おサイフケータイはAndroidスマホで利用できるスマホ決済アプリです。
スマホを財布代わりにして支払いをすることができる非常に便利なサービスですが、おサイフケータイでクレジットカードを使うことはできるのでしょうか。
今回は、エポスカードがおサイフケータイで使えるのか調べてみました。
- エポスカードはおサイフケータイで直接使うことはできない
- エポスカードを電子マネーのチャージ先にして利用することは可能
- エポスカードはクレジットチャージもポイント付与対象になる
- 対応しているのは楽天Edy、モバイルSuica
エポスカードはおサイフケータイで直接使うことはできませんが、電子マネーのチャージ先に設定して使うことはできます。
この記事では、エポスカードとスマホ決済について解説します。
年会費 | 永年無料 | 追加カード | ETCカード |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~ | ポイント | エポスポイント |
マイル | - | 付帯保険 | 海外旅行 |
電子マネー | Suica | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
おサイフケータイとは
まずは、おサイフケータイのサービスの詳細について見ていきましょう。
おサイフケータイは、FeliCa搭載のAndroidスマホで利用できるサービスです。
おサイフケータイで利用できる電子マネー
おサイフケータイを使って決済できる電子マネーは、以下の7種類です。
- iD
- QUICPay
- 楽天Edy
- モバイルSuica
- モバイルWAON
- nanacoモバイル
- モバイル スターバックスカード
各種電子マネーの利用方法
それぞれの電子マネーは、以下の手順で設定することができます。
- 各電子マネーのアプリをダウンロード
- 名前やEメールアドレスなどの情報等を入力
- おサイフケータイアプリを起動し、当該電子マネーがマイサービス欄に追加されていれば設定完了
そして、店頭ではレジ横にある端末にスマホをかざすだけで簡単に決済ができるようになります。
おサイフケータイで直接クレジットカード決済はできない
おサイフケータイで決済を行う際は、あくまで電子マネーでの支払いとなります。
しかし、クレジットカードを電子マネーに事前登録しておくと、チャージ金額がクレジットカードに請求されるようになります。
また、iDやQUICPayなど、対応のクレジットカードを持っていないと利用できない電子マネーもあります。
エポスカードをおサイフケータイで使いたい場合は?
エポスカードをおサイフケータイで使いたい場合、やはりクレジットカードを電子マネーのチャージ先に設定することになります。
エポスカードを使うには、電子マネーを介して間接的に利用することになるのです。
エポスカードに対応する電子マネー
エポスカードが対応している電子マネーは、以下の2つです。
- 楽天Edy
- モバイルSuica
いずれもおサイフケータイで利用できる電子マネーです。
加えて、電子マネーではありませんがプラスチックカードタイプのスターバックスカードのチャージにも使えます。
楽天Edyでエポスカードを利用する
楽天Edyは楽天が発行するプリペイド式の電子マネーで、全国さまざまな店舗で利用することができます。
電子マネーのクレジットチャージにエポスカードを設定するなら、楽天Edyが断然おすすめです。
理由は、そのポイント還元率。エポスカードを楽天Edyのチャージ先に設定すると、チャージした時と決済した時両方でポイントが貯まります。
チャージで1,000円あたり5エポスポイント(5円相当)、利用で200円あたり1エポスポイント貯まるため、ポイント還元率はなんと計1.0%。
エポスカードで直接決済するよりも楽天Edyを介して決済するほうがお得にお買い物ができます。
モバイルSuicaでエポスカードを利用する
エポスカードはモバイルSuicaのチャージ先にすることも可能です。
モバイルSuicaはさまざまなお店で決済できるだけでなく、スマホを改札にかざすだけで交通費の精算ができます。
スターバックスカードでエポスカードを利用する
画像引用元:Mobile Starbucks Card|スターバックス コーヒー ジャパン
