の国や地域で1,300ヶ以上の対象ラウンジを利用できます。
- 楽天プレミアムカード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
- JCBゴールド ザ・プレミア
- 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
年会費・家族カードでの利用可否・同伴者料金は以下のとおりです。
前項で紹介したANA JCBカード プレミアムもプライオリティ・パス優待が付帯するので、併せて記載しています。
カード名 | 年会費 | 家族カードでの無料利用 | 同伴者料金 |
---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 11,000円 | ✕ | 3,300円 |
JCBゴールド ザ・プレミア | 11,000円(年間100万円利用時) または 16,500円 | ✕ | 2,200円 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 11,000円(年間200万円利用時) または22,000円 | 家族カード発行不可 | 2,200円 |
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円 | ○ | 3,300円 |
アメックスゴールド ※年2回まで無料 | 31,900円 | ○ | 32米ドル (約3,520円/1ドル110円の場合) |
ANA JCBカード プレミアム | 77,000円 | ✕ | 2,200円 |
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0~5.0% |
マイル | 0.5~2.5% | |
年会費 | 初年度 | 11,000円(税込) |
2年目以降 | ||
家族カード | 550円(税込) | |
旅行保険 | 海外 | 4,000万円(自動付帯) 1,000万円(利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay、楽天Edy | |
国際ブランド | Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB | |
発行会社 | 楽天カード株式会社 | |
発行期間 | 最短3営業日 |
- プライオリティ・パス付帯カードの中でコスト最安!
- 国内33ヶ所・海外2ヶ所の空港でカード会社ラウンジも利用可
- 楽天市場でポイント最大7倍
楽天プレミアムカードは、自己申込みができる楽天カードの中で最高ランクのクレジットカードです。
プライオリティ・パスの最上位クラスであるプレステージ会員に無料で申し込めます。
家族カードでは利用できませんが、同伴者料金は通常32米ドルのところ3,300円で利用できます。
年会費は11,000円で、プライオリティ・パス(プレステージ会員)を使えるカードの中では最安です。
プレステージ会員の料金は通常429米ドル(約47,000円)がかかるので、本特典だけで年会費の元が取れてしまいます(※1ドル=110円として計算)。
もちろんカード会社ラウンジも利用できます。利用可能な国内空港は33ヶ所で最多です。
空港ラウンジ関連以外では、楽天市場でポイントが最大7倍貯まるのが大きなメリット。楽天ユーザーには嬉しい特典ですね。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5% |
マイル | 1.125%〜1.375%(セゾンマイルクラブ加入時) | |
年会費 | 初年度 | 22,000円 |
2年目以降 | ||
追加カード | 3,300円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay、ID | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン | |
発行期間 | 最短3営業日(セゾンカウンター受取) |
- 最安11,000円でプライオリティ・パス(プレステージ会員)を無料申込み可能
- 国内33ヶ所・海外1ヶ所の空港でカード会社ラウンジを利用可
- 24時間対応のコンシェルジュ、プラチナ限定優待特典も利用できる
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(セゾンプラチナ・ビジネスアメックス)は、「ビジネス」と付きますが、個人の名前で申込みできるクレジットカードです。
プライオリティ・パスのプレステージ会員に無料で登録できます。同伴者料金は通常32米ドルのところ2,200円の優待価格で利用可能です。
通常年会費は22,000円ですが、年間200万円以上のカード利用があれば次年度の年会費が半額になります。
その上、コンシェルジュサービスやプラチナカード限定の優待特典も利用可能です。
年間200万円以上の利用があれば、楽天プレミアムカードと同じ金額でプラチナカードのサービスを受けられます。
価格を抑えてプラチナカードを保有したい方にはうってつけですね。
「セゾンマイルプログラム」というサービスに無料登録すると、JALマイルを最高1.125%の高還元率で貯められるので、JALマイルを貯めたい方にもおすすめです。
JCBゴールド ザ・プレミア
JCBゴールド ザ・プレミア | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~ |
マイル | 0.3%~ | |
年会費 | 初年度 | 16,500円 ※年会費(11,000円) + サービス年会費(5,500円) |
2年目以降 | 11,000円 ※年間利用額が100万円以下の場合は16,500円 |
|
家族カード | 1人目:無料 2人目:1,100円 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 2〜3週間 |
- 最安11,000円でプライオリティ・パス(プレステージ会員)を無料申込み可能
- 国内33ヶ所・海外1ヶ所の空港でカード会社ラウンジを利用可
- JCBゴールドと同価格で特典が増えてお得
JCBゴールド ザ・プレミアは、招待制のクレジットカードです。JCBゴールドを保有し一定の条件を満たした方のみ招待が届き、発行可能となります。
JCBゴールド ザ・プレミア以上の限定特典として、プライオリティ・パス(プレステージ会員)に無料で申込みできます。
最大のメリットは、年間100万円以上の利用があれば通常15,600円の年間コストが11,000円になること。JCBゴールドと同じ年会費で利用できます。
家族カードでは利用不可ですが、同伴者料金は通常32米ドルのところ2,200円で利用できます。
セゾンプラチナ・ビジネスアメックスよりも条件が易しく、楽天プレミアムカードよりもステータス感があるのが特徴です。
国内33ヶ所・海外1ヶ所(ハワイ)の空港でカード会社ラウンジも利用できます。
空港ラウンジ以外では、一流レストランでの飲食代金が30%OFFになる「ダイニング30」などの特典が使えるのが魅力的です。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5~1.0% |
マイル | 移行不可 | |
年会費 | 初年度 | 22,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 1人目無料、2人目以降3,300円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | 三菱UFJニコス株式会社 | |
発行期間 | 最短3営業日 |
- 家族カードでもプライオリティ・パス(プレステージ会員)を無料申込み可能!