プラスチックのスターバックスカードに、エポスカードでチャージをするのもおすすめです。
エポスポイントがスターバックスで使えるだけでなく、チャージの度に1.0%のポイントが還元されるためです。
ただし、チャージでポイントが貯まるのはプラスチックのスターバックスカードのみ。スマホ対応のモバイル・スターバックスカードでは残念ながらポイントが貯まりません。
モバイル・スターバックスカードにスターバックスカードの残高を移行することは可能です。
従って、エポスカードでチャージしたスターバックスカードを、モバイル・スターバックスカードに移行すれば、ポイント還元を受けられますし、おサイフケータイアプリを介して決済もできるようになります。
少々手間ですが、ポイントを無駄にしたくない人におすすめの方法です。
エポスカードはApple Payも対象
iPhoneユーザーはおサイフケータイアプリの利用はできませんが、Apple Payが利用できます(ただしiPhone 7以降のiPhone、またはApple Watch Series 2以降のApple Watchに限ります)。
Walletアプリにエポスカードを読み込むことで、おサイフケータイのようにiPhoneを機械にかざすだけで決済が完了できます。
Apple Payを利用してスマホ決済をする場合、使う電子マネーはQUICPayになります。
QUICPayはポストペイ型(後払い式)の電子マネーで、クレジットカードの利用請求と同時に引き落としされます。
QUICPay加盟店は全国に広がっているため、利用に困ることは少ないでしょう。
- おサイフケータイでエポスカードを使うなら電子マネーのチャージ先として利用する
- 利用できる電子マネーは楽天EdyとモバイルSuica
- エポスカードはクレジットチャージもポイント付与対象
- 楽天Edyでエポスカードを使えばポイント還元率が実質1.0%
- スターバックスカードにエポスカードでチャージ→モバイルスターバックスカードへ移行もおすすめ
- エポスカードはApple Payも使える
次の章では、改めてエポスカードの魅力に迫ってみましょう。
エポスカードについて
次に、改めてエポスカードとはどんなクレジットカードなのかを解説をします。
エポスカードは電子マネーに対応しているだけでなく、年会費や申し込み条件などにおいてたくさんの人におすすめしたいクレジットカードです。
年会費は永年無料
年会費は永年無料です。
エポスカードを発行して維持するだけなら一切お金はかかりません。
初めて契約するクレジットカードとしてもおすすめです。
申込み条件は高校生を除く18歳以上
申し込み条件は、高校生を除く18歳以上となっています。
安定した収入などの条件もないので、学生やフリーター、主婦の人でも申し込みしやすいクレジットカードです。
選べる国際ブランドはVisaのみ
選べる国際ブランドはVisaのみです。つまり、エポスカードはVisa加盟店での利用が可能です。
Visaは国内外問わず加盟店が多く、キャッシング対応のATMの数も多い国際ブランドとして知られています。
海外での知名度も高く、国内でも海外でも基本困ることなく利用することができます。
海外旅行保険付帯
年会費が永年無料にも関わらず、最大500万円補償の海外旅行保険が付帯されています。
年会費が無料なのに海外旅行保険が利用できるクレジットカードはかなり珍しいです。
ゴールドカードへのランクアップも
エポスカードを一定の金額以上利用し、支払遅延などもなかった場合、ゴールドカードへの切り替えを誘導するインビテーションが届きます。
このインビテーションを手にして切り替えを行うと、なんとゴールドカードにランクアップしても年会費は永年無料。
ゴールドカード特典を無料で利用できるクレジットカードはなかなかないので、エポスカードを持つならランクアップを狙いたいところです。
エポスカードのサービス・ポイント還元率について
次に、エポスカードのサービスやポイント還元率について解説します。
通常のお買い物のポイント還元率は0.5%
通常のポイント還元率は0.5%。あくまで平均的な数値で、エポスカードよりも高還元率のクレジットカードは数多あります。
しかし、ポイントアップ対象のお店がたくさんあるので、そのようなお店を積極的に利用することで効率良くポイントを貯められます。