- 国内32ヶ所・海外1ヶ所の空港でカード会社ラウンジ利用可
- コンシェルジュなどのプラチナサービス、三菱UFJ銀行の優待あり
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(三菱UFJカード・プラチナアメックス )は、特典としてプライオリティ・パスのプレステージ会員に無料で申し込めます。
ここまでに紹介したカードとは異なり、家族カードも対象なのが最大のメリットです。
三菱UFJカード・プラチナアメックス の家族カードは1枚まで無料で作れます。夫婦での海外旅行で大活躍してくれそうですね!
登録型の自動リボ払いサービス「楽Pay」でリボ手数料が発生した場合には、年会費を19,000円に抑えることができます。
夫婦2人で使う場合、1人あたり9,500円でプライオリティ・パスが使い放題と考えると、非常にお得感がありますね。
24時間365日対応のコンシェルジュサービスなどの他、三菱UFJ銀行のATM手数料優遇などの特典もついています。
コスト・ステータス・特典のバランスが抜群のプラチナカードです。
夫婦利用でおすすめのクレジットカード|別々か家族カードが得か比較アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.3%~1.0% |
マイル | 0.5~1.0% | |
年会費 | 初年度 | 31,900円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 1枚目:無料 2枚目以降:13,200円 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 935円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay+ | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | |
発行期間 | 最短3営業日 |
- プライオリティ・パスは家族カードも含め年2回まで無料で利用可能!
- 国内28ヶ所・海外1ヶ所の空港でラウンジ利用可
- アメックスプロパーならではの充実の保険・補償を使える
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)なら、プライオリティ・パスのスタンダード会員に無料で登録できます。
スタンダード会員は通常、99米ドル(10,890円相当)の年会費と、1回につき32米ドル(3,520円相当)の利用料金がかかります(※1ドル=110円で計算)。
アメックスゴールドの特典なら、年会費だけでなく1回あたりの利用料金が2回まで無料になります。家族カードも対象です。
アメックス・ゴールドの家族カードは1枚まで無料で発行できます。
「海外に行くのは年に1~2回の家族旅行だけ」という方であれば、家族カードがプライオリティ・パスの特典対象外のカードよりも、アメックスゴールドのほうが使い勝手が良いかもしれませんね。
その他にも、下記のような特典を利用できます。
- コース料金1名無料のダイニング特典
- 最高1億円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
- 海外旅行時の自宅~空港間スーツケース無料宅配
- キャッシュレス診療も使える海外アシスタンス
- 【2021年1月開始予定】年間50,000円までのスマホ補償
- 【2021年2月開始予定】カード更新で15,000円分のホテルクーポン
- 【2021年2月開始予定】カード更新で3,000円分のスターバックス特典
その他のラウンジを使えるおすすめカード
ここまで紹介したラウンジサービス以外で、プライオリティ・パスに準ずるラウンジを使えるカードがあります。
- ミライノ カード Travelers Gold
- ダイナースクラブカード
それぞれのラウンジサービスとカードの特徴を解説しますね。
ミライノ カード Travelers Gold
ミライノ カード Travelers Gold | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.2% |
マイル | 0.48% | |
年会費 | 初年度 | 11,000円 |
2年目以降 |
||
家族カード | 無料(3枚まで発行可) | |
旅行保険 | 海外 | 最高5,000万円(自動付帯) |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD | |
国際ブランド | Mastercard | |
発行会社 | ライフカード株式会社 | |
発行期間 | 1~2週間 |
- 国内26ヶ所の空港でカード会社ラウンジを利用可
- 家族カードも含め「ラウンジ・キー」が年間6回無料
- ポイント還元率1.2%・住信SBIネット銀行の手数料優遇あり
「ラウンジ・キー」は、プライオリティ・パスと同じ会社が運営するラウンジサービスです。
クレジットカードの付帯特典としてのみ提供されており、プライオリティ・パスで利用可能なラウンジの一部をラウンジ・キーで使えます。
利用可能なラウンジの数は以下のとおりです。
- プライオリティ・パス:約1,300
- ラウンジ・キー:約1,150
ラウンジ・キーを使えるクレジットカードはいくつかありますが、カードごとに内容が異なります。
中でもミライノ カード Travelers Goldのラウンジ・キーは非常に優秀です。家族カードも含め、年間6回まで無料で利用できます(7回目以降は32米ドル/回)。
海外空港ラウンジ利用回数が年間6回以下かつ家族と一緒にラウンジを使う方なら、本会員のみプライオリティ・パス使い放題のカードよりも使い勝手が良さそうですね。
国内では、主要26ヶ所の空港でカード会社ラウンジを利用できます。
ミライノ カード Travelers Goldってどんなカード?