飲食店やカラオケなど対象のお店で最大5倍
飲食店やカラオケなど、エポスカードが提携しているお店を利用するとポイントが最大5倍になります。
ポイント還元率はお店によって異なるので、よりポイント還元率の高いお店を狙って利用するべきでしょう。
ネットショッピングで最大30倍
エポスカードが提携しているネットショッピングを利用すると、ポイントが最大30倍になります。
こちらも利用するお店や購入する商品によってポイント還元率が異なります。
エポトクプラザでホテルや旅館を予約・支払いするとポイントアップ
会員専用のエポトクプラザと呼ばれるホテルや旅館が利用できるサービスを使って予約・支払いをするとポイントアップになります。
こちらも選ぶホテルや旅館によってポイント還元率が異なります。
携帯料金や光熱費、家賃の支払でもポイントが貯まる
エポスカードは携帯料金や光熱費、家賃の支払いもポイント付与の対象となります。
還元率は0.5%ですが、毎月確実に発生する固定費から少しでもポイントとして還元されるのは嬉しいポイントです。
リボ払いまたは3回以上の分割支払いにすると1.0%
リボ払いまたは3回以上の分割支払いにするとポイント還元率が1.0%になります。
ただ、リボ払いも分割払いも利息が上乗せされ支払額がそもそも高くなるので、ポイント還元率が上がるとしてもおすすめはできません。
エポスカードでリボ払いを行った場合の実質年利は15.0%。利用額によってはどんどん利用残高が膨れ上がり、最悪支払えないという事態になりかねません。
ポイントをたくさん貯めるためにリボや分割払いにしたのに、その分利息で損をしていては本末転倒です。
- 年会費は永年無料
- 永年無料なのに海外旅行保険が付帯されている
- ポイント還元率は0.5%
- リボまたは3回以上の分割払いで1.0%ポイント還元
- ネットショッピングや提携している飲食店やカラオケの利用でさらにポイントアップ
- 携帯料金や光熱費の支払いもポイントアップ対象
次の章では、さらにエポスポイントの上手な貯め方について徹底解説します。
上手なエポスポイントの貯め方
次に、エポスカードを使った上手なポイントの貯め方について解説します。
エポスカードは、提携しているお店やネットショッピングで使うとポイントアップするので、ポイントアップ対象のお店やネットショッピングで意識的に利用することがおすすめ。
リボ払いや分割払いの仕組みをきちんと理解せず、ポイント目的で利用することはおすすめしません。
エポスカード提携の飲食店やオンラインショップで貯める
エポスカードは、提携しているお店やエポトクプラザで宿泊施設を利用すればより多くのポイントが還元されます。
光熱費や携帯料金、家賃の支払い先にする
ポイント還元率0.5%とは言え、毎月発生する固定費からポイント還元されるのは見落せません。
ネット利用料や光熱費、家賃など毎月固定でかかる費用の支払い先に設定することをおすすめします。
楽天Edyで貯める
楽天Edyは前述の通り、利用とチャージで計1.0%のポイント還元率になります。
そのため、おサイフケータイでエポスカードを使いたい場合は楽天Edyを利用することをおすすめします。
楽天Edyなら利用可能店舗も多いですし、幅広く使うことができるでしょう。
スターバックスカードで貯める
スターバックスを頻繁に利用する人は、前述したようにスターバックスカードにエポスカードでチャージをして、チャージした分をモバイル・スターバックスカードに移行させる方法でポイントが貯まります。
この方法なら、チャージによるポイント還元率1.0%を受けることができます。
エポスポイントの貯め方はさまざま!
最後に、エポスカードの上手なポイントの貯め方についてまとめます。
- エポスカードと提携している飲食店やオンラインショップを利用する
- 光熱費や携帯料金の支払い先にする
- 楽天Edyを使う
- スターバックスカードの残高をモバイルに移行して使う
おサイフケータイでエポスカード利用したいなら、楽天Edyのチャージ先にするのがおすすめです。
あらゆるお店の決済に使えるだけでなく、ポイントを効率良く貯められるためです。
また、提携しているお店やネットショッピングを利用するともらえるポイントがアップするので、積極的に利用することをおすすめします。