ミライノ カード Travelers Goldは、大手ネットバンクのひとつである住信SBIネット銀行が発行しているクレジットカードです。
ポイント還元率が1.2%と比較的高く、住信SBIネット銀行の振込手数料・ATM手数料が優遇される等のメリットがあります。
発行するには、住信SBIネット銀行の口座開設が必須という点に注意してください。
ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.25%~0.4% |
マイル | ANAマイル:1.0% その他航空会社のマイル:0.5% *JALは2,500ポイント=1,000マイル |
|
年会費 | 初年度 | 24,200円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 5,500円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(※1・2の合算額) 1:自動付帯5,000万円 2:利用付帯5,000万円 |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | ダイナースクラブ | |
発行会社 | 三井住友トラストクラブ株式会社 | |
発行期間 | カード到着まで2~3週間ほど |
- 家族カードも対象!国内外800ヶ所以上のラウンジを利用可
- 国内32ヶ所の空港でカードラウンジも利用できる
- ステータスカードとしても名高くダイニング特典が豊富
ダイナースクラブカードでは、ダイナースが運営する「クラブラウンジ」、国内空港のカード会社ラウンジ、海外の提携航空会社ラウンジなど合計800ヶ所以上のラウンジを無料で利用できます。
本会員・家族会員ともに対象です(海外ラウンジは2021年4月より年間10回まで無料・11回目からは3,500円/回)。
プライオリティ・パスよりも対象ラウンジの数は少ないものの、世界の主要観光地には対象ラウンジが設置されていることが多いです。
実際に「ダイナースクラブカードがあればプライオリティ・パスがなくても大丈夫」という声も多くみられます。
もちろん国内のカード会社ラウンジも利用可能です。
国内ラウンジについては、カードで貯まったポイントを「国内空港ラウンジ/同伴者無料クーポン」と交換することで、同伴者も無料で利用できます。
ダイナースクラブカードってどんなカード?
ダイナースクラブカードは、1961年に日本で初めて発行されたクレジットカードです。
当初から富裕層をターゲットとしており、審査が厳しいことでも知られています。
ダイナース(Diner’s)とは文字通り「食事をする人」という意味で、レストランに関する特典が豊富なのが特徴です。
代表的な特典に、以下のようなサービスがあります。
- 一流レストランのコース料理1名無料
- 予約が取れない人気店の空席情報を優先的にお知らせ
- 高級店の1人用コース・テイクアウトを優待価格で
- Mastercard加盟店で使えるサブカードを無料発行可能(コンパニオンカード)
- キャッシュレス診療も使える海外アシスタンス
- 最高1億円補償の国内・海外旅行傷害保険
空港ラウンジ重視のクレジットカードは「質」で選ぶのが吉
最後に、本記事で紹介したクレジットカードの一覧をおさらいしましょう。
- NTTグループゴールドカード
- エポスゴールドカード
- エムアイカード プラス ゴールド
- ANA アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- ANA JCB カードプレミアム
- 楽天プレミアムカード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
- JCBゴールド ザ・プレミア
- 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- ミライノ カード Travelers Gold
- ダイナースクラブカード
昨今は格安ゴールドカードも人気ですが、使えるラウンジの質を重視すると移動の疲れが軽減されるというメリットもあります。
同じカード会社ラウンジ対応カードでも、使える空港の数や同伴者料金に違いがある点に着目して選ぶとよいでしょう。
特におすすめなのが、JALサクララウンジも使えるデルタアメックスゴールドです。最小コストで航空会社のVIPラウンジを利用できます。
自分に最適なクレジットカードを選び、ラウンジで優雅なひとときを満喫してくださいね。